=================================== __ /P▲ ◆ JPNIC News & Views vol.436【臨時号】2007.3.28 ◆ _/NIC =================================== -------- PR ---------------------------------------------------------- ◆今年のお花見はこれで決まり! 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IAB Report(http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-iab-raws-report-01.txt) - summary - RAM mailing list(https://www1.ietf.org/mailman/listinfo/ram) - IETF Agenda&Materials(https://datatracker.ietf.org/public/meeting_materials.cgi?meeting_num=68) ◆ IETF Technical Plenary 最後にTechnical Plenaryですが、これも通例の5日目の夜(2007年3月22日、 17:00-19:30)に行われました。 「IAB update」では、新しいチェアであるOraf氏の紹介がありました。IABか ら提出されている文書について、前述のRouting&Addressing Workshopのレ ポートの他、前回のIETFで発表があった“ネットの透過性”や“Unwanted Traffic”に関するレポートが発行間近であることの紹介がありました。発行 されたものとしては、RFC作成に関してのガイドなどの他に、マルチリンク・ サブネットに関するものがあります。 - transparency(draft-iab-net-transparent-04.txt) - Unwanted Traffic(draft-iab-iwout-report-03.txt) - Multilink Subnet Issues(draft-iab-multilink-subnet-issues-03.txt) 「IRTF Report」は、IRTFチェアのAaron Falk氏から、各リサーチグループの 最新動向の発表がありました。特記事項としては、Anti-Spam-RGでDNSをベー スにしたブラックリストやspamの管理といったトピックスで活発な議論が見ら れることや、Internet-Measurement-RGで、10月4日にワークショップを計画中 であることなどがありました。 続いて、Network-Management-RGのAiko Pras氏から、2006年10月に行われた ワークショップの報告がありました。ワークショップでは、あらためて、現状 行われているマネージメントモデルの理解や、分散環境でのマネージメントな ど難しい点の確認がなされたそうです。こうしたワークショップで得られた見 解は、文書化され、広く共有すべく現在準備中だそうです。 「Technical Discussion」では、“Internationalization Technical Discussion”と銘打って、国際化についてのパネルディスカッション形式で実 施され、IABチェアのLeslie Daigle氏をモデレータに、Ted Hardie氏、 John Klensin氏、Xiaodong Lee氏、Patrik Faltstrom氏、Pete Resnick氏と いった英語を母国語としない人がパネラーとなって、議論が進められました。 議論に先だって、ASCIIコードからUnicodeの登場、そしてUnicodeの拡張にい たる多言語化の過程の説明があり、そうした多言語化の努力の一方で、プロト コルのデータ形式は依然としてASCIIとなっているものが少なくないことなど の問題点の指摘がありました。例えば、「Latin Small Letter A with Diaeresis(ISO-646-SEの"0x7B")」(aの上に点が二つ付いたもの)というキャラ クターについて、ASCII/ISO-646-SE/Unicode/UTF-8/UTF-16/UTF-32/XHTMLなど での表現形式はどうなっているのかを例にした解説と、たくさんの表現形式が 生み出す混乱についての説明がありました。 Ted Hardie氏のIETFにおける国際化のプレゼンテーションでは、人間の理解の 仕方という観点からの解説になっており、認識や検索といった目的に対する キャラクターの果たす役割は興味深い話でした。 最後に、現在の多言語化における問題意識を埋めるものとして、IDNAとして新 しい体系を作る活動が紹介されました。 - General mailing list(discuss@apps.ietf.org) - IDNAbis mailing list(idna-update@alvestrand.no) ◆ おまけ Social Eventは、slavonic island に建つ、「the Zofin Palace」という neo-Renaissance様式の建物を貸し切って、traditional Bohemia料理がふるま われたそうで、かなり盛況のうちにお開きとなったようです。その後の、参加 者メーリングリストでは、「素晴らしかった」というメールが多数飛び交って いました。 以前に開催してから既に10年以上経っている上、急速に国内情勢も変わりつつ ある見知らぬ東欧圏のプラハという事情からか、IETF68参加者メーリングリス トは、プラハの現地情報や現地における生活の知恵などの情報交換で大活躍し ていました。電子メールによるコミュニケーションは、依然重要なのだなぁと 認識させられました。 5日目の夜には、セッション(と各々食事)の後に、有志で、標準化の苦労話や 各国での技術展開への希望などを分かち合う集まりが恒例で行われています。 飲み物や食べ物を持ち寄って、深夜まで旧交が暖められていました。IETFで は、大真面目な議論ばかりではなく、このようなくだけた雰囲気の 「extended BoF」も開催されます。 次回のIETF69は、2007年7月22日から27日まで、米国イリノイ州シカゴで、モ トローラ社がメインホストで開催される予定です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。 http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ___________________________________ ■■■■■ JPNICの活動はJPNIC会員によって支えられています ■■■■■ ::::: 会員リスト ::::: http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/ :::: 会員専用サイト :::: http://www.nic.ad.jp/member/(PASSWORD有) □┓ ━━━ N e w s & V i e w s への会員広告無料掲載実施中 ━━━┏□ ┗┛ お問い合わせは jpnic-news@nic.ad.jp まで ┗┛  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ =================================== JPNIC News & Views vol.436 【臨時号】 @ 発行 社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター 101-0047 東京都千代田区内神田2-3-4 国際興業神田ビル6F @ 問い合わせ先 jpnic-news@nic.ad.jp =================================== 登録・削除・変更 http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/ ■■◆ @ Japan Network Information Center ■■◆ @ http://www.nic.ad.jp/ ■■ Copyright(C), 2007 Japan Network Information Center