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一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター

ICANN通常理事会(2019年1月27日開催)決議概要

  1. GNSO2評価作業部会による実装最終報告書の受け入れ承認
  2. At-Large諮問委員会の詳細な実装計画の検討
  3. 2020会計年度におけるIANA運用計画と予算
  4. 2021年10月のICANN会議の開催場所に関する契約
  5. ERP導入のためのOracle Cloudとの契約の更新と支払い
  6. gTLD登録データのための暫定仕様書の再承認
  7. アラビア文字スクリプトでモーリタリアを示す موريتانيا.の国コードトップレベルドメインのUniversité de Nouakchott Al Aasriyaへの委任
  8. .SS(南スーダン)のNational Communication Authority (NCA)への委任
  9. GAC勧告:バルセロナコミュニケ(2018年10月)
  10. ドメイン名システムのセカンドレベルにおける赤十字および赤新月の名前に関するGNSOコンセンサスポリシーの承認
  11. 理事会の委員会の構成とリーダーの変更
  12. 再検討要求16-11(Travel Reservations SRL、Famous Four Media Limited(およびその子会社である申請者dot Hotel Limited)、Fegistry LLC、Minds + Machines Group Limited、Spring McCook, LLCおよびRadix FZC(およびその子会社である申請者dot Hotel Inc.による.HOTELに関する再検討要求)の検討
  13. 再検討要求18-9 (DotKids Foundationによる.KIDSに関する再検討要求)の検討
  14. 再検討要求18-9の検討(Merck KGaAによる.MERCKに関する再検討要求)

1. GNSO2評価作業部会による実装最終報告書の受け入れ承認

理事会は、GNSO評価作業部会による大変な尽力を認識しています。 また理事会は、 GNSOの効率/透明性/アカウンタビリティの改善に関する勧告の実装報告書が、 GNSO評価結果を受けた実装計画が定めるスケジュール案に従って作成されたことに謝意を表明しました。

理事会は、 GNSO評価作業部会が作成したGNSOの2回目の評価に関するGNSO2評価実装最終報告書の受け入れを承認しました。 承認によって、この重要な評価作業は完了したことになります。 理事会はGNSOに対して、その継続的な改善プロセスの一環として、 GNSOの2回目の評価作業から導き出された勧告の実装の影響を引き続きモニタリングすることを奨励いたします。

2. At-Large諮問委員会の詳細な実装計画の検討

理事会は、At-Large評価実装作業部会の作業を認識しており、 作業部会のメンバーに対してその尽力に謝意を表明します。

理事会はAt-Large評価実装計画を受領しました。 計画に含まれる段階的なアプローチも承認しました。 理事会は、優先順位2および3レベルに割り振られている作業についてはさらに詳細情報が必要であることを認識しています。

理事会はAt-Large評価実装作業部会に対して、 6ヶ月ごとに理事会組織効率化委員会(OEC)にアップデートを報告するよう指示しました。 この半年ごとのアップデートには、既存の実装計画に対する進捗状況の報告や、 その後の実装計画の詳細に関する報告も含まれるものとします。 アップデートの中でAt-Large実装作業部会は実装の進捗と判断方法について更なる詳細を報告するものとし、 OECは必要と判断すれば、途中途中で説明を求めることができます。

理事会は、At-Large評価の実装が予算に与える影響は、 毎年の予算の編成プロセスの中で考慮されるべきであると考えます。

3. 2020会計年度におけるIANA運用計画と予算

理事会は、2020会計年度のIANA運用計画および予算を承認しました。 ここには、2020会計年度の暫定のIANA予算も含まれています。

4. 2021年10月のICANN会議の開催場所に関する契約

理事会は事務局長兼CEOまたはその指名する者に対して、 2021年10月のワシントン州シアトルでのICANN公開会議のための開催場所のために必要となるすべての契約と支払いを行うよう指示しました。 また、支払額の合計は[交渉事項に該当するため金額は非開示]を超えないよう、 指示しました。

なお、この決議のうち特定の項目については、交渉事項であることを理由に、 付属定款第3条第5.2項の定めに従い、 事務総長が開示を決定するまでは公開しないことが承認されました。

なお、この決議のうち特定の項目については、交渉事項であることを理由に、 付属定款第3条第3.5項(b)の定めに従い、 事務総長が開示を決定するまでは公開しないことが承認されました。

5. ERP導入のためのOracle Cloudとの契約の更新と支払い

理事会は事務総長兼CEOまたはその指名する者に対して、 ICANNのERPのソリューションのためのOracle Cloudとの契約の更新に必要なすべての手段を採り、 契約に伴う支払いを行うための権限を付与しました。

なお、この決議のうち特定の項目については、交渉事項であることを理由に、 付属定款第3条第3.5項(b)の定めに従い、 事務総長が開示を決定するまでは公開しないことが承認されました。

6. gTLD登録データのための暫定仕様書の再承認

理事会は、 レジストリ契約およびレジストラ認定契約が定める暫定のポリシー策定に関する手続きに従い、 gTLD登録データのための暫定仕様書を再承認しました。 再承認にあたって理事会は以下の判断を示しました。

  1. 登録データ中における個人情報の処理に関する既存の要件を暫定仕様によって修正することは引き続き正当であると理由付けられること。 また、レジストラサービス/レジストリサービス/DNS/インターネットにおける安定性または安全性の維持のために直ちに一時的に暫定仕様を設けることが引き続き必要であること。
  2. 暫定仕様はレジストラサービス/レジストリサービス/DNS/インターネットの安定性および安全性維持の目的のため、可能な限り最小限のものに限るよう作られていること。
  3. 暫定仕様書は、2019年2月19日からさらに90日間効力を持つこと。

理事会は、gTLD登録データのための暫定仕様書の採用に関する声明を再承認しました。 この声明は、暫定仕様書を採用する理由および、 暫定仕様書がインターネットの利害関係者からコンセンサスに基づく支持を得る必要がある理由について、 詳細に説明しています。

7. アラビア文字スクリプトでモーリタリアを示す موريتانيا.の国コードトップレベルドメインのUniversité de Nouakchott Al Aasriyaへの委任

PTIはICANNとの名前機能に関する契約上の責務の一環として、 Université de NouakchottAl Aasriyaに国コードドメイン موريتانيا.の委任を求める申請のレビューを行いました。 関係書類は申請の評価にあたって適切な手続きが踏まれたことを示しています。

8. .SS(南スーダン)のNational Communication Authority (NCA)への委任

PTIはICANNとの名前機能に関する契約上の責務の一環として、 National Communication Authority (NCA)に国コードドメイン.SSの委任を求める申請のレビューを行いました。 関係書類は申請の評価にあたって適切な手続きが踏まれたことを示しています。

9. GAC勧告:バルセロナコミュニケ(2018年10月)

理事会は、GACに含まれるGAC勧告の各項目への回答として、 『GAC勧告 -バルセロナコミュニケおよびパナマコミュニケに対する作業状況とアップデート(2019年1月25日付)』と名付けられたスコアカードを承認しました。

10. ドメイン名システムのセカンドレベルにおける赤十字および赤新月の名前に関するGNSOコンセンサスポリシーの承認

理事会は2018年9月27日にGNSO評議会において全会一致で承認された、 再招集された政府間国際機関(IGO)および非政府間国際機関(INGO) PDP作業部会による最終勧告を承認しました。

理事会は事務総長兼CEOまたはその指名する者に対して、実装計画を立て、 実施するよう、指示しました。 また計画には承認された勧告に関してICANN付属定款Aおよび2015年9月28日に理事会が承認した実装評価チームのためのガイドラインおよび指針(https://www.icann.org/resources/board-material/resolutions-2015-09-28-en-2.f 参照)に適った費用およびスケジュールが含まれるものとし、 その作業のために引き続きコミュニティと調整を行うよう、指示しました。

11. 理事会の委員会の構成とリーダーの変更

理事会は、理事会説明責任メカニズム委員会(BAMC)の議長にLeón Sanchezを任命、 Chris DisspainはBAMCのメンバーとして残るものとしました。 これらの決定は直ちに効力を生じます。

また理事会は、Matthew ShearsをOECのメンバーに任命しました。 この決定は直ちに効力を生じます。

12. 再検討要求16-11(Travel Reservations SRL、Famous Four Media Limited(およびその子会社である申請者dot Hotel Limited)、Fegistry LLC、Minds + Machines Group Limited、Spring McCook, LLCおよびRadix FZC(およびその子会社である申請者dot Hotel Inc.による.HOTELに関する再検討要求)の検討

理事会は、再検討要求16-11に関するBAMCの勧告を承認しました。

13. 再検討要求18-9 (DotKids Foundationによる.KIDSに関する再検討要求)の検討

理事会は、再検討要求18-9に関するBAMCの勧告を承認しました。

14. 再検討要求18-9の検討(Merck KGaAによる.MERCKに関する再検討要求)

理事会は、再検討要求16-12に関するBAMCの勧告を承認しました。

他の決議事項を含めた詳しい内容は、以下の原文をご覧ください。
Approved Board Resolutions | Regular Meeting of the ICANN Board

以上

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