=================================== __ /P▲ ◆ JPNIC News & Views vol.280【臨時号】2005.8.22 ◆ _/NIC =================================== ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ News & Views vol.280 です ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第63回IETF(7月31日~8月5日)にて、2005年度のポステルアワード(Postel Service Award)をJPNIC理事(前理事長)の村井純が受賞しました。 同賞は、1998年に急逝したジョン・ポステル氏(*1)にちなんでインターネット ソサエティ(ISOC)が1999年に設置した賞で、インターネットに多大な貢献をし た人に贈られます。 今回の受賞は、IPv6等の技術開発とその普及、およびアジア太平洋地域でのイ ンターネットの発展と普及への貢献が高く評価されたことによります。また、 世界では7人目、アジアでは初めての受賞者となります。 □参考 http://www.isoc.org/awards/ http://www.isoc.org/isoc/media/releases/050816pr.shtml 受賞にあたり村井がコメントを発表しておりますのでお届けします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ ポステルアワード受賞に寄せて JPNIC理事 村井 純 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ それぞれのネットワークが自律的に運用され、それが連結して作られるインター ネットの環境は、グローバルなインターネット全体に対していかに貢献するか について、常に考える人たちの力で成立しています。この理念のシンボルとし て私たち初期のインターネットの構築に携わった多くの研究者を導いたのが Jon Postel氏です。特に私は、彼と米国に主体があったインターネットを世界 全体に広げるための再設計のような議論を長くした経験があり、彼の貢献と奉 仕の精神に幸運にもたっぷりと触れることができたのです。 今回のポステルアワードの受賞はそんな私にとっては自分が取り組んできたこ とへの、最も本質的な評価として受け止める事ができ、最高の喜びです。この 視点で評価をしてくださった推薦者、選定委員会、インターネットソサエティ の方々に深く感謝をするとともに、このすばらしい賞を私と一緒に努力をして きたすべての人、特に日本を含めたアジアの仲間達と分かち合わせていただき たいと思います。そして、今日本はインターネットの未来に対して、人と社会 に更なる貢献をする最高の環境にあるわけですから、これを機会に新しい力と 一緒に、新たな挑戦と努力を続けていければと願っています。 (*1) ジョン・ポステル(Jon Postel) インターネットの創始者の1人。1969年カリフォルニア大学ロサンゼルス 校在籍中に、米国防総省のプロジェクト(ARPANET)に参加。IPアドレスの 管理業務を政府より委託され、IANA(Internet Assigned Numbers Authority)を創設するなど、インターネットの発展に貢献した。 ___________________________________ ■■■■■ JPNICの活動はJPNIC会員によって支えられています ■■■■■ ::::: 会員リスト ::::: http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/ :::: 会員専用サイト :::: http://www.nic.ad.jp/member/(PASSWORD有) □┓ ━━━ N e w s & V i e w s への会員広告無料掲載実施中 ━━━┏□ ┗┛ お問い合わせは jpnic-news@nic.ad.jp まで ┗┛  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ =================================== JPNIC News & Views vol.280 【臨時号】 @ 発行 社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター 101-0047 東京都千代田区内神田2-3-4 国際興業神田ビル6F @ 問い合わせ先 jpnic-news@nic.ad.jp =================================== 登録・削除・変更 http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/ ■■◆ @ Japan Network Information Center ■■◆ @ http://www.nic.ad.jp/ ■■ Copyright(C), 2005 Japan Network Information Center