=================================== __ /P▲ ◆ JPNIC News & Views vol.416【臨時号】2006.12.21 ◆ _/NIC =================================== -------- PR ---------------------------------------------------------- ◆JPRSと指定事業者10社が協力して、日本語JPドメイン名の周知・登録促進 キャンペーン(http://使おう.jp/)を好評実施中!! IE7日本版もリリースされ、日本語JPドメイン名はいよいよ身近に! 株式会社日本レジストリサービス(JPRS) ◆ ---------------------------------------------------------------------- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ News & Views vol.416 です ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本号では、一昨日のvol.415に引き続き、第67回IETFのレポート[第2弾]とし て、DNS関連WGの動向についてお届けします。 □第67回IETF報告 特集 ○[第1弾] 全体会議報告 (vol.415) http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2006/vol415.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 第67回IETF報告 [第2弾] DNS関連WG報告 JPNIC DNS運用健全化タスクフォースメンバー 東京大学 情報基盤センター 関谷勇司 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆dnsext WG (DNS Extensions WG) 今回のdnsext WGでは、ここ数回の会議と同様にDNSSECに関連する話題が中心 となりました。NSEC3の状況報告がなされ、解決された問題点や、ダラスにて 行われたワークショップにて新たに見つかった問題点等が報告されていまし た。具体的には、NSEC3PARAMというリソースレコードが新たに追加されたこと によって、NSEC3にて利用されているアルゴリズムを特定することが容易に なったという報告や、DNAMEによって別名が存在するゾーンにおけるNSEC3の扱 い方が定められたといった報告がなされました。 このように、NSEC3は一歩ずつ仕様決定に向けて進んでいるのですが、その一 方でDNSSECに関する新たな提案がなされました。Signature-Only DNSSECと名 付けられたもので、提案者はDNSSEC liteとも呼んでいました。これは、現在 提案されているDNSSECと以下の点で異なっています。 - 署名の検証をDNSサーバが行うのではなく、エンドノードが行う - NSEC/NSEC3を用いず、署名のみを行う - ツリー構造にとらわれない署名が可能となる ここ数回の会議でNSEC3が話し合われ、仕様決定に向かっていたところにこの 新たな提案がなされたため、会場では多数の質問が出ました。しかし、全ての 人が否定するわけではなく、肯定的な意見も見られました。そのため、引き続 きメーリングリストにて議論を行い、NSEC3を用いた従来のDNSSECとDNSSEC liteとのそれぞれの利点、欠点を引き続き議論していこうという方向にて会議 は終了しました。 □dnsext WG http://www.ietf.org/html.charters/dnsext-charter.html □第67回IETF dnsext WGミーティングのアジェンダ http://www3.ietf.org/proceedings/06nov/agenda/dnsext.txt ◆dnsop WG (Domain Name System Operations WG) dnsop WGでは、まずWG Last Call直前のドラフトに関して議論が行われまし た。 具体的には、default-local-zonesやreflectors-are-evil、respsizeといった ドラフトに関してステータスの確認とアップデートすべき点が確認されまし た。default-local-zonesに関しては、IPv4の他にもIPv6も考慮したlocal zonesの定義を加えることが確認されました。また、reflectors-are-evilのド ラフトに関しては、大きな指摘も無く、WG Last Callに向かうことが確認され ました。respsizeに関しては、いったんWG Last Callをする方向になったので すが、その後いくつかの修正が著者によって加えられたため、再度レビューが 必要だという意見が出ました。そのため、まだWG Last Callは行われていませ ん。 その他には、SPF RRを利用した攻撃を防止するための対策や、AS112と呼ばれ る、プライベートアドレス空間に対するDNS問い合わせを吸収するためのプロ ジェクトをWGとして認めるという確認がなされました。さらに、DNAMEに関す るdnsext WGのドラフトを運用上の観点からレビューすることも確認されまし た。 □dnsop WG http://www.ietf.org/html.charters/dnsop-charter.html □第67回IETF dnsop WGミーティングのアジェンダ http://www3.ietf.org/proceedings/06nov/agenda/dnsop.txt ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。 http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ___________________________________ ■■■■■ JPNICの活動はJPNIC会員によって支えられています ■■■■■ ::::: 会員リスト ::::: http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/ :::: 会員専用サイト :::: http://www.nic.ad.jp/member/(PASSWORD有) □┓ ━━━ N e w s & V i e w s への会員広告無料掲載実施中 ━━━┏□ ┗┛ お問い合わせは jpnic-news@nic.ad.jp まで ┗┛  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ =================================== JPNIC News & Views vol.416 【臨時号】 @ 発行 社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター 101-0047 東京都千代田区内神田2-3-4 国際興業神田ビル6F @ 問い合わせ先 jpnic-news@nic.ad.jp =================================== 登録・削除・変更 http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/ ■■◆ @ Japan Network Information Center ■■◆ @ http://www.nic.ad.jp/ ■■ Copyright(C), 2006 Japan Network Information Center