日本語ドメイン名運用試験(フェーズ2)開始について(2001年5月7日)
JPNICでは「汎用JPドメイン名における日本語ドメイン名に関する技術方針」でご案内した通り、 5月7日より日本語ドメイン名運用試験のフェーズ2(以下、フェーズ2)を株式会社日本レジストリサービス (以下、JPRS)と協同で開始いたします。 なお、フェーズ1についての詳細は 「日本語ドメイン名運用試験(フェーズ1)開始のご案内」をご参照ください。
フェーズ1の位置付けは、 各種アプリケーションが日本語ドメイン名を扱うためのソリューションを提供しご確認いただくものではなく、 日本語ドメイン名がDNSにどのような形で設定され、 運用されるのかをご確認いただける環境を提供するものでした。 具体的には、JPNICが指定した日本語ドメイン名のNS、 A、PTRレコードをJPゾーンのネームサーバに設定し、 インターネット上で参照可能としたものでした。
フェーズ2もフェーズ1と同様に、 日本語ドメイン名がDNSにどのような形で設定され、 運用されるのかをご確認いただける環境を提供するものです。 フェーズ2では、フェーズ1で指定した日本語ドメイン名に加え、 汎用JPドメイン名として登録されネームサーバ設定が行われた日本語ドメイン名をJPゾ ーンのネームサーバに設定し、 インターネット上で参照可能とします。
フェーズ2は、 IETFで多言語ドメイン名の正規化方式および文字エンコーディング方式の標準化 (Proposed Standard RFC化)が終了するまで継続します。 標準化終了の時期は未定ですが、現在の進捗状況から、 本年末頃が見込まれています。
フェーズ2環境へのアクセス手順は、以下のWebページをご参照ください。
http://www.nic.ad.jp/ja/idn/phase2/access.html
多言語ドメイン名ツールキット(mDNkit)バージョン2.1リリースでは、2.0では提供されていなかったrunmdnも含めて、すべての機能が用意されています。同時にmDNkitバージョン2.1に対応した詳細解説ドキュメントもリリースされました。
今後、FAQや、フェーズ2開始以降要求の多かったDNS設定手順についての解説などを順次公開していきます。(2001年6月19日)
フェーズ2環境でのDNS設定手順は、以下のページをご参照ください。
http://www.nic.ad.jp/ja/idn/phase2/dns.html