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JPドメイン名 2. IPアドレス 3. 会員数 4. 指定事業者数 【 5 】イベントカレンダー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 1 】特集 「2005年のインターネット展望~IP技術によるデジタル統合~」 JPNIC副理事長 後藤滋樹 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ これまでのインターネットは、文字通りの「コンピュータ」ネットワークであっ た。つまりコンピュータを相互に接続してきた。今後のインターネットは、従 来にも増して多くの種類のデータを運ぶことになる。 典型的な例は電話である。世界中のほとんどの電話会社が、近い将来に自社の 電話網をIP技術によって構築すると宣言している。これは必ずしも電話をイン ターネットに吸収合併するという単純な図式ではなく、インターネットで培っ たIP技術で電話網を再構築する計画と解釈すべきであるが、それでもインター ネット技術の適用範囲の拡大には違いない。 このような適用範囲の拡大が、IP技術の発展を促して、インターネットの世界 の進歩をもたらす。既にIP電話、あるいはVoIP (Voice over IP)という形でイ ンターネット技術が電話に応用されている。その結果がインターネットの側に も反映して、遅延時間やパケットの損失などの通信品質の評価方法において、 従来のインターネットとは異なる側面が重視されるようになってきた。 放送技術との関連も見逃せない。デジタル放送になると、放送と通信との連携 が今よりも自然に行えるようになる。既に新しい試みが世界中で行われている。 この影響でインターネット自体も、新たな発展をして行くことだろう。 さらに、コンピュータ以外の「もの」がネットワークに接続されるようになる。 既にセンサーのネットワークや、RFIDのようなタグの情報をネットワークで取 扱うための研究が盛んに行われている。コンピュータに比べると、格段に数の 多いノードを扱うようになった時に、インターネットはどのような姿になって いるのであろうか。現在のインターネットのままでは、十分に規模が拡大でき ないだろうと思われる。 今後の世の中の活動は、何を取り上げても必ず情報通信との関連がある。それ は情報通信が社会のインフラストラクチャ(基盤)であることを意味している。 将来のネットワークの姿を展望するためには、現在のインターネットの状況を 知り、課題を理解することが役に立つ。JPNICは現在のインターネットの活動 の中心であると同時に、IP電話の相互接続の問題に具体的に取り組み、さらに タグのようなIDとIPv6アドレスとの関係も研究している。このようなJPNICの 関係者各位のご努力が、現在の社会の要請に応えるものであることを、2005年 の年頭に改めて認識している。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 2 】News & Views Column 「インターネットを取り込んだ社会文化の再構築」 JPNIC CAとアプリケーション専門家チームメンバー 牧野総合法律事務所 満塩 尚史 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 仕事でインターネット上の電子署名などの仕組みに関するコンサルティングを することが多い。電子署名がPKI(公開鍵暗号基盤)を使って実現できることは 言うまでもない。しかしビジネスで実際に利用できる電子署名の仕組みを構築 する中で、重要なのはPKIの技術の話だけではない。電子署名を社会文化的な 仕組みとしてどう構築していくかも重要である。 たとえば、「電子署名を検証する」ことの難しさである。「電子署名を行う」 ことはよく実体社会の「押印する」ことになぞらえることが多く、イメージも しやすい。しかしながら「電子署名を検証する」ことについては、十分な理解 がされていないことが多い。「電子署名を検証する」ことは、実体社会では押 印の印影を確認することである。そう考えた時、多くの場合、書類や契約書の 印影が本物かどうか確認していないことに気がつく。もちろん、高額の契約書 や金融機関等では、印鑑証明書との印影確認をしているが、日常においてそこ まで確認しているのであろうか?行われていないことが実際である。こう書く とすべての押印の印影を印鑑証明書で確認しなければいけないと私が考えてい ると思われるかもしれないがそうではない。既存の社会文化においては、印影 以外の事実関係があったりその押印の効力が限定的であったりする場合には、 印鑑証明書との印影照合をしないでも押印が正当であるとの認識がなされてい る。この様に私は、実体社会での「印鑑の押印を検証する」ことの意味やそれ に関わる人々の認識を整理した上で、インターネットの特徴や脆弱性を加味し て、どのような仕組みにしていけばいいかということを考えるようにしている。 私は仕事を通じて、既存の社会文化における我々の認識を再認識させられ、そ の上で、インターネットを取り込んだ社会文化においては我々の認識自体を変 えていかなければいけないことに気づかされることも多い。そう考えていくと、 私の仕事は、既存の社会文化を整理し、それにインターネットの特徴や脆弱性 を加味し、新たな社会文化を再構築しようとしているように思えることがよく ある。 我々の社会文化は短期間で作られたものではない。数百年の月日を重ね、成功 や失敗を重ねて作られてきたものであることは言うまでもない。それを我々は、 インターネットを取り込んで、数年間で再構築しようとしている感にとらわれ ることがある。短期間での再構築するためには、我々は新しい技術を見据える ことも重要であるとともに、これまで構築してきた我々の社会文化を再認識し て、見直さなければいけない。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 3 】インターネット用語1分解説 「NIRとは」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「National Internet Registry」(国別インターネットレジストリ)の略称。IP アドレス管理の階層構造上、国または地域でIPアドレスの管理を行っているイ ンターネットレジストリを指します。 NIRはすべての国に存在しているものではなく、APNICの管理下にあるアジア太 平洋地域では現在、JPNICの他に、中国のCNNIC、韓国のKRNIC、台湾のTWNIC、 ベトナムのVNNIC、インドネシアのAPJIIの6つのNIRが存在しています。 NIRが存在する国または地域においては、RIR(Regional Internet Registry)か らNIRを介してNIR管理下のLIR(Local Internet Registry)にIPアドレスの割り 振りが行われます。日本におけるLIRは、JPNICのIPアドレス管理指定事業者に あたります。 また、資源の分配のみならず、その国におけるLIR、アドレスコミュニティと の調整、協調もNIRの重要な役割のうちのひとつです。 参考: RIR: http://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/rir.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 4 】統計資料 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.JPドメイン名 o 登録ドメイン数(2004年8月~2005年1月) ------------------------------------------------------------------------------- 日付|JP AD AC CO GO OR NE GR ED LG GEO GA GJ TOTAL ------------------------------------------------------------------------------- 8/1|0 307 3112 259432 828 19046 17359 9405 4289 3041 4209 230566 41787 593381 9/1|0 306 3114 260391 825 19118 17301 9340 4301 3032 4204 234637 41560 598129 10/1|0 302 3117 261847 825 19209 17289 9333 4291 3035 4202 239614 41467 604531 11/1|0 301 3123 262990 825 19285 17244 9317 4292 3009 4197 244175 41674 610432 12/1|0 302 3130 264589 823 19403 17247 9301 4299 2965 4193 249271 48016 623539 1/1|0 302 3135 265973 826 19515 17260 9284 4302 2949 4196 254131 63324 645197 ------------------------------------------------------------------------------- GA:汎用ドメイン名 ASCII(英数字) GJ:汎用ドメイン名 日本語 2.IPアドレス o JPNICからの割り振りとJPNICへの返却ホスト数(2004年7月~2004年12月) ------------------------------------------ 月 | 割振 | 返却 | 現在の総量 ------------------------------------------ 7 | 119808 | 0 | 26264832 8 | 177152 | 0 | 26441984 9 | 205312 | 4096 | 26643200 10 | 1245696 | 0 | 27888896 11 | 528384 | 1024 | 28416256 12 | 137472 | 4096 | 28549376 ------------------------------------------ □統計情報に関する詳細は → http://www.nic.ad.jp/ja/stat/ 3.会員数 ※2005年1月14日 現在 -------------------- 会員分類 | 会員数 | -------------------- S会員 | 3 | A会員 | 2 | B会員 | 9 | C会員 | 5 | D会員 | 193 | 個人推薦 | 40 | 賛助会員 | 45 | -------------------- 合計 | 297 | -------------------- □会員についての詳細は → http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/ 4.指定事業者数 ※2005年1月14日 現在 IPアドレス管理指定事業者数 374 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 5 】イベントカレンダー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2005.1.20(木)~21(金) JANOG 15 (静岡、つま恋 コンベンションホール) 2005.1.21(金) 第49回通常理事会 2005.1.24(月) 第15回IPアドレス管理指定事業者連絡会 (東京、日本教育会館) 2005.1.24(月)~28(金) 19th APAN (Bangkok, Thailand) 2005.1.26(水) 第11回ICANN報告会 (東京、東京グリーンパレス) 第1回IGTF報告会(東京、東京グリーンパレス) 2005.1.28(金) IPアドレス管理指定事業者定例説明会 2005.1.30(日)~2.1(火) NANOG 33 (Las Vegas, Nevada, USA) -------------------------------------------------------------------- 2005.2.3(木)~4(金) JPNIC・JPCERT/CCセキュリティセミナー2004 [For Advanced] (東京、大手町サンケイプラザ) 2005.2.6(日)~13(日) SANOG V (Dhaka, Bangladesh) 2005.2.18(金)~25(金) APRICOT 2005 (京都、京都国際会館) 19th APNIC Open Policy Meeting (京都、京都国際会館) 2005.2.20(日) AP* Retreat (京都、京都国際会館) 2005.2.21(月)~23(水) 6th APNG Camp (京都、京都国際会館) 2005.2.22(火)~23(水) CENTR 25 (Brussels, Belgium) -------------------------------------------------------------------- 2005.3.3(木) 第25回通常総会 (東京、大手町サンケイプラザ) 2005.3.6(日)~11(金) 62nd IETF (Minneapolis, Minnesota, USA) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。 http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ___________________________________ ■■■■■ JPNICの活動はJPNIC会員によって支えられています ■■■■■ ::::: 会員リスト ::::: 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