2006年1月11日
IDNに関するICANN事務総長諮問委員会
ICANNは、IDNに関するICANN事務総長諮問委員会の設立をお知らせします。 委員会は、 ICANN理事会決議04.71に従い、 ICANN理事会とICANNコミュニティにIDNポリシーに関する問題、 なかでも特にトップレベルドメインのIDN実装に影響を与える問題について助言するために組織されています。
委員会メンバー
委員会メンバーの議席の中には、 特定のICANN構成組織向けに設けられているものがあるため、 その議席の議員はいずれ変わる可能性があることをお知らせいたします。 また、以下に記載される方々以外にもメンバーとなるよう要請しており、 ICANNが承諾を受け取り次第以下のリストを更新する予定です。
チェア
(アルファベット順)
Mouhamet Diop (CEO, Next SA)
Prof Hualin Qian (Professor, Computer Information Center, Chinese Academy of Sciences)
Paul Twomey (President and CEO, ICANN)
メンバー
(アルファベット順)
Pankaj Agrawala (Joint Secretary, Communication and Information Technology Ministry, India)
Mohammed El Bashir (Chairman , Sudan Internet Society)
Erin Chen (Internet Engineer, TWNIC)
Alex Corenthin (Departement Genie Informatique, Ecole Superieure Polytechnique)
Mark Davis (President, Unicode Consortium and Chief SW Globalization Architect, IBM)
Michael Everson (CEO, Evertype)
Patrik Faltstrom (Member, Internet Architecture Board and Corporate Consulting Engineer, Cisco Systems)
Mansour Farah (Senior Information Technology Officer, United Nations Economic and Social Commission for Western Asia)
Khaled Fattal (Chairman and CEO, Multilingual Internet Names Consortium (MINC))
堀田 博文 (株式会社日本レジストリサービス(JPRS) 取締役)
Pat Kane (Senior Product Manager, Verisign)
Cary Karp (President and CEO, MuseDoma
Cedarampattu (Ram) Mohan (Vice President, Business Operations, Afilias)
Kraisom Pronsuthe (Former permanent secretary, Information and Communication Technology Ministry, Thailand)
Imad Sabouni (General Manager, Syrian Telecom)
Michel Suignard (Microsoft)
James Woods (Product Manager - Domains, Tucows)
Hong Xue (Asia/Australia/Pacific Region, ALAC)
委員会の目的
- ICANNコミュニティ内のIDNに関する議論がネームスペースの継続的な発展に寄与するようにする
- 前述のような議論が、インターネットの継続的な安定性と相互運用性を保証するような形でインターネット上での複数言語の利用を促進するようにする
- IDNの議論と多言語ドメイン名に関する解決策実装の開発に関わっている全ての組織の一体化、調整、及び協調を強化する
- DNSでIDNが上手く実装されるための課題について、異なった(技術的、政治的、政府、私的)組織やステークホルダーの間で頻繁に時宜に適った議論が行われるようにする
- IDNガイドラインを適切に進展させ、現行の最良の方法(BCP)のドキュメントとし、更にそれらをDNS階層およびTLDの中に実装するようにする
委員会業務
IDNの実装が成熟するにつれ、委員会業務が変化することが予想されます。
委員会の幅広い活躍が、ICANN支持組織、委員会、 ステークホルダーの内外で起こるIDN関連業務の調整を促進するでしょう。
メンバーの様々な専門性により、 インターネットが上手く国際化するために委員会は重要な役割を果たし、 全ての言語でインターネット接続できるようになることでしょう。
まずは、 委員会には以下の主要分野に対し解決策を示すことが課されています。
- IDN TLDの課題:委員会は、国際化トップレベルドメインの実装に関する課題の分析とそれらへの解決策の提案が課されている
- IDNの技術的発展の課題:委員会は、ICANN事務総長(およびスタッフ)にIDNが継続的に発展する上での技術的な障害と機会についての一覧を提出することが課されている。これらは、コミュニティがICANNに対処もしくは対処に参画することを期待しているものである
- IDNポリシーの課題:委員会は、IDNのポリシーに関する問題が如何に取り扱われるべきかや、既存のポリシー策定プロセスの利用について、及び特定のIDN ポリシープロセスの定義について提案を練りICANN事務総長(およびスタッフ)に提出することが課されている。
ICANNからのアナウンス(2005年11月23日)
以上