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    /P▲         ◆ JPNIC News & Views vol.905【臨時号】2011.11.14 ◆
  _/NIC
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◆ News & Views vol.905 です
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Internet Week 2011が、いよいよ11月28日(月)からプレイベントを含めて5日
間、富士ソフトアキバプラザにて開催されます。今年も最新技術動向を扱っ
多数のプログラムを取り揃えています。本号ではその中から、注目プログラ
ムとして「仮想化時代のパケットフォワーディング」を取り上げ、概要をご
紹介します。

なお、Internet Week 2011へ参加ご希望の方は、以下のURLからお申し込みい
ただけます。お得な事前登録は、11月18日(金)18:00までとなっておりますの
で、参加ご希望の方はどうぞお早めにご登録ください。

<参加申込はこちらから>
https://internetweek.jp/apply/

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◆ 緊急特集! Internet Week 2011 注目プログラムのご紹介(1):
   仮想化時代のパケットフォワーディング
                                                 JPNIC 技術部 岡田雅之
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■はじめに

最近のハードウェアやNIC (Network Interface Card)には、たくさんのパケッ
トをさばくために複数の新しい技術が導入されています。最近のLinuxなどの
カーネルでは、これらの技術に対応したバージョンがリリースされてきてい
ます。

そのため、オープンソースシステムを使ってパケット転送に関するシステム
を作りたいと思っている方、カーネルレベルでパケットをさばくことに興味
があり、理解したいと思っている方々を対象に、Linuxのカーネル処理に注目
し、RPS/RSS (Receive Packet Steering/Receive Side Scaling)処理の有無
が10Gbps環境に与える影響などを共有するセッションを、Internet Weekの場
で行うことにしました。
 

■このプログラムを設けた背景と目的

昨年のInternet Weekでは、本プログラムとはタイトルは異なりますが、「仮
想化時代を担うルータ」と題し、盛り上がりつつあったVyattaルータについ
て、複数観点からの性能測定を行い、十分実用に耐えうること、仮想化時代
にもマッチしていることを共有しました。

それから1年が経過したわけですが、今年のInternet Weekのプログラムを検
討するに当たり、Vyattaなどのルータの仕事であるパケットを運ぶことを取
り巻く環境を考慮すると、Vyattaなどのソフトウェアルータが持つ性能は、
その基盤であるOSが持つパケットフォワーディング性能とほとんど同義であ
る、ということに気づきました。

そこから、Linuxのパケットフォワーディングについて掘り下げていくと、単
純なパケット転送先検索テーブルの概念の話はもとより、仮想化を支援する
新しいテクノロジーが複数関係することも分かりました。このような観点か
ら、タイトルを「仮想化時代のパケットフォワーディング」とし、セッショ
ンとすることにしました。


■プログラムのホットなところと、開くべき「とびら」

まずこのプログラムのホットなところは、仮想化を支援する技術にどれだけ
効果があるのかという点と、ハードウェアの選択のポイントなどを明確にで
きる点が挙げられます。

既にNICやCPU、OSや仮想化システムはこれらの技術に十分に対応している状
態となっているため、あとは利用する技術者側が「とびら」を開いて、これ
らのテクノロジーを活用するフェーズに入っている、ということが言えるで
しょう。

本プログラムのために、現在も、講師陣による仮想化を考慮したパケットフォ
ワーディング技術(最新のLinux Kernel)について、日夜計測と検証が繰り返
されています。(これは本当に言葉通りでして、講師陣の結果共有、考察議論
のメールが深夜・早朝にも飛び交う、活発な検証になっています) 計測内容
の議論を、プログラム委員、講師、協力者で複数回実施していますが、毎回、
どのような技術を計測すべきか、どのような状況を考慮して計測すべきか、
参加者の皆様の期待に応えられるように、分厚いハードウェア解説書、ベン
ダーのマニュアルと格闘しながらパケットを流し、測定を継続しています。

仮想化時代のパケットフォワーディングに参加いただき、技術解説と計測結
果から効果、効能を実感することで、今後のインフラ設計などに繋げていた
だければと考えています。


■プログラムの対象者

Linuxを利用している技術者だけではなく、ほかのOSを利用する方にも十分お
役に立つ内容です。また、物理ネットワークを構築してきたネットワークエ
ンジニアの方についても、これからの仮想化時代のネットワークを構築する
上でポイントとなる、サーバ側の知識をまとめて吸収していただけると考え
ています。

今まで、ぼんやりと、CPU、OSベンダーのスペックシートに記載されている
VT○○やSR-IOV (Single Root I/O Virtualization)などのキーワードを眺め
ていた方も、本セッションへの参加を通じて、実際の動きや機能の活用法を
持ち帰っていただける内容となっています。

もちろん、日常的にハードウェアやOSの深い部分にあまり関係していない参
加者が「迷子」にならないように、プログラムの最初には簡単な導入を行い、
中盤から後半の内容へ進みます。

このような準備をした上で、本プログラムは、最終的にLinux仮想化技術と
NICの最新テクノロジーを理解していただける構成となっています。ぜひ多く
の方にご参加いただければ幸いです。


■プログラム詳細

 - タイトル:S9 仮想化時代のパケットフォワーディング
 - 日時:2011年12月1日木曜日  16:00~18:30
 - 場所:富士ソフトアキバプラザ レセプションホール
 - URL: https://internetweek.jp/program/s09/
 - 内容:

   1) Linuxシステムにおけるパケットフォワーディング概要(45分)
      浅間 正和(有限会社銀座堂) 

      プログラムの全体説明として、対象をLinuxとしてフォワーディング処
      理に係る複数の技術、要素を解説し、パケットフォワーディングの高
      速化、大容量化に貢献する技術の聴講準備を行います。

   2) パケットフォワーディング技術概要 (45分)
      浅田 拓也(東京工科大学) 

      パケットフォワーディングを支える最新の改良、提案を説明しその効
      果を解説します。

   3) パケットフォワーディング技術計測結果解説(60分)
      海老澤 健太郎(パラレルス株式会社) 

      これまでに説明したパケットフォワーディング技術について、効果の
      有無に関する実際の計測結果をもとに解説と考察を行います。また、
      どのような技術を組み合わせることが最適であるか、会場と質疑を踏
      まえながら共有します。


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       わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             http://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
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 JPNIC News & Views vol.905 【臨時号】

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