━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ __ /P▲ ◆ JPNIC News & Views vol.1637【定期号】2018.11.15 ◆ _/NIC ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ---------- PR -------------------------------------------------------- 【NTTコミュニケーションズ株式会社】 ┏・・■ IXへお得な接続方法があるのをご存知ですか? ■・・┓ ┃ JPNAP接続オプションなら1つのアクセス回線でIXを含む ┃ ┃ 最大3つのサービスを利用可能!! 詳しくはこちら↓ ┃ ┗・・・・ http://www.ntt.com/business/lp/jpnap.html ・・・・┛ ---------------------------------------------------------------------- ---------- PR -------------------------------------------------------- ★Internet Week 2018★ 11/27(火)~30(金)@浅草橋ヒューリックホール ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃今年のインターネット運用&セキュリティ動向が分かる!IP Meeting 2018┃ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛ 11月30日(金)9:30~ 詳しくは ⇒ https://internetweek.jp/program/d4/ ---------------------------------------------------------------------- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ News & Views vol.1637 です ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 毎月15日(土日祝の場合はその翌日)に発行している定期号では、特集記事の みならず、業界メンバーのコラムや用語解説、統計などもお届けしています。 本号では、2018年10月下旬にスペインで開催された、ICANNバルセロナ会議の レポートをお届けします。今回は毎年3回開かれるICANN会議の中で、最も会 期が長く大規模な年次会合にあたり、幅広い議論が行われたほか、ICANNが設 立20周年を迎えるということで、それを記念したプログラムが最終日に開催 されました。 News & Views Columnでは、Internet Weekのプログラム委員も務められてい る株式会社AbemaTV/株式会社サイバーエージェントの板谷郷司氏に、この20 年ほどの技術の進歩と、セキュリティ脅威の増大について語っていただきま した。また、インターネット用語1分解説では、誤った経路情報が広告されて いる状態を指す「Mis-Origination」を取り上げています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 1 】特集 「第63回ICANNバルセロナ会議報告」 【 2 】News & Views Column 「技術の進歩とクラッカーと」 株式会社AbemaTV/株式会社サイバーエージェント 板谷郷司氏 【 3 】インターネット用語1分解説 「Mis-Originationとは」 【 4 】統計資料 1. JPドメイン名 2. IPアドレス 3. 会員数 4. 指定事業者数 【 5 】イベントカレンダー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 1 】特集 「第63回ICANNバルセロナ会議報告」 JPNIC インターネット推進部 山崎信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2018年10月20日(土)から25日(木)まで、スペイン・カタルーニャ州のバルセ ロナにて、第63回ICANN会議(ICANN63)が開催されました。今回の会合は年次 会合で、理事の交代がありました。 バルセロナは北緯約41度で、函館とほぼ同様の緯度です。日中、朝晩とも東 京よりも多少気温が高かったものの、湿度が相対的に低かったのでそれほど 暑くは感じませんでした。会場であるバルセロナ国際会議場は海のそばで、 会議場の中まで磯の香りがしました。 ■ 開会式 まず、ICANN事務局の欧州統括であるJean-Jacques Sahel氏による前振りがあ り、次にICANN理事長Cherine Chalaby氏が(スペイン語ではなく地元バルセロ ナの言語である)カタラン語で挨拶した後、英語でスピーチを続けました。 Chalaby氏は、Vint Cerf氏、Jon Postel氏、村井純氏をはじめとするインター ネットの巨頭たち、ICANNコミュニティ参加者、ローカルホストをはじめとす るさまざまな関係者に感謝の意を表しました。Chalaby氏は次いで、ICANNの 戦略計画、財務的方向性、ガバナンスのマルチステークホルダーモデルに関 する進捗について、主に話をしました。 続いてICANN事務総長Goran Marby氏より、KSKロールオーバー、Webサイト改 善、予算と財政、各支持組織・諮問委員会代表の紹介などがありました。 次にローカルホストを務めるスペイン政府より、経済ビジネス省デジタル振 興長官Francisco Polo氏のスピーチがありました。スペインでは、設立期に ある企業の三つに一つがバルセロナにあるとのことで、技術的な起業家精神 は、バルセロナのみならずスペインを横断的にドライブする軸をもたらす可 能性があるため非常に重要であり、スペイン経済におけるデジタル化はよい 機会であること、インターネットガバナンスが国の主要課題であることなど を話されました。最後に「今日の小さな変化を見失わないでいただきたい、 それが大きなものに将来なるかもしれないから」と締めくくられました。 次いで、ローカルホストを務めるもう一つの組織である、スペイン(.es)の ccTLDレジストリ、Red.esの事務総長であるDavid Cierco氏よりスピーチがあ りました。今年でICANNが20周年を迎えることへの祝辞、ドメイン名レジスト リとしては200万近くのドメイン名が登録されていること、ドメイン名レジス トリ以外にも幅広くeコマース支援、および企業・起業家のデジタル化の支援 によりデジタル経済の発展に寄与していること、医療において患者の記録お よび処方箋のデジタル化が完了したことなどの話がありました。 ICANN63 Welcome Ceremony https://63.schedule.icann.org/meetings/901516 ■ gTLD登録データ暫定仕様(TempSpec)に関する迅速ポリシー策定プロセス (EPDP) EPDPチーム(Temp Spec gTLD Registration Data EPDP Team)は、2019年5月ま でのTempSpec完成を目標として、2018年7月19日に設立されました。また本 チームでは、非公開とされる登録データへの、アクセス方法の標準化につい ても議論されることになっています。 EPDPチームは設立以来、週1~2回のハイペースで電話会議が開催され、9月24 日から26日までは米国ロサンゼルスで対面会合を、バルセロナ会議では計5回 の会合が開催されました。 EPDPの最初の成果物として、同年9月にTempSpecの優先順位を決めるトリアー ジレポートが公開されました。これは一連の調査により、主に何について合 意が取れていないのかを明確にするためのものです。欧州データ保護委員会 (European Data Protection Board, EDPB)による助言の検討およびGDPRへの 適合の確認について検討することにより、チャーターに記載された目的およ び綱領に関連する質問(以下、チャーター質問)への回答に焦点を当てた、今 後の検討の土台が形成されました。 次の成果物として、初回報告書の発行が同年11月19日に予定されています。 初回報告書の目的は、チャーター質問に答え、関連するポリシー勧告を含め るとともに、TempSpecの内容を確認または改定するためです。本稿執筆時点 で既に報告書のドラフトは公開されており、細部を詰めている状況です。 バルセロナ会議では、EPDPチーム会合を計4回開催し、加えて主要題目セッ ションとして「EPDP報告書案および勧告案レビューセッション」が開催され ました。前者は細部に亘るので割愛し、後者を紹介します。主な内容は次の 通りです。 1. 登録データ処理の目的 大別すると次の通り、分類できる目的が正当で、対応する法的な基礎があ るか、ということを主に評価・議論します。 - 登録者 - 正当な第三者の利害関係に関する合法的なアクセスの有効化 - ドメイン名登録者への連絡または通知の有効化 - ドメイン名登録の保護(データエスクロー) - 契約遵守の処理 - ICANNの紛争解決ポリシー(UDRP、URSなど)の実施 - 登録者がgTLD登録ポリシー適格条件を満たしているかの確認 2. 必要なデータ収集活動 データの収集、移転、公開、保持について、データ要素の詳細な分析と法 的な基礎について検討します。 3. その他勧告および課題 主に、次の点について検討することになっています。 - ICANNとの契約主体であるレジストリ、レジストラは、地理的基準によ り登録者を区別することが許されるか - 個人と法人を区別して扱うことが許されるか High-Interest Topic: EPDP on the Temporary Specification for gTLD Registration Data - Review of Draft Report and Recommendations https://63.schedule.icann.org/meetings/901519 今後のスケジュールは、初回報告書発行後ただちにコメントを1ヶ月間募集 し、さらに検討した上で報告書を改定し、2019年2月後半には最終報告書を発 行、最終的には5月中旬に理事会承認を受ける予定となっています。 なお、ICANN63会期中のGNSO評議会では、EPDPが開始する前に検討を行ってい た、登録データディレクトリシステムポリシー策定作業部会(RDS PDP WG)の 終了が決議されました。 ■ 政府諮問委員会(GAC)ハイレベル会合 2012年に第1回が開催されて以来、約2年おきに開催されており、今回は4回目 となるGACハイレベル会合が22日(月)に開催され、以下の四つのセッションが 開かれました。 - IANA監督権限移管後のICANNにおける政府の役割および機会 - インターネットガバナンスエコシステムにおけるテーマ別の挑戦(サイバー 犯罪、データ保護、プライバシー) - インターネットの技術的発展と、ICANNの役割と影響力 - グローバルデジタルアジェンダとインターネット政策 GAC関連会合で使われていた部屋は、政府代表用に机が多数並べられており、 通常の部屋よりも収容人数が少ないためか、ハイレベル会合では「満員御礼 につき参加したい人は遠隔で視聴してください」という札がかかったセッショ ンもありました。 詳細につきましては、本報告の最後でご案内している12月6日開催予定の第53 回ICANN報告会にて、GACメンバーである総務省からの参加者よりご報告いた だけると思います。 ■ 新gTLD .amazon申請処理プロセス再開 2012年に募集が開始された新gTLDのうち、アマゾン川流域のブラジルとペルー がGAC早期警告を提出したことで、「申請処理を進めない」となっていた .amazonの申請処理プロセスを再開することが、最終日の公開理事会で決議さ れました。 それまでの経緯は、2017年10月に米国のAmazon社が解決提案を出したものの、 アマゾン協力条約機構(OTCA)に蹴られ、その後2018年9月になってICANN理事 会がICANN事務総長に対し、アマゾン川流域の文化遺産を守るため、TLDをOTCA 加盟諸国と共有して使用するなどの、解決策の策定を支援するよう求めてい ました。 ICANN通常理事会(2018年10月25日開催)決議概要 9. .AMAZONの新gTLD申請 https://www.nic.ad.jp/ja/icann/topics/2018/20181114-01.html#9 ■ ICANN 20周年 最終日の最後に、ICANN@20 Yearsと題した、ICANNの20年を振り返るプログラ ムが開催されました。最初に、重鎮のビデオインタビューが前理事会議長 Steve Crocker氏を皮切りにVint Cerf氏、Ira Magaziner氏と続き(他多数)、 その後ICANN理事会副議長Chris Disspain氏をはじめとするパネリストによ る、パネルディスカッションが持たれました。ICANN設立直後の財政難を乗り 越える努力、ccNSOの立ち上げ、現GAC議長のManal Ismail氏によるGACの黎明 期の思い出などが、当時の光景がありありと浮かぶように語られました。 ICANN@20 Years https://63.schedule.icann.org/meetings/901533 ■ Addressing Connectivity - to Build our Digital Future GACハイレベル会合と同じ日、22日(月)にGNSOのISP関係者部会(ISPCP)が主催 してのイベントが開催されました。ISP関係者が集まるということで、DNS、 識別子技術、インターネットエクスチェンジ(IX)、サイバーセキュリティな どについて発表、ならびに議論されました。プログラムおよび資料は、以下 に掲載されています。 Addressing Connectivity - to Build Our Digital Future A Technical Symposium and Networking Lunch https://www.ispcp.info/ICANN63-ispcp-outreach ■ ICANN64の紹介 ICANN会議では、次のICANN会議開催地にブースが割り当てられ、開催地の紹 介ができることになっています。この機会を逃さず、ICANN64神戸会議のプロ モーションを行ってまいりました。詳細は下記のブログ記事に譲ります。 ICANN63バルセロナでのICANN64神戸紹介 https://blog.nic.ad.jp/blog/icann64-at-icann63/ 併せて、会場で最も大きな部屋で開催される最終日のパブリックフォーラム では、ICANN64を紹介する時間が与えられ、ローカルホスト(開催地運営組織) として設立された、ローカルホスト委員会メンバーの堀田博文氏(株式会社日 本レジストリサービス)より、プレゼンテーションが行われました。堀田氏の 説明の合間には、神戸を紹介するビデオ、ローカルホスト委員長村井純氏の ビデオメッセージ、バルセロナと神戸をつなぐ架け橋として登場された、神 戸市をホームタウンとするサッカーJリーグのヴィッセル神戸を傘下に持つ、 楽天株式会社 代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏のビデオメッセージが順 に上映されました。プレゼンテーションの様子は、以下からご覧いただけま す。 Public Forum 2 - ICANN63 on Livestream (1:58:47より) https://livestream.com/icannmeeting/events/8416143/videos/182475607 ■ ICANN報告会のご案内 ICANN63の内容をご報告する、第53回ICANN報告会は12月6日(木)午後にJPNIC 会議室で開催予定です。ご予定の確保をお願いします。詳細なプログラムに つきましては、追ってお知らせします。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ◆◇◆◇◆ 本特集のご感想をお聞かせください ◆◇◆◇◆ ┃ ┃良かった ┃ ┃ http://feedback.nic.ad.jp/1637/20d662f291ceabe484f2f33ca594b50a ┃ ┃ ┃ ┃悪かった ┃ ┃ http://feedback.nic.ad.jp/1637/707fbb6d3c5a243c7c679da8f4941f95 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 2 】News & Views Column 「技術の進歩とクラッカーと」 株式会社AbemaTV/株式会社サイバーエージェント 板谷郷司 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 33MHz、4MB、320MB。最初に触ったパソコンのスペックである。時は1994年、 Apple社のMacintosh LC575というパソコンが家にきた。当時パソコンという もの自体が家にあるのが珍しく、幼かった自分自身もこれが何をするものな のか、何ができるものなのか全く理解はできなかった。そしてその翌年、 Windows 95の登場によりパソコンは一気に身近なものとなった。しかし、例 えば最近発売されたApple社のiPhone XR。同様にスペックを並べてみると、 2.5GHz、3GB、256GB。文字通り桁違いの性能となっている。その間24年。ムー アの法則によれば65,536倍にも半導体集積率が上がっていることとなる。そ の進歩が、当時のスーパーコンピュータ以上のものを手のひらに収めること を可能にした。 十年一昔とはよく言ったもので、特にITの世界は日進月歩の著しい進化を遂 げている。例えば通信速度。10年前はFTTHが普及し、100Mbpsのインターネッ トが普通に使える時代であった。更に、FTTH普及以前の10年間は、ADSLの下 り1.5Mbps商業サービスが開始されてから、新規申し込みの受け付けが終了ま でしている時代であり、今となってはADSLサービス自体の終了もそう遠くな い未来である。そして2018年現在、家庭用10Gbps回線サービスも開始されて いる。10年前の100倍の帯域が家庭で使えるのである。 帯域が増え、スマートフォン等でいつでもどこでもインターネットを介した 通信ができるようになると、併せて生活におけるインターネットの重要性も 変わってきた。重要な情報を狙うクラッカーの存在も大きくなってきている。 2018年10月29日~11月2日に、CODE BLUE (https://codeblue.jp/2018/)とい う情報セキュリティ国際会議が新宿で行われた。会場でWi-Fiを提供していた が、そこでグローバルIPを配布するという試みが行われた。そして同一ネッ トワーク上にハニーポットもあり、そこに対する攻撃がどのような状況であっ たか披露された。 20年前、ダイアルアップでISPへつないでいた当時は、グローバルIPがパソコ ンに直接付与されていた。ファイアウォールもなくインターネットへつながっ ていたのを考えると、今となっては恐ろしいつなぎ方をしていたものだと思 う。 IPv6の普及に伴い、グローバルIPが家庭の各端末に付与されることが増えて きた。家庭用ブロードバンドルータや各OS等の対応により昔のような無防備 な接続はまずないだろうが、インターネットとのつながり方を今一度見直す いい機会なのかもしれない。 ■著者略歴 板谷 郷司(いたたに さとし) 株式会社AbemaTVおよび株式会社サイバーエージェント所属、CONBU (COnference Network BUilders)コアメンバー、Internet Week 2018プログラ ム委員。高校在学中にITコンサルタント事業を始め、以降様々なBtoCサービ スに関わる。日本Zabbixユーザー会会員、日本PHPユーザ会会員。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 3 】インターネット用語1分解説 「Mis-Originationとは」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「Mis-Origination (またはMis-Origin)」とは、インターネット上の経路広 告において、誤った経路情報が広告されている状態を指します。BGP(*1)を 使ってAS(*2)間の経路制御を行っているルータでは、IPアドレスのプリフィ クス情報が交換されていますが、それが本来のASとは異なるASによって広告 されると、Mis-Originationと呼ばれます。経路広告元のASは一般的に Origin-ASと呼ばれることから、このような名称が付いています。 BGPを扱うルータ(BGPルータ)の運用においては、設定ミス(例:タイプミス)な どにより本来意図した経路情報とは異なる情報を広告してしまった場合、AS が収容していないプリフィクスを、経路情報として他ASに流してしまうこと になります。 Mis-Origination は、経路がハイジャックされたように見えることから、経 路ハイジャックとも呼ばれる場合もありますが、意図せず設定ミスが起きる 場合も多いことから、近年ではより事実に即した表現としてMis-Origination と呼ばれることが多くなっています。 Mis-Originationを検知する方法には、リソースPKI(*3)やROA(*4)を使って、 IPアドレスとAS番号の組みあわせの正しさを検証できる、オリジン検証 (Origin Validation)があります。このオリジン検証により、Mis-Origination の経路情報をフィルタリングすることで、適切な経路制御を実現しやすくな ります。 (*1) インターネット用語1分解説:BGPとは https://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/bgp.html (*2) インターネット用語1分解説:ASとは https://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/as.html (*3) インターネット用語1分解説:リソースPKIとは https://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/resource-pki.html (*4) インターネット用語1分解説:ROAとは https://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/roa.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 4 】統計資料 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1. JPドメイン名 o 登録ドメイン数(2018年6月~2018年11月) -------------------------------------------------------------------------------------------- 日付| AD AC CO GO OR NE GR ED LG GEO GA GJ PA PJ TOTAL -------------------------------------------------------------------------------------------- 6/1|257 3623 409632 572 35655 13403 6121 5281 1886 2245 923087 102509 9462 2428 1516161 7/1|256 3629 410777 573 35736 13392 6105 5281 1886 2241 926416 102200 9444 2243 1520179 8/1|255 3632 411825 572 35805 13382 6102 5297 1886 2239 928339 101756 9165 2010 1522265 9/1|255 3632 412924 570 35899 13358 6089 5292 1886 2238 931667 101195 9353 2009 1526367 10/1|254 3639 413817 568 35976 13325 6072 5302 1887 2231 933702 100429 9407 1994 1528603 11/1|254 3642 415091 572 36079 13298 6054 5307 1888 2228 937114 100226 9469 2011 1533233 -------------------------------------------------------------------------------------------- GA:汎用ドメイン名 ASCII(英数字) GJ:汎用ドメイン名 日本語 PA:都道府県型ドメイン名 ASCII(英数字) PJ:都道府県型ドメイン名 日本語 2. IPアドレス o JPNICからのIPv4アドレス割り振りとJPNICへのIPv4アドレス返却ホスト数 (2018年5月~2018年10月) ------------------------------------------ 月 | 割振 | 返却 | 現在の総量 ------------------------------------------ 5 | 8192 | 0 | 93156552 6 | 1024 | 0 | 93157576 7 | 3072 | 0 | 93160648 8 | 4096 | 0 | 93164744 9 | 1024 | 0 | 93165768 10 | 4096 | 0 | 93169864 ------------------------------------------ □統計情報に関する詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/stat/ 3. 会員数 ※2018年11月13日 現在 --------------------- 会員分類 | 会員数 | --------------------- S会員 | 3 | A会員 | 1 | B会員 | 2 | C会員 | 2 | D会員 | 95 | 非営利会員| 10 | 個人推薦 | 33 | 賛助会員 | 44 | --------------------- 合計 | 190 | --------------------- □会員についての詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/member/list/ 4. 指定事業者数 ※2018年11月12日 現在 IPアドレス管理指定事業者数 436 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 5 】イベントカレンダー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2018.11.26(月)~30(金) Internet Week 2018(東京、ヒューリック ホール&カンファレンス) 11.28(水) 第35回JPNICオープンポリシーミーティング 11.29(水) 第26回日本インターネットガバナンス会議 2018.11.26(月)~30(金) AFRINIC 29 (Hammamet, Tunisia) --------------------------------------------------------------------- 2018.12.6(木) 第53回ICANN報告会(東京、JPNIC会議室) 2018.12.14(金) IETF報告会(103rd バンコク)(東京、 NATULUCK神田駅前 会議室) --------------------------------------------------------------------- 2019.1.9(水)~16(水) SANOG 33 (Thimphu, Kingdom of Bhutan) 2019.1.23(水)~25(金) JANOG43(山梨、コラニー文化ホール) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ まわりの方にもぜひNews & Viewsをオススメください! 転送にあたっての注意や新規登録については文末をご覧ください。 ◇ ◇ ◇ わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。 https://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ___________________________________ ■■■■■ JPNICの活動はJPNIC会員によって支えられています ■■■■■ ::::: 会員リスト ::::: https://www.nic.ad.jp/ja/member/list/ :::: 会員専用サイト :::: https://www.nic.ad.jp/member/ (PASSWORD有) □┓ ━━━ N e w s & V i e w s への会員広告無料掲載実施中 ━━━┏□ ┗┛ お問い合わせは jpnic-news@nic.ad.jp まで ┗┛  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JPNIC News & Views vol.1637 【定期号】 @ 発行 一般社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター 101-0047 東京都千代田区内神田3-6-2 アーバンネット神田ビル4F @ 問い合わせ先 jpnic-news@nic.ad.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ___________________________________ 本メールを転載・複製・再配布・引用される際には https://www.nic.ad.jp/ja/copyright.html をご確認ください  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ◇ JPNIC Webにも掲載していますので、情報共有にご活用ください ◇ 登録・削除・変更 https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/ バックナンバー https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/ ___________________________________ ■■■■■ News & ViewsはRSS経由でも配信しています! ■■■■■ ::::: https://www.nic.ad.jp/ja/mailmagazine/backnumber/index.xml :::::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ■■◆ @ Japan Network Information Center ■■◆ @ https://www.nic.ad.jp/ ■■ Copyright(C), 2018 Japan Network Information Center