改定案適用後のIPアドレス・AS番号の維持料
現在および今後のIPアドレスとAS番号の維持料
2011年4月現在公開されている最新の IPアドレス等料金体系改定案が適用された場合、2012年度以降、 IPアドレスやAS番号の料金体系は以下の通り変更される予定です。
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歴史的PIアドレス | 特殊用途用PIアドレス[IPv4,IPv6] |
PAアドレス[IPv4,IPv6] (IPアドレス管理指定事業者として管理するアドレス) |
AS番号 |
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2011年度 | ・費用はいただきません。 | ・1ネットワークあたり210,000円(年額) |
・IPアドレス総数により異なります。
詳細は以下のWebページをご確認ください。 維持料 http://www.nic.ad.jp/ja/ip/member/ijiryo.html |
・割り当て時に手数料(\10,500)をいただいていますが、 その後は特に費用はいただきません。 |
2012年度、2013年度 (経過措置期間中) |
・以下の式に総アドレス数を代入して算出した金額のうち、
2012年度は50%引き、
2013年度は25%引きの金額を維持料としてご請求します。
IPv4アドレス維持料(年額) = 65000×1.3log2(総アドレス数)-9+消費税
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・2011年度の料金体系から変更はありません。 |
・2011年度の料金体系から変更はありません。
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・1契約組織あたり以下の費用をいただきます。 2012年度:26,250円(年額) 2013年度:39,375円(年額) |
2014年以降 (経過措置期間終了後) |
・アドレスの種類(歴史的PIアドレス/特殊用途用PIアドレス/PAアドレス)
に関わらず、その組織の保有アドレス数をすべて合算し、
以下の算出式に代入して維持料を算出します。
IPv4アドレス維持料(年額) = 65000×1.3log2(総アドレス数)-9+消費税
IPv6アドレス維持料(年額) = 65000×1.3log2(保有アドレスの/56の個数)-23+消費税 ・IPv4とIPv6を両方とも保有している場合、 IPv4とIPv6の金額をそれぞれ算出し、 そのうち高い方を維持料とします。 |
・1契約組織あたり52,500円(年額)をいただきます。
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ご請求額の例
2011年4月現在公開されている最新のIPアドレス等料金体系改定案を元に、 いくつかご請求額の例を挙げます。
保有するIPアドレス | 維持料の金額 | 維持料の内訳 |
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・歴史的PIアドレス:/24(クラスC、256IP) |
[2012年度] 26,250円 [2013年度] 39,375円 [2014年度以降] 52,500円 |
維持料(歴史的PI)=65000×1.3log2(256)-9×1.05=52,500円
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・歴史的PIアドレス:/23(クラスC2個、512IP)
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[2012年度] 34,125円 [2013年度] 51,188円 [2014年度以降] 68,250円 |
維持料(歴史的PI)=65000×1.3log2(512)-9×1.05=68,250円
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・歴史的PIアドレス:/16(クラスBが1つ、65536IP) |
[2012年度] 214,129円 [2013年度] 321,194円 [2014年度以降] 428,259円 |
維持料(歴史的PI)=65000×1.3log2(65536)-9×1.05=428,259円
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・歴史的PIアドレス:/24(クラスC、256IP) ・特殊用途用PIアドレス(IPv6):/48(/56の総数256) |
[2012年度] 210,000円 [2013年度] 210,000円 [2014年度以降]52,500円 |
[2012年度] 維持料(歴史的PI)=65000×1.3log2(256)-9×1.05×0.5=26,250円 維持料(特殊用途用PI:IPv6)=210,000円(1ネットワークあたり) ⇒IPv6の維持料の方が高いため、ご請求額は210,000円 維持料(歴史的PI)=65000×1.3log2(256)-9×1.05×0.75=39,375円 維持料(特殊用途用PI:IPv6)=210,000円(1ネットワークあたり) ⇒IPv6の維持料の方が高いため、ご請求額は210,000円 維持料(歴史的PI)=65000×1.3log2(256)-9×1.05=52,500円 維持料(特殊用途用PI:IPv6)=65000×1.3log2(256)-23×1.05= ⇒IPv6の算出額は最低負担金額(52,500円)に満たないため、 最低負担金額が適用され、IPv6の維持料は52,500円。 ⇒IPv4とIPv6の維持料が同額のため、ご請求額は52,500円 |
・歴史的PIアドレス:/16(クラスB、65536IP) ・PAアドレス(IPv6):/32(/56の総数16,777,216) |
[2012年度] 262,500円 [2013年度] 321,194円 [2014年度以降]428,259円 |
[2012年度] 維持料(歴史的PI)=65000×1.3log2(65536)-9×1.05×0.5=214,129円 維持料(PA:IPv6)=262,500円(クラスa、/32以下) ⇒IPv6の維持料の方が高いため、ご請求額は262,500円 維持料(歴史的PI)=65000×1.3log2(65536)-9×1.05×0.75=321,194円 維持料(PA:IPv6)=262,500円(クラスa、/32以下) ⇒IPv4の維持料の方が高いため、ご請求額は321,194円 維持料(歴史的PI)=65000×1.3log2(65536)-9×1.05=428,259円 維持料(PA:IPv6)=65000×1.3log2(16777216)-23×1.05=88,725円 ⇒IPv4の維持料の方が高いため、ご請求額は428,259円 |
・歴史的PIアドレス:/24(クラスC、256IP) ・PAアドレス(IPv4):/15+/16(クラスB3個、196608IP) |
[2012年度] 1,422,750円または1,396,500円 [2013年度] 1,435,875円または1,396,500円 [2014年度以降] 649,405円 |
[2012年度] (1)か(2)のどちらかを選択可能 (1)歴史的PIアドレスとPAアドレスを合算しない場合 維持料(歴史的PI)=65000×1.3log2(256)-9×1.05×0.5=26,250円 維持料(PA)=1,396,500円(クラスg、/14以下) ⇒維持料は 26,250 + 1,396,500 = 1,422,750円 維持料(歴史的PIとPA)=1,396,500円(/15+/16+/24、クラスg、/14以下) ⇒維持料は 1,396,500円 (1)歴史的PIアドレスとPAアドレスを合算しない場合 維持料(歴史的PI)=65000×1.3log2(256)-9×1.05×0.75=39,375円 維持料(PA)=1,396,500円(クラスg、/14以下) ⇒維持料は 39,375 + 1,396,500 = 1,435,875円 維持料(歴史的PIとPA)=1,396,500円(/15+/16+/24、クラスg、/14以下) ⇒維持料は 1,396,500円 維持料(歴史的PIとPA)=65000×1.3log2(256+196608)-9×1.05=649,405円 ⇒維持料は 649,405円 |
※IPアドレス(歴史的PIアドレス、特殊用途用PIアドレス、PAアドレス) に関する費用をいただいている組織からは、 AS番号に関する費用はいただきません。 そのため、 ここに掲載したIPアドレス保有パターンの他にAS番号を保有していても、 ご請求額は変わりません。