第9回 IPアドレス管理指定事業者連絡会 ご報告内容
~第16回APNICオープンポリシーミーティングのご報告~
8月19日(火)から8月22日(金)の4日間にかけて韓国で第16回APNICオープンポリシーミーティングが開催されました。 連絡会では、今回のミーティングの特徴、RIRからの活動報告の紹介、 ICANN ASO/ACの選挙結果、そして、 各種SIGでの主な結果をご報告いたします。
主なミーティング結果
(1)IPv6アドレスガイドの策定
より具体的な申請資格、申請に必要な情報等、 IPv6アドレスの申請者を手助けする文書を策定することが報告された。 今年7月に開催されたJPNICオープンポリシーミーティングでの結果をもとにJPNICが発表を行った。
(2)歴史経緯のあるアドレスの移管について
保持者および移管先の両者合意のもとであれば、 歴史的経緯のあるアドレスをAPNIC会員へ審査なく、 移管を行うことが認められた。
(3)IPv4 アドレス追加割り振り基準の変更について
IPv4アドレスにおける追加割り振りの利用率を現在の一律80%ではなく、 IPv6同様、 割り振りサイズに応じて利用率を計算するモデルが紹介された。 これは提案事項ではないため、今回実装の対象外である。
(4)顧客割り当て情報のDB公開任意化について
LIRは登録した割当て情報の公開を任意で選択を行うことが可能となった。
今回は直近で直接JPNICのIP事業に変更を迫る決定事項はありませんでしたが、 決定事項につきましては今後も継続検討を行って参りたいと考えております。 連絡会当日に皆様のご意見を是非お聞かせください。