--------- PR --------------------------------------------------------- ◆◇━メディアエクスチェンジ(株)<info@mex.ad.jp> ━━━━━━◇◆ …全国同一料金にて高速インターネットコネクティビティを提供… ≪アクセスプロバイダ向けセキュア・ネットワークサービス ~インターネット接続MPLSアクセス、EoMPLS終端・接続を開始~ ≫ ◆◇━━━━━━━━━━━━詳しくは→ http://www.mex.ad.jp━◇◆ ---------------------------------------------------------------------- --------- PR --------------------------------------------------------- □□━━━━━━━━━□ IP REVOLUTION □━━━━━━━━━□□ ◆◇◆株式会社 アイ・ピー・レボルーション ◆◇◆ 光ファイバーによるIPに特化した技術と独自の事業構造により、 ビジネス・ブロードバンド回線を核とした様々なサービスをご提供。 詳しくはこちら⇒ http://www.iprevolution.ne.jp ---------------------------------------------------------------------- =================================== __ /P▲ ◆ JPNIC News & Views vol.188【臨時号】2004.7.30 ◆ _/NIC =================================== ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ News & Views vol.188 です ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 去る7月19日から23日までの5日間にわたり、マレーシアの首都クアラルンプー ルにてICANN会議が開催されました。今回の会議の特色、主な決議事項を速報 でお届けします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ ICANNクアラルンプール会議報告 JPNIC インターネット政策部 入交尚子 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2004年7月19日から23日まで、マレーシア・クアラルンプールにてICANN会議が 開催されました。会議期間中のクアラルンプールは、猛暑の東京に比べれば遥 かに過ごしやすく、東京で最高気温39.5度を記録した時期に、赤道に近い熱帯 の国で思いがけず「避暑」ができたと言いたいところですが、実際は、過剰冷 房が当たり前のマレーシアで、拷問的な寒さに耐えながら会議に出ていたあり さまでした。 ◆今回の特色 今回のICANN会議では、通常のアジェンダの他に以下の二つのワークショップ が開催されました。 ●世界情報社会サミット(WSIS)に関するワークショップ 前回2004年3月のローマ会議に続いて、今回も世界情報社会サミット(World Summit on the Information Society:WSIS)に関するワークショップが開催 されました。今回のワークショップでは、2003年12月のジュネーブサミットの 結果、国連に設置されることになった「インターネットガバナンスに関するワー キンググループ」(UN Working Group on Internet Governance:WGIG)につ いて、その事務局長を務めるMarcus Kummer氏がプレゼンテーションを行いま した。 Kummer氏によると、2004年7~10月の準備段階では、政府および利害関係者と 協議のうえで、ワーキンググループの構成や活動範囲などについての検討を行 い、2004年11月以降にワーキンググループが設置され次第、活動を開始すると いうことです。 ●国際化ドメイン名(IDN)に関するワークショップ 1日かけて行われたこのワークショップでは、午前中にInternet Engineering Task Force(IETF)のJohn Klensin氏らによるチュートリアルが行われ、午後 には各地域におけるIDNの実装状況報告が続きました。 アジア地域における状況報告では、中国、日本、韓国、台湾、シンガポールか らの関係者が、それぞれIDN導入の経緯やIDNの実装状況について説明を行いま した。日本における状況報告では、(株)日本レジストリサービス(JPRS)の 堀田博文氏が、ウェブブラウザや電子メールアプリケーションでのIDN対応を 進めるなど、ユーザー環境を整備する必要性をアピールしていました。 その他、.MUSEUM/.COM/.NET/.INFOの各gTLDにおけるIDN導入状況や、ポーラン ドやチュニジアなどアジア以外の地域における状況についての報告も行われま した。 ◆主な理事会決議 以下では、最終日に行われた理事会での決議事項の中から、主要なものをご紹 介します。 ●2004~2005年度予算案の承認 今回承認された2004~2005年度のICANN予算案(2004/7/1~2005/6/30)は、こ れまでの予算に比べ、いくつかの大きな変更が見られます。まず、支出予算が 前年度の827万ドルから1,583万ドルへと大幅に増加しています。これは、 ICANN-米国商務省間の覚書に規定されている目標の達成を主眼としている他、 訴訟への対応や世界情報社会サミット(WSIS)に関する活動なども影響してい ます。 次に、レジストラへの課金モデルの変更です。ICANNの財源は、現在その約70 %をICANN認定レジストラが負担していますが、今回の予算増に対応するため、 レジストラ支援料(380万ドル)が新たに設定されることになりました。これ をレジストラ224社で割ると、1レジストラ当たり約17,000ドル/年の負担にな ります。(ただし、小規模レジストラへの救済措置として、場合により3分の2 に減額することも提案) また、レジストラ認定料(年間)の一部が、従来の登録ドメイン名数ベースか らトランザクションの発生件数ベースに変更されることになりました。(ドメ イン名の新規登録/更新/レジストラ変更など、登録者からレジストラへの支 払が発生する件数に応じて課金) 小規模レジストラの間では、レジストラ支援料の導入が経営に打撃を与えると して、予算案導入への反対運動も起きていたようですが、今回の会議中には表 立った議論もなく、スムーズに予算案が承認された印象でした。 ●「セキュリティと安定性に関する諮問委員会」からのCOM/NETドメインにお けるリダイレクションに関する勧告について ICANNの「セキュリティと安定性に関する諮問委員会」(SSAC)では、2003年9 月にVeriSignが開始したSite Finderサービス(DNSワイルドカードを使用して、 存在しないCOM/NETドメイン名を同社が運営するサイトにリダイレクトするサー ビス)に関する調査を行ってきましたが、2004年7月9日にその調査結果および ICANNへの勧告を報告書にまとめ、発表しました。今回の理事会では、この SSACからの勧告を受けて、以下の決議がなされました。 1) 「DNSワイルドカードの仕様には欠陥が存在するため、RFC規定を必要に応 じて修正すべき」とのSSACからの勧告に従い、DNSワイルドカードに関する 標準についての解釈を、インターネット・アーキテクチャ・ボード(IAB) に確認する。 2) その確認がなされるまで、いかなるTLDにも新たなワイルドカードのアプリ ケーションを導入しないよう勧告する。 3) レジストリサービスへの重大な変更を行う場合には、適切な通知および コミュニティによる検討・議論・コンセンサス形成の機会を持ったうえで、 慎重に行うよう勧告する。 □SSACによる勧告の詳細 http://www.nic.ad.jp/ja/topics/2004/20040715-02.html ●国際化ドメイン名(IDN)について 現在では、さまざまなccTLDやgTLDにおいてIDNの導入が進められていることか ら、その実装状況や懸案事項についての報告を行うことがICANNスタッフに対 し指示されました。 また、IDNのポリシーに関する問題(特にトップレベルドメインにおけるIDN実 装に影響を与える問題)についての助言を行う「IDNに関する諮問委員会」を、 ICANN事務総長の管轄下に設置することも決議されました。 ___________________________________ ■■■■■ JPNICの活動はJPNIC会員によって支えられています ■■■■■ ::::: 会員リスト ::::: http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/ :::: 会員専用サイト :::: http://www.nic.ad.jp/member/(PASSWORD有) □┓ ━━━ N e w s & V i e w s への会員広告無料掲載実施中 ━━━┏□ ┗┛ お問い合わせは jpnic-news@nic.ad.jp まで ┗┛  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ =================================== JPNIC News & Views vol.188 【臨時号】 @ 発行 社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター 101-0047 東京都千代田区内神田2-3-4 国際興業神田ビル6F @ 問い合わせ先 jpnic-news@nic.ad.jp =================================== 登録・削除・変更 http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/ ■■◆ @ Japan Network Information Center ■■◆ @ http://www.nic.ad.jp/ ■■ Copyright(C), 2004 Japan Network Information Center