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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.125【臨時号】2003.10.31 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.125 です
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本号では、10月上旬に開催された第2回ドメイン名ポリシー研究会の模様をお
届けします。ドメイン名に関する最新の話題満載で、非常に中身の濃い研究会
となったようです。

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◆ 第2回ドメイン名ポリシー研究会開催報告
                                        JPNIC ドメイン名事業部  是枝祐
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2003年10月8日(水)JPNIC会議室にて、ドメイン名事業部主催による第2回ド
メイン名ポリシー研究会を開催しました。この研究会では、日本のコミュニティ
にも関係する分野を中心に、その時々で話題になっている事柄をテーマとして
取り上げています。今回の研究会では、「DNSのワイルドカード(*)機能」の二
つのテーマについて情報提供および意見交換を行いました。

当日は、まず、最初のテーマとしてJPNICの入交尚子より「gTLDにおける削除
済ドメイン名のための『請戻猶予期間(Redemption Grace Period)』」につ
いての説明を行いました。「請戻猶予期間」というのはICANNによって新たに
制定された仕組みで、登録者の意図によらず削除されてしまったドメイン名を、
一定期間内であれば他者に登録される前に元の登録者が請戻しできるというも
のです。

入交からは、この「請戻猶予期間」導入の背景やその仕組み、gTLDレジストリ
における導入状況やレジストラの対応、今後の検討事項などについて説明され、
参加者からはレジストラごとに対応が異なることによってユーザーに混乱が発
生することに対する懸念や、それを防ぐための情報提供の重要性を訴える意見
などが寄せられました。

次に、株式会社日本レジストリサービスの森下泰宏氏より、「DNSワイルドカー
ドに関する技術的特徴と課題」として、VeriSign,Inc.のSite Finderサービス
でも使われていた、DNSのワイルドカード機能に関する説明が行われました。

森下氏からは、最初にSite Finderサービスの仕組みや特徴、Web-based
Navigationとの違いについての説明があり、次にその中心となっているDNSの
ワイルドカード機能や、設定上で考慮する必要がある技術的事項について解説
がありました。また、今回のSite Finderサービス実施の経緯や各コミュニティ
の反応などが時系列で紹介されました。

最後に、VeriSign,Inc.のJeongjun Seo氏より、「VeriSign Site Finder」と
題してSite Finderサービスに関する現況報告とアップデートのための説明が
行われました。このセッションには、同じくVeriSign,Inc.のMark Kosters氏、
Leslie Daigle氏、Andrew Newton氏の3名がVeriSign,Inc.米国本社から電話会
議で参加しました。

Seo氏からは、VeriSign,Inc.が今回のSite Finderサービスを行うに際して、
ユーザーのプライバシーに十分配慮していることやRFCを遵守していることな
どについて説明がありました。それに対し、参加者からは急な導入によってユー
ザーの間に混乱が発生しているといった意見や、Site Finderについての実装
上の改善要望などが寄せられました(このSite Finderサービスについては、
ICANNからの要請を受ける形で現在VeriSign,Inc.はサービスを一時停止してい
ます)。

ドメイン名事業部では今後も旬なテーマを会員、コミュニティの皆様と一緒に
研究し、日本のコミュニティにおけるドメイン情報の拡充をはかっていくこと
を目的に、今後も当研究会を開催していく予定です。

なお、当日配布された研究会資料については以下のページでご覧になることが
できます。

http://www.nic.ad.jp/ja/materials/dom-policy/20031008/


(*) ワイルドカード:DNSの基本機能の一つ。リソースレコードを記述する際
                    に、特殊なラベル「*」で始まる名前を用いることによ
                    り、そのゾーン内に存在しない名前すべてに一致させる
                    ことができる機能のこと。

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 JPNIC News & Views vol.125 【臨時号】 

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