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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.687【特別号】2009.10.26 ◆
  _/NIC
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   ┃        JPNICはIPv4在庫枯渇の問題に取り組んでいます         ┃
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   ┃★Webサイト:「IPv4アドレスの在庫枯渇に関して」             ┃
   ┃  http://www.nic.ad.jp/ja/ip/ipv4pool/                      ┃
   ┃                                                            ┃
   ┃★バックナンバー:                                          ┃
   ┃  http://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/          ┃
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◆ IPv4アドレス在庫枯渇関連レポート [第25回]
   ~IPv4アドレス枯渇対応セミナー「kokatsu.jp アクションプラン2010」~
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IPv4アドレス枯渇対応タスクフォースは、2009年10月19日に、昨年に引き続き
2回目となるセミナーを主催しました。今回はその模様をお伝えします。

今回のセミナーは、「kokatsu.jp アクション2010」と題して、これまでのタ
スクフォースの各ワーキングループ(WG)による活動成果と、改訂されたプレー
ヤー毎の枯渇対応アクションプランを解説し、それに関するパネルディスカッ
ションを行いました。会場となった慶応義塾大学の藤原洋記念ホールには、約
200名の方にお集まりいただきました。


◆WGの活動成果報告

セミナーの前半部分では、タスクフォースの各WGにおけるこれまでの活動と成
果に関する報告が、タスクフォース代表である江崎浩氏の司会のもと、各WGの
代表によって行われました。

・アクセス網WG          木村孝氏
  - 6月の報告会について、現在の活動状況と情報提供の呼びかけ
    http://www.kokatsu.jp/blog/ipv4/data/WG1_kimura.pdf

・アプリケーションWG    中村修治氏
  - これまでヒアリングした開発言語やベンダなどの対応状況、動向
    http://www.kokatsu.jp/blog/ipv4/data/WG2_nakamura.pdf

・教育テストベッドWG    安田歩氏
  - テストベッドの概要、進捗状況の報告と教育セミナーの案内
    http://www.kokatsu.jp/blog/ipv4/data/WG3_yasuda.pdf

・広報WG                前村昌紀
  - これまでの広報活動実績と今後の計画、イベントの紹介
    http://www.kokatsu.jp/blog/ipv4/data/WG4_maemura.pdf

・サービスロゴWG        寺田昭彦氏
  - IPv6 Enable Logo Programの紹介と登録状況などの紹介
    http://www.kokatsu.jp/blog/ipv4/data/WG5_tereda.pdf


◆改訂版アクションプランの解説とパネルディスカッション

後半では、まずタスクフォースの副代表である荒野高志氏から、プレーヤー毎
にIPv4アドレス在庫枯渇への対応計画をまとめた「IPv4アドレス枯渇対応アク
ションプラン2009.10版」(*)の説明が行われました。これは、2009年2月にア
クションプランWGにて検討、作成して後に公開したものを、その後の状況を踏
まえて再度アップデートしたものです。主な改訂のポイントは、以下の3点で
す。

  (1)フレッツ光ネクストのIPv6によるインターネット接続対応時期をISPの対
     応期日と設定し、その他のプレーヤーについてもそれに連動する形とし
     た

  (2)「推奨スケジュール」と、遅くともこの線で対応すべきであるという
     「デッドラインスケジュール」の二つのスケジュールを示した

  (3)現時点のプレーヤー毎の進捗状況についても明示した

この改訂版のアクションプランを踏まえて、以下のパネリストが、荒野氏によ
る進行のもと、議論を行いました。

  ・岸川徳幸氏  (NECビッグローブ株式会社)
    http://www.kokatsu.jp/blog/ipv4/data/P1_kishikawa.pdf

  ・高田寛氏    (メディアエクスチェンジ株式会社)
    http://www.kokatsu.jp/blog/ipv4/data/P2_takada.pdf

  ・武馬慎氏    (総務省)
    http://www.kokatsu.jp/blog/ipv4/data/P3_takema.pdf

   ・中村修氏   (IPv6普及・高度化推進協議会)

岸川氏はISPとして現在のIPv6対応計画と進捗状況を説明し、高田氏はデータ
センター事業者の立場からIPv4アドレス在庫枯渇とIPv6への対応に関する課題
について、武馬氏からは行政の立場としてIPv4アドレスの在庫枯渇対策とIPv6
普及にどう取り組むべきかという点について、それぞれお話をしていただきま
した。

これらパネリストの発表を踏まえ、中村氏からは、米国では既にビジネスとし
のIPv6が進んでいること、先行した者のみが早くノウハウを蓄積し、その後の
展開も有利に進められるといった事例が挙げられました。IPv6への早期の取り
組みは、IPv4アドレスの在庫枯渇対応という消極的なマインドで取り組むべき
ものではなく、今後、自社のビジネスを他社に一歩先んじるためにも有用だと
考え、積極的に取り組むべきだという主張がなされました。

タスクフォースとして活動を開始してから約1年が経過し、当初に比べて、
IPv4アドレス在庫枯渇というものが日に日に現実性を帯びてきています。その
ため、アクションプランの公開や、パネルディスカッションでの議論を踏まえ
る形で、事業者の対応が、今後急速に進んでいくことを望みます。

(*) http://www.kokatsu.jp/blog/ipv4/event/ipv4kokatsujp-2010-actionplan_20091005.pdf


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
            http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html

        IPv4アドレス在庫枯渇関連のQ&Aは特集ページをご覧ください。
            http://www.nic.ad.jp/ja/ip/ipv4pool/
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 JPNIC News & Views vol.687 【特別号】

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