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社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
ICANN理事会(2011年3月18日開催)決議概要
アメリカ・サンフランシスコで開催された第40回ICANN会議の最終日、 2011年3月18日に開催されたICANN理事会決議の概要です。
決議のうち、主要なものは以下の通りです。
1. 新gTLD申請者ガイドブック完成に向けたプロセスについて
新gTLDの実装案に関しては、 政府諮問委員会(GAC)とICANN理事会で見解の相違があるため、 ICANNサンフランシスコ会議ではICANNの付属定款の定めに従い、 相互に容認できる解決策を探るための協議が行われました。 しかしながら、両者の溝が埋まるまでには及ばず、 合意に至ることはできませんでした。
そこで、最終日の理事会では、 新gTLD申請者ガイドブック完成に向けたスケジュール案*を採択し、 2011年4月15日を目処にGACの見解に対する理事会の最終回答と申請者ガイドブックへの修正内容を提出することを決議しました。 また、理事会としては、 次回のICANNシンガポール会議の初日の2011年6月20日に臨時理事会を開催して、 新gTLD申請者ガイドブック案を含めた新gTLD実装計画案の検討を行う意向にあります。 ICANN理事会チェアのPeter Dengate Thrushは、 シンガポールで記念のパーティーを行いたいとコメントしており、 次回会議では新gTLD申請者ガイドブックを完成させて前に進めたいという強い気持ちが伝えられました。
2. ICM Registryによる.XXXの申請の承認
ICM Registry(ICM)がレジストリとして申請中のスポンサー付きTLD(sTLD) である.XXXについて、 ICANN理事会はICMとの契約締結手続きを進めることを承認しました。 コミュニティからもGACからも最後まで反発が示され、 採決の結果も賛成9票、反対3票、 棄権4票と満場一致には至りませんでしたが、 長年の懸案事項であった本件は終結しました。
詳しくは、以下URLに掲載されている原文をご覧ください。
http://www.icann.org/en/minutes/resolutions-18mar11-en.htm
以上