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2006年8月11日

ICANNが.BIZ/.INFO 及び.ORGのgTLDレジストリ契約(案)を掲載

 2006年6月27日、ICANNは、 .BIZ/.INFO及び.ORGの運用のための新しいレジストリ契約案それぞれを一般へのお知らせのために掲載しました。 ICANNスタッフは、これらの契約案及び別紙を完成させるために、 これらのレジストリの現在の運用者と共に作業を継続してきました。 2006年7月18日、ICANN理事会は、 これらの契約案それぞれをパブリックコメントのために掲載することを承認しました。 パブリックコメント期間は、 2006年8月28日のカリフォルニア太平洋夏時間の午後5:00までです。 その時間に、コメントは理事会に提出され、 理事会が2006年9月13日の会議で検討します。

 契約案の鍵となる事項、 及び2001年の.BIZや2003年の.INFOレジストリ契約、 2003年の.ORGレジストリ契約との違いには、 以下のようなものがあります:

契約期間
.BIZ/.INFO/.ORGのレジストリ契約案は、当初6年間の契約期間となっています。.BIZ/.INFOの契約案それぞれは契約更新がなければ、2012年の12月末に満了し、.ORGの契約案は、契約更新がなければ2013年の6月末に満了します。
みなし更新
.BIZ/.INFO及び.ORGの新しい契約案それぞれは、レジストリ運用者による重大な且度重なる違反がない限り、更新されるものと見做されます。これは、2005年の.NETレジストリ契約や.COMの新しいレジストリ契約案それぞれと同様です。.BIZ/.INFO/.ORGレジストリの継続運営のため、レジストリ運用者と交渉される更新契約の条件について、契約案では5つの「最も合理的な比較対象である」gTLDとの比較を経て更新条件が決定されるものとされており、これは2005年の.NET契約と新しい.COM契約案を「5大gTLD」の文言と比較したのと同様です。
レジストリサービスにおける価格規制の引き上げ
広範な検討や議論の結果、新しい.BIZ/.INFO/.ORGのレジストリ契約案それぞれにおいては、これまでレジストリサービス対して課されていた価格規制の引き上げを定めています。しかしながら、現在のドメイン名登録者を保護し、レジストリ/レジストラコミュニティに計画立案の時間を与えるため、レジストリサービスにおいて少しでも価格を引き上げる場合は、レジストリ運用者が6ヶ月の事前通知を行うことが、新しいレジストリ契約それぞれと共に提案されたレジストリ-レジストラ契約のフォームによって義務付けられています。これは、2005年の.NETレジストリ契約に伴い履行されたレジストリ-レジストラ契約や、新しい.COM契約案に含まれるレジストリ-レジストラ契約の下で義務付けられている通知期間と同様です。
ICANNに支払う費用
新しい.BIZ/.INFO./ORGのレジストリ契約案は、年間のドメイン名の増加につき、2007年と2008年は0.15$から始まり、2009年と2010年は0.20$、2011年と2012年は0.25$という、ICANNに支払うスライド制のトランザクション料を定めています(新しい.ORGレジストリ契約案では、その料金体系は2007年7月に実施され、2013年まで継続するとされています)。しかしながら、ドメイン名毎のトランザクション料は、契約期間を通じて各四半期毎のドメイン名登録費用の平均に基づいて調整されるものとします。新しい契約案は、ICANNへ支払う料金としてトランザクション料の要素のみを規程しており、固定料金は定めていません。これは2001年に.BIZ/.INFOのレジストリ契約、2003年に.ORGのレジストリ契約で設定された固定手数料のアプローチとは明らかに異なるものであり、レジストリビジネスの成否に応じて各レジストリからICANNに支払い得る費用を適切に設定しようとするものです。
コンセンサスによるポリシーの実行と制限
2001年の.BIZ及び.INFOのレジストリ契約それぞれ、及び2003年の.ORGレジストリ契約は、各レジストリの運用者が特に列挙された項目を含め、コンセンサスによる、かつ仮のポリシーを遵守し実行するよう求めています。このリストは、2005年の.NETのレジストリ契約のために更新され、同じリストが.BIZ/.INFO/.ORGレジストリ契約案に組込まれました。更に、新しい.BIZ/.INFO/.ORGのレジストリ契約案それぞれには、コンセンサスによるポリシーの採択に関して.COMのレジストリ契約案と同様の制限が含まれています。この制限のリストはまた、2005年の.NETレジストリ契約に含まれるものとも同様ですが、新しいレジストリサービスを検討しての手続きへの修正は、.BIZ/.COM/.INFO及び.ORGレジストリ契約案の実際の発効日から2年より後でなければならないという点が異なっており、これは2005年の.NETレジストリ契約では発効から3年と定められています。
新しいレジストリサービスの承認プロセス
2005年の.NETレジストリ契約及び.COMのレジストリ契約案に既に見られるものと同様の、新しいレジストリサービス案の承認のための手続き/手順/及び条件が、.BIZ/.INFO/.ORGのレジストリ契約案にも含まれています。
データエスクローに関する規程
レジストリデータのエスクローの安全性と機能は、2005年以来、ICANNが交渉を進めてきたレジストリ契約の新しいフォームの主要な焦点になっています。そのため、新しいレジストリ契約案においては、レジストリ運用者とデータエスクローエージェントとの間の関係に対する要請同様、各レジストリによるデータエスクローに対する要請も拡大/明確化されています。
その他の標準的な条件
新しい.COMレジストリ契約案に倣い、.BIZ/.INFO/.ORGのレジストリ契約案それぞれは、トラフィックデータの統計目的のみの使用に関してSection 3.1(f)を設けています。しかしながら、2005年の.NETのレジストリ契約にはこの規程はなく、新しい.COMレジストリ契約案と一貫性を持たせるために.BIZ/.INFO/.ORGそれぞれのレジストリ運用者がこの規程を含めるよう交渉したものですが、前述の規程をこれらのレジストリが実行するものとは定められていません。

ICANNからのアナウンス(2006年7月28日)

"Proposed .BIZ, .INFO AND .ORG gTLD Registry Agreements"

以上

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