メインコンテンツへジャンプする

JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

ロゴ:JPNIC

WHOIS 検索 サイト内検索 WHOISとは? JPNIC WHOIS Gateway
WHOIS検索 サイト内検索
===================================
    __
    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.467【臨時号】2007.7.24 ◆
  _/NIC
===================================
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ News & Views vol.467 です
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本号では前号に続き、ASO ACの活動について、IP事業部の穂坂俊之よりご紹介
いたします。

ASO ACの概要については、前号をご覧ください。

○ASO ACについて[前編](vol.466)
  http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/2007/vol466.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ ASO ACについて [後編]
                                               JPNIC IP事業部 穂坂俊之
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 2007年のこれまでの活動

ASO ACでは、月1回の電話会議を中心にその意思決定が行われます。ICANNや
RIRのオブザーバを含めると総勢20名強の電話会議となり、開始時間は日本時
間で午前7時が通例です。人数が多い電話会議ということもあり、最初は誰が
話しているのかさっぱりわからず、発言のきっかけをどう掴むかも苦労しまし
たが、回数を重ねるにつれこの形式に段々と慣れてきました。

以下、今年これまでに行った主な活動について記します。

(1) 2007年5月のICANN理事改選において、Raimundo Beca氏を指名(再任)

    今回のASO指名理事改選枠1に対し、8名の立候補がありました。選出プロ
    セスは2007年の頭から開始されましたが、まず、ASO ACは各人から提出さ
    れた履歴書、質問状への回答をもとに候補者の絞り込みを行いました。そ
    の後、2007年3月のICANNリスボンミーティングでの面接、2007年4月の
    ARINミーティングでの議論を経て、最終的に2007年5月のASO ACによる投
    票でRaimundo Beca氏が過半数の票を得て、ASO ACの指名を受けることと
    なりました。

(2) 2007年5月のLACNICミーティングで提出された2件の提案を、グローバルポ
    リシー(*2)提案として認定

    上記の電話会議では、IANAからRIRへのAS番号割り振りポリシー提案およ
    びIANAのIPv4残存アドレス割り振りポリシー提案(*1)について、グローバ
    ルポリシー提案としての要件を満たしていることを認定しました。LACNIC
    では上記2提案とも承認されたので、今後残り四つのRIRで承認された後、
    ASO ACがICANN理事会へ承認を求めるか、あるいは差し戻すかの判断を行
    うことになります。

(3) ICANNミーティングにおけるASOワークショップの開催

    IPアドレス関連のポリシー議論はそのほとんどが各RIRのフォーラムで
    行われていることもあり、近年ではICANNの場においてASOが一般の参加
    者向けにワークショップを行うことはほとんどありませんでした。しか
    し今年に入ってIPv4アドレス在庫枯渇の議論が世界中で始まったことも
    あり、ASO ACでは今年はこのテーマを中心に、ICANNミーティングの場で
    ワークショップを行うことを決めました。既に2007年3月のリスボンミー
    ティング、6月のサンファンミーティングでワークショップを開催してい
    ますが、次回10月のロサンゼルスミーティングでもセッションの時間を
    確保し、目下アジェンダや話者、形式について議論しているところです。

また、これら以外にも、各地で提出されているポリシー提案の情報交換や、
ASO Webサイトでの情報提供のあり方、グローバルポリシー提案の進め方の確
認などを適宜メーリングリスト上などで行っています。

■ 今後の動き

ASO ACでは電話会議やメーリングリスト上のやりとりだけではなく、1年に2回
Face to faceのミーティングが設定されています。今年1回目は既にARINミー
ティングで実施され、2回目は10月のICANNロサンゼルスミーティングでの会合
が設定されています。

この会議に先立ち、9月にはAPNICミーティング、直前にはARINミーティング、
RIPEミーティングが相次いで開催され、2件のグローバルポリシー提案が議論
されます。また、直後には2年目を迎えるインターネットガバナンスフォーラ
ム(IGF)がリオデジャネイロで開催される予定になっており、ここではIPv4ア
ドレス在庫枯渇についても議論されると思われます。

既にICANN理事会やRIR、NIRが続々とIPv4アドレス在庫枯渇に関する声明を出
していることもあり、この秋にはこれらのミーティングにおいてIPv4アドレス
在庫枯渇対策の議論の機運がさらに大きく高まり、ASO ACが持っている「番号
資源割り振りに関する助言をICANN理事会に行う」という機能も今後さらに重
要性を増していくのではないでしょうか。

今後もASO ACの一員としてこれらの議論に参加しつつ、適宜皆様へのフィード
バックを行いたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。


(*1) LAC-2007-07 Global Policy for the allocation of the remaining 
     IPv4 address space in the Regional Internet Registry system

     http://lacnic.net/documentos/lacnicx/LAC-2007-07-en.pdf

     IANAの/8在庫が25になった段階で、五つのRIRに五つずつの/8を分配し、
     IANAの在庫を0にするという提案。

(*2) JPNIC用語集「グローバルポリシー」
     http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glos-ka.html#12-guro-baru-porisi


     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
            http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
___________________________________
■■■■■  JPNICの活動はJPNIC会員によって支えられています  ■■■■■
  :::::  会員リスト  :::::  http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/
  :::: 会員専用サイト ::::  http://www.nic.ad.jp/member/(PASSWORD有)
□┓ ━━━  N e w s & V i e w s への会員広告無料掲載実施中 ━━━┏□
┗┛          お問い合わせは  jpnic-news@nic.ad.jp  まで          ┗┛
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
===================================
 JPNIC News & Views vol.467 【臨時号】

 @ 発行         社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター
                 101-0047 東京都千代田区内神田2-3-4 国際興業神田ビル6F
 @ 問い合わせ先   jpnic-news@nic.ad.jp
===================================
登録・削除・変更   http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/


■■◆                          @ Japan Network Information Center
■■◆                                     @  http://www.nic.ad.jp/
■■

Copyright(C), 2007 Japan Network Information Center

このページを評価してください

このWebページは役に立ちましたか?
よろしければ回答の理由をご記入ください

それ以外にも、ページの改良点等がございましたら自由にご記入ください。

回答が必要な場合は、お問い合わせ先をご利用ください。

ロゴ:JPNIC

Copyright© 1996-2024 Japan Network Information Center. All Rights Reserved.