枯渇関連のポリシー
2011年1月31日
最後のIPv4アドレス在庫の分配に関するポリシー
最後のIPv4アドレス在庫の分配については以下の二つの段階があります。
- 1. IANA中央在庫からの最後の分配
-
全世界共通のグローバルポリシーとして定義されています。
これは各RIR地域における合意と
ICANNによる承認に基づき決定されたものです。
IANAにおけるIPv4アドレスの在庫が/8単位ブロック5個のみとなった場合、
各1個を五つあるRIRにそれぞれ割り振ることを決めています。
グローバルアドレスポリシー
Global Policy for the Allocation of the Remaining IPv4 Address Space - 2. 各RIRが管理している在庫における最後の分配
-
各RIR単位でポリシーが定義されており、
RIR地域により分配方針が異なります。
- 【日本国内における対応】
- アジア太平洋地域内での統一した対応が求められるため、 APNICと同様のポリシーを適用し、分配を行います。
- APNIC
-
※上記で定義されている分配方法/要件を一部見直す提案が現在2点行われていますが、 それぞれ結論は未定です。
- AfriNIC
- 以下の提案に対してコミュニティの合意は得られましたが、 施行までは至っていません。
- ARIN
- LACNIC
- RIPE NCC
IPv4アドレス移転に関するポリシー
現在はAfriNICを除いた四つのRIRにてIPv4アドレスの移転が認められており、 移転可能な対象の範囲は各RIR地域内の事業者に閉じています。 RIR地域をまたいだIPv4アドレスの移転については現在 APNIC地域で提案が行われている最中であり、 対応は未定です。
【日本国内における対応】
APNICにおける
prop-050: IPv4 address transfers
と同様の以下の要件にて、
2010年1月より、
国内のアドレスポリシーフォーラムを代表するポリシーWGから
JPNICへ実装勧告が行われています。
国内における移転提案に関する詳細は以下よりご確認ください。
APNIC
AfriNIC
IPv4アドレスの移転ポリシーは施行していません。
ARIN
LACNIC
RIPE NCC
IPv4アドレス在庫枯渇後に返却されたIPv4アドレスに関するポリシー
現在、以下の提案がAPNIC地域で行われていますが、対応は未定です。