2006年7月12日
ICANNがIDNとWHOISに関する決定を行い
マラケシュでの第26回国際公開会議を終了
Marrakech、Morocco、2006年6月30日: マラケシュに集まりました。 これらの会議は、毎年3回行われる会議のうちの一つで、 参加を希望する人には誰にでも開かれています。 これらはグローバルなコミュニティの意見を聴衆するというICANNの活動の本質を成すものです。
ICANN事務総長兼CEOのDr. Paul Twomey氏は以下のように述べました。
『会議は成功でした。国際化ドメイン(IDN)とWHOISポリシープロセスに進展があり、 理事会とICANN政府諮問委員会(GAC)間の関係についても然りです。』
『また、 これはアメリカ合衆国政府との覚書の期間が満了する前の最後の会議だったので、 私達は現在及び将来の組織のモデルについて議論しコンサルテーションプロセスを立ち上げました。』
1週間の間、IDNに関連し、 この重要な分野について既に行われた作業を更に進めるために多くのワークショップや会議が行われました。 IDNは世界中の人に自身の言語によるインターネットのドメイン名システムで情報交換することを可能にします。
会議は、 トップレベルドメイン(TLD)レジストリのワーキンググループが現在の最良の取り組みに関するドキュメントをまとめる期限を今年12月のブラジル、 サンパウロのICANN会議まで延長するという理事会の決議で終了しました。
マラケシュ会議はWHOISに関連する進展もありましたが、 ICANN理事会は、 分野別ドメイン名支持組織(GNSO)及び WHOISタスクフォースがこの複雑で論議の的である事項について理事会に勧告を行うには時間が更に必要であると認識しています。 理事会は、 2つのグループに2007年の早い段階で理事会が検討できるように勧告を準備するよう促し、 報告事項の期限を延長しました。
GACとICANN理事会の間の強化された協力関係を更に進める重要なステップとして、 両者は定期的なコミュニケーションプロセスを承認しました。 これにより、 ICANNのポリシー策定メカニズムの早い段階でGACがICANNの関連する構成組織に関与することで、 GACの同メカニズムへの参加をより良いものにすることになるでしょう。 それはまたICANN理事会とのタイムリーで正確なやり取りを保証するでしょう。
会議の最後に、 更にICANNは英国の国コードトップレベルドメイン(ccTLD) の管理者であるNominetとの間の書簡に署名し、 これを取り交わしたことを発表しました。 これは、ICANNと、 英国のccTLDである.ukのレジストリであるNominetとの間の協調を推進する意思を表明するものです。 Nominetは、 この2ヶ月間で7番目にICANNと関係を構築したレジストリとなりました。
更に、Nominetは、 .ukドメイン名空間をグローバルなインターネット業界で確実に代表するために、 ICANNの国別コードドメイン名支持組織(ccNSO)に参加すべく申請を提出します。 Nominetは、ccNSOが設立されて以来、 これに参加する最大のレジストリです。
ICANNについて
ICANNは国際的に組織された非営利法人であり、 インターネットプロトコル(IP)アドレス空間の割り振り、 プロトコル識別子の割当て、 分野別(gTLD)及び国コード(ccTLD)トップレベルドメイン名のシステム管理、 更にルートサーバのシステム管理を行っています。 詳しくは、 www.icann.orgをご覧下さい。
メディアからのお問い合わせ先
International Andrew Robertson、 Edelman (ロンドン) 電話:+44 7921 588 770 メール:andrew.robertson@edelman.com Tanzanica King、ICANN(米国) 電話:+1 310 301 5804 メール:tanzanica.king@icann.org
ICANNからのアナウンス(2006年7月10日)
"ICANN Concludes 26th International Public Meeting in Marrakech with Action on IDNs and WHOIS"
以上