メインコンテンツへジャンプする

JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

ロゴ:JPNIC

WHOIS 検索 サイト内検索 WHOISとは? JPNIC WHOIS Gateway
WHOIS検索 サイト内検索

各位

一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター

ICANNより、 ドメイン名の登録者情報のうち非開示情報の開示を求めるためのサービスとなる、 登録者データ請求サービス(Registration Data Request Service/RDRS)の提供を開始するとの発表があったので、 以下にICANNによるリリース文の和訳を提供します。

ICANNが非公開のドメイン名登録者データへの単純化された申請のためのグローバルサービスを開始

法執行機関、サイバーセキュリティの専門家、その他のための統一窓口であるRDRS

ICANNは、 登録者データ請求サービス(Registration Data Request Service/RDRS)を開始しました。 RDRSは、generic top-level domains (gTLDs)に関連する非公開の登録者データの開示請求を処理するための、 より一貫性のある標準フォーマットを提供する新たなサービスになります。 RDRSは https://rdrs.icann.org/ で利用できます。

多くのICANN認定レジストラは現在、 個人情報を保護する法律によって、 公開の登録情報に個人情報を載せないよう求められています。 個人情報は以前はWHOISデータベース上で閲覧することができました。 個人情報にアクセスすることができなくなったため、 利害関係のある関係者が必要な情報を入手することが難しくなっています。

RDRSはICANN認定レジストラや非公開のデータに合法的な利害関係を有する法執行機関や知財関係の専門家、 消費者保護提唱者、 サイバーセキュリティ―の専門家や政府関係者にとって重要な情報源となり得るでしょう。

RDRSの仕組み

RDRSは、非公開のgTLD登録者データを請求するための、無料でグローバル、 かつ、一括請求窓口となるシステムです。 RDRSは非公開のデータの請求者をサービスに参加するgTLDドメイン名を扱うICANN認定レジストラへとつなぎます。 このサービスは、 単一のプラットフォームを通じてリクエストを送信および受信するプロセスを合理化し、 標準化しています。

このサービスによって登録者データへのアクセスが保証されるわけではありません。 レジストラと情報の請求者との間のやり取りや情報の開示はシステム外で行われます。

サービスのメリット

RDRSは、 単一のプラットフォームおよび請求フォームを設けることによって非公開のgTLD登録者データの請求のための一貫性のある標準フォーマットを提供します。 これにより、ドメイン名を管理する正しいレジストラが自動的に識別され、 また、それぞれのレジストラによって管理されている必須情報を含む幾つものフォームに記入する必要がなくなり、 データ請求の手続きが簡素化されます。

サービスは統一されたプラットフォームを提供するものであり、 この仕組みによって情報の開示請求者は保留となっている請求や過去の情報にスムーズにアクセスすることができます。 さらに、必要なときに、新たな情報開示請求を行ったり、 添付資料を提出したり、開示請求をキャンセルすることができます。

一ヶ所で非公開情報への情報請求をすべて管理、追跡できる仕組みであるため、 レジストラはこのサービスを利用するメリットがあります。 情報請求があった場合にはレジストラは自動化された警告を受け取ります。 標準的な請求フォームを利用することによって、 情報請求を評価する際の正しい情報や補足資料の提出がより容易になります。

更なる情報および詳細について

RDRSは、ICANN理事会の指示によって、 WHOISにおける非開示情報の開示モデル(System for Standardized Access Disclosure/略称SSAD)に関連するポリシー決定に役立つよう、 使用状況に関する有益なデータを収集する目的で実施されるものです。 RDRSを利用するレジストラおよび情報請求者が増えれば増えるほど、 情報開示の判断を行う際に収集されるデータの正確性と価値が高まることになります。

RDRSに関するさらなる詳細については、 https://www.icann.org/rdrs-en にアクセスいただき、ユーザーガイド、よくある質問、 解説動画、フライヤーなどをご参照願います。

ICANNについて

ICANNの使命は、安定し安全で統一のグローバルなインターネットを保証することにあります。 インターネット上の他の人にコンタクトしようとする際は、 コンピュータやデバイスにアドレスや番号を入力する必要があります。 コンピュータが互いの場所を認識できるようにするためには、 アドレスは一意である必要があります。 ICANNはこの一意な識別子に関する調整と支援を全世界で行っています。 ICANNは1998年に非営利の公益を目的とする組織として設立され、 全世界におけるコミュニティが参加しています。

ICANNからのアナウンスの原文は、以下からご覧いただけます。
Press Release: ICANN Launches Global Service to Simplify Requests for Nonpublic Domain Name Registration Data

以上

このページを評価してください

このWebページは役に立ちましたか?
よろしければ回答の理由をご記入ください

それ以外にも、ページの改良点等がございましたら自由にご記入ください。

回答が必要な場合は、お問い合わせ先をご利用ください。

ロゴ:JPNIC

Copyright© 1996-2024 Japan Network Information Center. All Rights Reserved.