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JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.896【定期号】2011.10.17 ◆
  _/NIC
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━━━━━━━━◆◇◆ドメインまるわかり.jp公開中◆◇◆━━━━━━━
  ビジネスに役立つ活用事例やドメインによる企業信用力の違いなど、  
   知って得するノウハウが満載!意外と知らないドメインの常識を 
   クイズで学べるコーナーも →<http://ドメインまるわかり.jp/>   
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ News & Views vol.887 です
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今年も「Internet Week」を、2011年11月30日(水)から12月2日(金)の3日間、
秋葉原にて開催します。また今年は、Internet Week開催前の11月28日(月)と
29日(火)の2日間に「Pre Internet Week」として、無料セッションと併設イ
ベントもあります。現在、割引のある事前登録中ですので、本号のプログラ
ム紹介をご参考に、ぜひご参加ください。

□ Internet Week 2011 Webサイト
   https://internetweek.jp/

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◆ 目次
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【 1 】特集 「Internet Week 2011 プログラムのご紹介」
【 2 】News & Views Column
       「セキュリティ人材育成について」
        一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター  満永拓邦氏
【 3 】インターネット用語1分解説
       「SPFとは」
【 4 】統計資料
         1. JPドメイン名
         2. IPアドレス
         3. 会員数
         4. 指定事業者数
【 5 】イベントカレンダー


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 1 】特集 「Internet Week 2011 プログラムのご紹介」
                                   JPNIC インターネット推進部 坂口康子
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Internet Weekは、JPNICが主催する、インターネットに関わるすべての方に
向けた、年に1度のイベントです。今年も2011年11月28日(月)から12月2日(金)
までの5日間(28日・29日はPre Internet Week)、東京・秋葉原の富士ソフト
アキバプラザにて開催します。9月27日にプログラム(*1)を公開し、事前参加
登録の受け付けを開始しています。

(*1)https://internetweek.jp/program/

本稿では、今年のプログラムの特長3点を簡単に紹介した後、今年の全プログ
ラムを、日付ごとにご紹介します。

今年は有料セッションだけでも昨年より2セッション増え、計21セッションと
なっています。リピーターはもちろんのこと、今年初めて参加される方も参
加しやすいプログラム構成をめざしました。

参加者にとって、Internet Week 2011が、今後業務を進める上で少しでもお
役に立てるよう、プログラム委員・事務局一同、現在精一杯準備を進めてい
ます。年末が迫るお忙しい時期かと思いますが、多くの皆様にご来場いただ
けますと幸いです。

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◎【今年のInternet Weekのポイント1】併催イベントを含めて5日間の開催
======================================================================

今年は、Internet Week開催前の2日間を「Pre Internet Week」とし、JPNIC
が主催する無料セッションや、Internet Weekの後援団体の主催するイベント
を開催します。これにより、Internet Weekの名にふさわしく、併催イベント
を含めて5日間の開催となります。他の団体とも力を合わせ、1週間でインター
ネットの今年1年を振り返るイベントにしたいと思います。

[Internet Week 2011 併催イベント]

11月28日(月)『第21回JPNICオープンポリシーミーティング』
              http://venus.gr.jp/opf-jp/opm21/
              主催:ポリシーワーキンググループ

11月29日(火)『Global IP Business Exchange 2011 Autumn』
              http://ip-bizex.e-side.co.jp/
              主催:IPv6普及・高度化推進協議会

            『第32回ICANN報告会』
              https://internetweek.jp/program/p2-3/
              主催:社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
                    /財団法人インターネット協会

12月1日(木) 『OpenID Summit Tokyo』
              http://event-info.com/openid/
              主催:一般社団法人OpenIDファウンデーション・ジャパン

秋葉原UDXカンファレンスで開催するOpenID Summit Tokyo以外はすべて、
Internet Weekと同じ富士ソフトアキバプラザでの開催となり、Internet Week
のセッションと同じ登録ページより、参加のお申し込みが可能です。

Internet Weekと併せ、これらのイベントへのご参加も、ぜひご検討ください。

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◎【今年のInternet Weekのポイント2】
   インターネットの資源管理に関する無料セッションを開催
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またこのPre Internet Weekでは、JPNICの事業の一つであるIPアドレスなど
インターネット資源管理や、ドメイン名関連の最新動向に関する無料セッショ
ンを開催します。

このセッションは、Internet Weekはもちろん、併催イベントである第21回
JPNICオープンポリシーミーティング、第32回ICANN報告会、Global IP
Business Exchange Autumnに参加する前に、基礎的な情報を得たい方にもお
薦めです。

また2011年は、インターネットに関する話題が一般紙やテレビニュースでも
多く取り上げられた年でもありました。「IPv4アドレスがなくなる!?」「新
しいドメイン名が増える!?」など、インターネット資源が注目を集めました。
Internet Weekにご参加いただく方の中にも、普段インターネットに関わる仕
事をしているものの、実はIPアドレスやドメイン名がどのように管理されて
いるのかはよく知らない、という方もいらっしゃるかもしれません。このメー
ルマガジンをお読みの方にとっては、既にご存知の内容になるかもしれませ
んが、ご所属組織の部下や後輩、他部門の方など、周囲に受講をお勧めいた
だけますと幸いです。

======================================================================
◎【今年のInternet Weekのポイント3】
   チュートリアル色の強いセッションを明確化
======================================================================

Internet Weekは、大変ありがたいことに、多くの方(参加者の約7割、2010年
度実績)に毎年継続してご参加いただいています。その一方で、参加者の裾野
を広げるべく、新しい方にもぜひご参加いただきたいとも考えています。

そこで、若手技術者向けとして、全プログラムの中で、チュートリアル色の
強いセッションを明確に設定しました。これから紹介するプログラムのうち、
★が付いているプログラムです。

IPv6に関する技術を中心に、システム開発・運用におけるドキュメント管理
や組織における情報セキュリティなど、事例紹介を交えた実践的なプログラ
ムを多くそろえました。若手技術者はもちろんですが、これから自組織のIPv6
対応を始めようと思っている方にもお薦めです。

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▲▽▲ Pre Internet Week  2011年11月28日(月)~11月29日(火)▲▽▲
======================================================================
┌─────────────────────────────────┐
│P1-1/P2-1:インターネット資源管理の基礎知識                       |
|           (ドメイン名/DNS/IPアドレス)                            │
│  https://internetweek.jp/program/p1-1/                           │
│  https://internetweek.jp/program/p2-1/                           │
│  ※ご注意※ 11/28開催分と11/29開催分の内容は同じです。           │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│ドメイン名やIPインターネットの資源管理に興味がある方│
│  おススメ? │最近インターネットに関する業務に携わることになった方│
├──────┼──────────────────────────┤
│            │「IPアドレス、ドメイン名とは?」から始まり、それがイ│
│  ポイント  │ンターネットにおいてどう利用されているのか、また世界│
│            │的にどう管理されているかを、初心者向けに解説します。│
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│P1-2:IPアドレス最新動向(初心者向け)                              |
│  https://internetweek.jp/program/p2-2/                           │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│IPアドレス管理の動向に興味のある方                  │
│  おススメ? │                                                    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │IPv4アドレス在庫枯渇後のIPアドレス管理の動向を、基礎│
│  ポイント  |から解説します。併催の第21回JPNICオープンポリシー   │
│            │ミーティング参加前の予習としても利用できます。      │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│P2-2:ドメイン名最新動向(初心者向け)                              |
│  https://internetweek.jp/program/p1-2/                           │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│ドメイン名管理の動向に興味のある方                  │
│  おススメ? │                                                    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │ドメイン名管理の動向を、これまでgTLDを増やしてきた経│
│  ポイント  |緯も交えて基礎から解説します。併催の第32回ICANN報告 │
│            │会参加前の予習としても利用できます。                │
└──────┴──────────────────────────┘

======================================================================
▲▽▲ Internet Week  2011年11月30日(水)~12月2日(金)▲▽▲
======================================================================
【2011年11月30日(水)】●→最新動向セッション
                      ○→最新動向・ディスカッションセッション
                      ★→チュートリアル
======================================================================
┌─────────────────────────────────┐
│★[チュートリアル] T1:各種移行技術によるIPv6導入                 |
|      ~あなたのネットワークをIPv6対応に?~                      │
│  https://internetweek.jp/program/t1/                             │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│通信事業者・機器ベンダー・SIer・一般企業のIT担当者  │
│  おススメ? │                                                    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │これからまさにIPv6対応を始めようとしている人向けに、│
│  ポイント  │IPv6を導入するための技術をおさらいした後、現在利用可│
│            │能なサービスや導入事例の紹介を行います。            │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│★[チュートリアル] T2:事例から学ぶIPv6 トラブルシューティング    │
│  https://internetweek.jp/program/t2/                             │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│IPv6を導入している方、IPv6の導入を検討している方    │
│  おススメ? │                                                    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │IPv6導入でつまずきやすい点を、家庭ネットワーク、サー│
│  ポイント  │バ、ISPなど分野別に解説します。World IPv6 Dayで判明 │
│            │した最新の事例もご紹介します。                      │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│★[チュートリアル] T3:運用ドキュメント2011                       |
|       ~手軽にスピーディに継続的に保守するためのツール入門~     │
│  https://internetweek.jp/program/t3/                             │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│運用現場でドキュメント管理保守に日頃苦心されている方│
│  おススメ? │ドキュメント管理手法に興味がある方                  │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │システム開発・運用に欠かせないドキュメントの上手な保│
│  ポイント  │守管理方法について、その作成方法から変更管理まで、便│
│            │利なツールのご紹介も交えながら解説します。          │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│●[最新動向] S1:HTTP Meeting ~スマートフォン時代のWeb技術~     │
│  https://internetweek.jp/program/s01/                            │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│Webプログラム技術者/ISP技術者                       │
│  おススメ? │                                                    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │HTML5やCSS3、スマートフォン対応などWeb製作に関する最│
│  ポイント  │新の技術動向をご紹介するともに、今後のWeb技術の方向 │
│            |性について考えます。                                │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│●[最新動向] S2:3.11から考えるディザスタリカバリ                 │
│  https://internetweek.jp/program/s02/                            │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│ネットワーク・サーバの設計担当者、運用担当者        │
│  おススメ? │                                                    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │東日本大震災で大きな被害を受けた地域で、実際にシステ│
│  ポイント  │ムやネットワークの復旧に携わった方を講師に迎え、今後│
│            │災害にどう備えるのか、どう対応するのかを考えます。  │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│●[最新動向] S3:送信ドメイン認証運用実践                         │
│  https://internetweek.jp/program/s03/                            │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│企業・ISP・XSPのメールサーバの管理者                │
│  おススメ? │                                                    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │迷惑メール対策として開発された送信ドメイン認証技術・|
│  ポイント  │DKIM(DomainKeys Identified Mail)を活用し、信頼性の高│
│            │いメールを送信する方法を実践的に学びます。          │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│●[最新動向] S4:ひろがるインターネット                           │
│       ~Machine to Machine/Internet of Thingsの動向~            │
│  https://internetweek.jp/program/s04/                            │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│ISPやネットワーク技術者                             │
│  おススメ? │今後のインターネットの動向について知りたい方        │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │今後のインターネットの方向性と言われるM2M/IoTについ │
│  ポイント  │て、その世界的な技術の標準化動向から、移動体や家電に│
│            │おける取り組みまで、ネットワーク技術者向けに解説しま│
│            │す。                                                │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│●[最新動向] S5:インターネットとID連携 ~OpenIDとOAUTH~         │
│  https://internetweek.jp/program/s05/                            │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│インターネットの電子認証分野の技術者や専門家        │
│  おススメ? │                                                    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            |最近再注目を集めるOpenIDについて、最新の動向・技術仕│
│  ポイント  │用をご紹介します。併催のOpenID Summit Tokyoを主催す │
│            │る一般社団法人OpenIDファウンデーション・ジャパン様の│
│            │ご協力により、海外より著名な講演者をお迎えします。  │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│○[最新動向] D1:DNS DAY                                          │
│  https://internetweek.jp/program/d1/                             │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│DNS運用者                                           │
│  おススメ? │DNSに興味のある技術者                               │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │DNSのこの1年を振り返り議論するセッションです。DNSSEC│
│  ポイント  │やDNSソフトウェアの脆弱性の公開など最新の状況を踏ま │
│            │え、DNS安定運用のための注意点を語ります。           │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│○[最新動向] D2:ここまで来ている IPv6インターネット!            │
│  https://internetweek.jp/program/d2/                             │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│IPv6の必要性は感じているが、対応開始はこれからの方  │
│  おススメ? │他のセグメントのIPv6対応状況を知りたい方            │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │IPv6対応が進んでいる各分野の総勢22名の講演者が、自社│
│  ポイント  │のIPv6対応について語ります。日本のIPv6対応の「今」を│
│            │短時間で網羅的につかむならこのセッションです。      │
└──────┴──────────────────────────┘

======================================================================
【2011年12月1日(木)】 ●→最新動向セッション
                      ○→最新動向・ディスカッションセッション
                      ★→チュートリアル
======================================================================
┌─────────────────────────────────┐
│★[チュートリアル] T4:IPv6セキュリティの勘どころ                 │
│  https://internetweek.jp/program/t4/                             │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│IPv6を導入しようとしている企業網担当者、一般ユーザー│
│  おススメ? │                                                    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │企業網や家庭ネットワークへIPv6を導入するの際に注意し│
│  ポイント  │たいセキュリティを、IPv4と対比しながら解説します。  │
│            │IPv6は初心者の方向けに基本の解説からスタートします。│
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│★[チュートリアル] T5:IPv4アドレス枯渇時代のアプリケーション開発 │
│  https://internetweek.jp/program/t5/                             │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│ネットワークアプリケーションの開発者                │
│  おススメ? │                                                    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │今後、IPv6が本格的に利用されることになる時に備え、  │
│  ポイント  │アプリケーションエンジニアが開発に際して知っておきた│
│            │いIPv6対応のポイントを、基礎から解説します。        │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│●[最新動向] S6:押さえておきたいインターネット法2011             │
│  https://internetweek.jp/program/s06/                            │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│エンジニア、ISPやホスティング事業者                 │
│  おススメ? │サービスの運用者、プログラム開発者                  │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │ウイルス作成罪の新設や不正アクセス防止対策など、イン│
│  ポイント  │ターネットに関する法律の最新動向を、政府担当者や法律│
│            │の専門家がエンジニア向けに解説します。              │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│●[最新動向] S7:ルーティング関連セッション(I)                    │
|      ~備える!インターネットルーティングセキュリティ~          |
│  https://internetweek.jp/program/s07/                            │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│BGP運用者                                           │
│  おススメ? |インターネットルーティングに興味を持つ人            │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │IPv4アドレス在庫枯渇後に発生した/発生し得る国内外の │
│  ポイント  │ルーティング関連問題への対応を考えます。次のS8セッ  │
│            │ションの受講前の入門編としてもお役立てください。    │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│●[最新動向] S8:ルーティング関連セッション(II)                   │
│       ~経路爆発を考える~                                       │
│  https://internetweek.jp/program/s08/                            │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│BGP運用者                                           │
│  おススメ? |                                                    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │増え続けるインターネット上の経路数について、ISP自身 │
│  ポイント  │の対応はもちろんのこと、通信機器メーカーの対応や新し│
│            │いプロトコルの可能性をご紹介します。                │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│●[最新動向] S9:仮想化時代のパケットフォワーディング             │
│  https://internetweek.jp/program/s09/                            │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│オープンソースシステムでのパケット転送に興味がある方│
│  おススメ? │カーネルレベルでパケットを捌くことに興味がある方    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │Linuxにおけるパケットフォワーディング技術を中心に、 │
│  ポイント  │増加する経路数に対応するための技術とその効果を、実際│
│            │のデータを基にご紹介します。                        │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│●[最新動向] S10:スマートフォンセキュリティ                      │
│  https://internetweek.jp/program/s10/                            │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│スマートフォンの企業利用を考えている管理者、ユーザー│
│  おススメ? │                                                    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │企業におけるスマートフォンの利用について、Androidと │
│  ポイント  │iPhoneのそれぞれの注意点を解説した後、実際にスマート│
│            │フォンを狙った攻撃の傾向をご紹介します。            │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│○[最新動向] D3:仮想化DAY ~組み合わせで作るクラウドシステム~    │
│  https://internetweek.jp/program/d3/                             │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│SE、SIer、ホスティング事業者                        │
│  おススメ? │仮想化技術・仮想化基盤に興味のある方                │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │仮想化基盤技術は、 一見一つに見えますが、技術の組み │
│  ポイント  │合わせシステムです。組み合わせにより選択の幅が生まれ│
│            │ますが、試行錯誤も必要です。よりよい仮想化基盤を構築│
│            │に向け、参考になる情報が満載です。                  │
└──────┴──────────────────────────┘

======================================================================
【2011年12月2日(金)】 ○→最新動向・ディスカッションセッション
                      ★→チュートリアル
                      ☆→懇親会
======================================================================
┌─────────────────────────────────┐
│★[チュートリアル] T6:始めようCSIRT                              │
│       ~事例から学ぶインシデント・レスポンス~                   │
│  https://internetweek.jp/program/t6/                             │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│企業で情報セキュリティに携わっている方              │
│  おススメ? │自社の情報セキュリティ対応体制を改善したい方        |
├──────┼──────────────────────────┤
│            │企業における情報セキュリティ対応体制の構築について、│
│  ポイント  │そのノウハウをご紹介します。事例紹介のパートでは、少│
│            │人数による、講師と参加者の相互的な講義を行います。  │
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│★[チュートリアル] T7:ロケットスタート!IPv6                     │
│  https://internetweek.jp/program/t7/                             │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│IPv6について知りたい方(IPv4はある程度知っている方)  │
│  おススメ? │                                                    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │宅内など、小さなネットワークのIPv6対応を取り上げ、  │
│  ポイント  │IPv6の動作が理解できるようになることをめざします。  │
│            │IPv6関連のチュートリアルの中で、最も初心者向けです。│
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│○[最新動向] D4:IP Meeting 2011 ~とびらの向こうに~             │
│  https://internetweek.jp/program/d4/                             │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│インターネットの基盤技術の動向に興味のある方        │
│  おススメ? │                                                    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │今年の「インターネット」に関する出来事を総括します。│
│  ポイント  │新しい試みとして、各プログラム委員が担当プログラムを│
│            │5分で紹介した後、今年のInternet Weekのテーマに最も  │
│            │合っていたプログラムを参加者の投票により決定します。│
└──────┴──────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│☆K1:懇親会                                                      │
│  https://internetweek.jp/program/k1/                             │
├──────┬──────────────────────────┤
│どんなひとに│Internet Week 2011に参加するすべての方々            │
│  おススメ? │                                                    │
├──────┼──────────────────────────┤
│            │Internet Week 2011の締めくくりにささやかな懇親会の場│
│  ポイント  │をご用意しました。ぜひご参加ください。              |
└──────┴──────────────────────────┘

講演者などの詳細については、http://internetweek.jp/ に掲載しています。
また、本日、BoFとランチセッションのプログラムも公開しましたので、こち
らもぜひご覧ください。2011年11月18日(金)までにお申し込みいただくと、
事前登録の割引料金(2割引)が適用されます。


 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃     ◆◇◆◇◆  本特集のご感想をお聞かせください  ◆◇◆◇◆     ┃
 ┃良かった                                                          ┃
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 ┃悪かった                                                          ┃
 ┃→ http://feedback.nic.ad.jp/896/dc2b63049891641ae7cc008af06ff8a9 ┃
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【 2 】News & Views Column
       「セキュリティ人材育成について」
              一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター  満永拓邦氏
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

近年、大手企業や政府系組織を狙ったサイバー攻撃が世間を騒がせています。
2005年頃までの攻撃の多くは、いたずらや自己顕示を目的としたWebサイト改
ざんなどの人目につくものでしたが、その後、金銭や機密情報の窃取を目的
として、人目につかないように密かに繰り返される攻撃が増加してきていま
す。この間に、攻撃者は組織化・分業化し、それに伴って、新たな攻撃手法
が次々に生み出され、高度化が進んでいます。インターネットを利用した電
子取引などが日常的に行われている現在において、こうしたサイバー攻撃へ
の対策は急務であり、セキュリティ人材育成の必要性が増しています。本稿
では、現在行われている若年層向けの人材育成について、複数の例を紹介し
ます。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、若年層のセキュリティ意識の向上
と、優秀なセキュリティ人材の早期発掘と育成を目的として、22歳以下の学
生・生徒を対象に「セキュリティ&プログラミングキャンプ」を毎年開催し
ています。高度な内容を取り扱っており、セキュリティ・コースでは、マル
ウェア解析、セキュアOSの自作、ネットワーク解析など各セキュリティ技術
の講義と演習を行います。

また、大学院教育においても、文部科学省・大学院・企業・研究機関が連携
し、「IT Keys」や「ISS square」と呼ばれる先導的ITスペシャリスト育成推
進プログラムが実施されていました(現在は、大学院などが独自で実施してい
ます)。これらのプログラムでは大学院で行われている研究的な内容だけでな
く、連携企業・研究機関の協力によって実践的な講義や演習が行われていま
す。例えばIT keysでは、複数の受講生でCSIRT(Computer Security Incident
Response Team)を組み、実際にインシデントレスポンスを経験するロールプ
レイング演習などがあります。受講生は、そうした経験を生かして将来的に
情報セキュリティのスペシャリストとして活躍することが期待されています。

そして、JPCERTコーディネーションセンターにおいても、「IT Keys」や
「ISS square」の受講生に対するインターンシップの受け入れや、学生向け
のセキュアコーディングセミナーなど各種講演を通じて、セキュリティ人材
に対する教育活動を積極的に行っています。

各プログラムでは、安心安全なインターネット社会に貢献する、技術と知識
を持ったセキュリティ人材を育てることを目的としており、こうした取り組
みを今後一層進めていく必要があると考えています。

人材については、それを受け入れ活用する企業側でも考えるべき課題があり
ます。例えば、キャリアパスの明確化です。以前から情報セキュリティに携
わる一部の人からは、自らのキャリアパスを描きにくいという不安の声があ
り、企業側が必要な知識や経験、また社内でのキャリア設計などを提示する
ことで、エンジニアのモチベーションを向上させることが可能です。

サイバー攻撃に対してセキュリティは重要なものとなってきており、さらに
人材教育の重要性は増してきています。教育機関だけではなく、企業内での
キャリアパスを整えることや、産官学のさまざまな関係者が連携して人材教
育を行っていくことが必要だと考えています。


■著者略歴

満永 拓邦(みつなが たくほう)

京都大学情報学研究科修士課程を修了後、神戸デジタル・ラボにおいてセキュ
リティコンサルタント(兼研究員)としてセキュリティ事業および関連研究に
携わる。平成22年度、経済産業省新世代情報セキュリティ研究開発事業「効
率的な鍵管理機能を持つクラウド向け暗号化データ共有システム」プロジェ
クトリーダー、文部科学省先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムセキュ
リティ分野「IT keys」同窓会会長。平成23年度4月からJPCERT/CC早期警戒グ
ループセキュリティアナリスト。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 3 】インターネット用語1分解説
         「SPFとは」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

SPF (Sender Policy Framework)とは、電子メールの送信元ドメインが詐称さ
れていないかを検査するための仕組みです。SPFの仕様は、RFC 4408(*1)で定
められています。

インターネットでメール送信に使用されるプロトコルであるSMTP (Simple 
Mail Transfer Protocol)は、差出人のメールアドレス(Fromアドレス)を自由
に設定することが可能です。このため、送信元を偽った「なりすましメール」
を簡単に送ることができてしまい、これが迷惑メールに利用されてきました。

SPFは、こうしたメールアドレスにおけるなりすましを防ぐための技術の一つ
で、DNSを利用するのが特徴です。ドメインをSPFに対応させるには、そのド
メインのゾーンデータにSPFレコード(*2)という情報を追加します。SPFレコー
ドには、そのドメイン名を送信元としてメールを送ってもよいサーバのIPア
ドレス等を記述します。

一方、SPFに対応したメール受信サーバは、メールの受信時にそのメールの送
信元となっているドメイン(*3)のSPFレコードを、DNSで問い合わせます。送
信元のサーバ(*4)がSPFレコード中で許可されていない場合は、送信ドメイン
の詐称が行われたと判断して、受信を拒否するなどの処理を行います。

つまりSPFは、送信元サーバのIPアドレスとDNSを利用して、あらかじめ想定
された送信元以外からのなりすましメールを検出できるようにする機構で、
より多くのドメインがこの仕組みに対応することで、その効果が高くなりま
す。


(*1) Sender Policy Framework (SPF) for Authorizing Use of Domains in
     E-Mail, Version 1
     http://www.ietf.org/rfc/rfc4408.txt

(*2) SPFレコードのためのRR (リソースレコード)として"SPF"がRFC 4408で
     定義されていますが、これを扱えないプログラムのために、同RFCでは
     併せてTXTレコードでも同一の内容を記述するべきとされています。

(*3) RFC 4408では、envelope from (SMTPのMAILコマンドで使用されたメー
     ルアドレスのチェックは必須で、HELOドメイン(SMTPのHELOコマンドで
     使用されたドメイン名)のチェックも推奨されていますが、どのドメイ
     ン名を使うかは実装により異なります。

(*4) ここでの送信元のサーバとは、受信側ネットワークのサーバにSMTPの
     セッションを確立して接続してきたサーバのことを指します。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 4 】統計資料
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1. JPドメイン名

o 登録ドメイン数(2011年5月~2011年10月)
--------------------------------------------------------------------------------
日付|  AD  AC    CO    GO   OR    NE   GR   ED   LG   GEO   GA     GJ    TOTAL
--------------------------------------------------------------------------------
 5/1| 275 3522 344044 750 27216 16575 7558 4624 1850 2636 684279 120772 1214101
 6/1| 275 3523 344583 751 27308 16573 7533 4646 1847 2621 687077 119665 1216402
 7/1| 275 3520 345263 751 27383 16511 7520 4655 1843 2614 691512 118350 1220197
 8/1| 275 3525 345639 751 27443 16498 7504 4653 1843 2606 694320 117971 1223028
 9/1| 273 3528 346095 751 27543 16456 7489 4659 1843 2607 698457 117940 1227641
10/1| 272 3523 346481 746 27633 16423 7473 4673 1842 2602 706004 117965 1235637
--------------------------------------------------------------------------------

 GA:汎用ドメイン名 ASCII(英数字)
 GJ:汎用ドメイン名 日本語


2. IPアドレス

o JPNICからの割り振りとJPNICへの返却ホスト数(2011年4月~2011年9月)
------------------------------------------
  月 |   割振   |   返却   | 現在の総量
------------------------------------------
   4 |   505856 |        0 |   92975038
   5 |     5120 |        0 |   92980158
   6 |     6144 |        0 |   92986302
   7 |     2048 |        0 |   92988350
   8 |     2048 |        0 |   92990398
   9 |    11264 |    16384 |   92985278
------------------------------------------


□統計情報に関する詳細は → http://www.nic.ad.jp/ja/stat/


3. 会員数  ※2011年10月14日 現在

 ---------------------
  会員分類  | 会員数 |
 ---------------------
  S会員     |      3 |
  A会員     |      1 |
  B会員     |      2 |
  C会員     |      4 |
  D会員     |    115 |
  非営利会員|     10 |
  個人推薦  |     33 |
  賛助会員  |     39 |
 ---------------------
  合計      |    207 |
 ---------------------

□会員についての詳細は → http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/


4. 指定事業者数  ※2011年10月17日 現在

   IPアドレス管理指定事業者数           408


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 5 】イベントカレンダー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2011.10.23(日)~28(金)       ICANN 42 (Dakar, Senegal)
  2011.10.31(月)~11.4(金)     RIPE63 (Vienna, Austria)
 --------------------------------------------------------------------
  2011.11.9(水)                IPアドレス管理指定事業者定例説明会
                               (東京、JPNIC会議室)
  2011.11.11(金)               INET Bucharest (Bucharest, Romania)
  2011.11.13(日)~18(金)       82nd IETF (Taipei, Taiwan)
  2011.11.19(土)~25(金)       AfriNIC-15 (Yaounde, Cameroon)
  2011.11.28(月)               第21回JPNICオープンポリシーミーティング
                               (東京、富士ソフトアキバプラザ)
  2011.11.29(火)               第32回ICANN報告会
                               (東京、富士ソフトアキバプラザ)
  2011.11.30(水)~12.2(金)     Internet Week 2011
                               (東京、富士ソフトアキバプラザ)
 --------------------------------------------------------------------
  2011.12.1(木)~2(金)         APTLD Members' Meeting
                               (Melborne, Australia)


     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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 @ 問い合わせ先   jpnic-news@nic.ad.jp
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