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    /P▲        ◆ JPNIC News & Views vol.1913【定期号】2022.4.15 ◆
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◆ News & Views vol.1913 です
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毎月15日(土日祝の場合はその翌営業日)に発行している定期号では、特集記
事のみならず、業界メンバーのコラムや用語解説、統計などもお届けしてい
ます。

本号の特集は、2022年3月上旬にオンライン開催された第73回ICANN会議につ
いて、主にプレナリーセッションと分野別ドメイン名支持組織(GNSO)に関す
る動向を取り上げます。

その他、News & Views Columnでは、JPNICの国際標準化関連の活動にご協力
いただいているGMOグローバルサイン株式会の稲葉厚志さんに、国際的な
フォーラムの場で人間関係を構築する上での対面でのやりとりの効用につい
てお書きいただきました。

また、インターネット用語1分解説では、ドメイン名関連のトラブルで紛争処
理方針(DRP)を利用する際に重要な観点となる「不正の目的(bad faith)」に
ついて解説しています。

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◆ 目次
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【 1 】特集 「第73回ICANN会議報告」
【 2 】News & Views Column
       「国際的なフォーラム活動で直接会うことによる人間関係づくりの
         効用
         GMOグローバルサイン株式会社  稲葉厚志氏
【 3 】インターネット用語1分解説
       「不正の目的(bad faith)とは」
【 4 】統計資料
         1. JPドメイン名
         2. IPアドレス
         3. 会員数
         4. 指定事業者数
【 5 】イベントカレンダー

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【 1 】特集 「第73回ICANN会議報告」
                                     JPNIC インターネット推進部 山崎信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

第73回ICANN会議(以下、ICANN73)は、引き続き新型コロナウイルス感染症の
影響により、2022年3月7日(月)から10日(木)まで、元々の開催予定地であっ
たプエルトリコ・サンフアンの時間帯である大西洋標準時(UTC-4)基準で、オ
ンラインのみで開催されました。

ICANN73へは、146の国・地域より1,578名の参加がありました。セッション数
は79、地元である北米からの参加者の割合が35%と最も多く、次いでアジア太
平洋地域および欧州がそれぞれ22%と続いています。ラテンアメリカ・カリブ
海地域は8%、アフリカ地域は13%となりました。

本稿では、主にプレナリーセッションと分野別ドメイン名支持組織(Generic
Names Supporting Organization, GNSO)に関する動向についてお伝えします。


■ プレナリーセッション

○グローバルな公益の枠組みは役に立つか?

本セッションでは、ICANNにおけるグローバルな公益(Global Public
Interest, GPI)の枠組みの役割について検討されました。GPIの枠組みは、
ICANN理事会の決定を必要とする特定の文脈や問題に焦点を当てるように設計
されています。ICANN理事のAvri Doria氏は、GPIの枠組みがICANN理事会の審
議の一部となった例として、標準化アクセス/開示システム(SSAD)の運用設
計フェーズ(ODP)を取り上げました。その後、GNSO評議会、GAC
(Governmental Advisory Committee、政府諮問委員会)、およびAt-Large諮問
委員会のパネリストが、ICANNコミュニティがICANN理事会とのやり取りで、
どのようにフレームワークを使用すれば最も効果的かについて議論を展開し
ました。

  https://73.schedule.icann.org/meetings/N79ABoMmic8ihMi8n

○DNS Abuseに関する対話の進展

gTLDレジストリ、ccTLDレジストリ、レジストラから構成されるDNS Abuse
InstituteのGraeme Bunton氏がモデレーターを務めた本セッションでは、
DNSの不正利用に対する業界の対応について議論しました。本セッションでの
新機軸として、不正に登録されたドメイン名と、悪意を持って登録されたド
メイン名の区別について検討されました。

  https://73.schedule.icann.org/meetings/Ak56QBFwurEqC4LuP

○地政学、立法、および規制の策定に関する討論

インターネット、とりわけDNSに関する規制・立法の動きについて、共有なら
びに議論されました。政府間組織(IGO、国連などの条約に基づいて設立され
た国際機関)、各国ならびに欧州連合(EU)での動き、コミュニティは何がで
きるのか、という部分に分けて発表および議論がなされました。発表はICANN
事務局の「政府および政府間組織との連携部門」(Government and 
Intergovernmental Organization Engagement, GE)の方々が担当しました。
本部門は各国や国連をはじめとする政府間組織で何が起こっているかを調査
しており、調査報告書(*1)を公開しています。ちなみに、GEはインターネッ
トガバナンスフォーラム(IGF)の改革や、WSIS+20(世界情報サミット開催後20
年目の評価)にも注視しているとのことです。

(*1) https://www.icann.org/en/government-engagement/publications

この討論では、

・各国政府とIGOがよりDNSに関して注目してきていること
・政治的・社会的課題を技術的な解決策で解決しようとする傾向があること
・新しい規制や法律は、DNSとは直接的に関係なくても、ネガティブな影響を
  与える可能性があること
・グローバルに相互運用可能な、安定したインターネットおよびICANNの活動
  に意図しない結果をもたらす可能性があること

などが課題であると述べられました。今年(2022年)9月~10月にルーマニアの
ブカレストで開催される国際電気通信連合(ITU)全権委員会議(PP)の場での、
ITU事務総長選挙(*2)に立候補したロシアの候補者が「現在のインターネット
ガバナンスのマルチステークホルダーモデルは機能していない」と、また
「DNSの管理をITUに移す」旨を述べたとのことで、もう1名の候補者は米国の
方ですが、選挙の行方が注目されます。さらには、2025年にロシアで開催さ
れる予定のIGFに向けて、インターネットガバナンス(の管轄?)をITUに移す
ことを目標にしている、と述べた某国政府関係者がいたとのことです。

(*2) https://www.itu.int/pp22/en/elections/candidates/

サイバーセキュリティ関係では、サイバー犯罪条約への電子的証拠の開示な
どに関する追加協定について触れられ、2022年5月には各国が署名を開始でき
る状態になる予定とのことです。ICANNはドメイン名やルーティングセキュリ
ティに関する報告書作成のため、経済協力開発機構(OECD)と多くのやり取り
をしたとのことです。

UDRPの紛争処理機関の一つであり、IGOとしてGACにオブザーバー参加してい
る世界知的所有権機関(WIPO)については「商標法、工業デザインおよび地理
的表示常設委員会(SCT)」を追っているとのことで、地理的表示
(Geographical indication, GI)の保護に関しての議論にDNSが登場するとの
ことです。

EUに関しては、GDPRが引き続き主要な対象となり、加えてブラジルや中国な
ど他の国々でも新たにデータ保護法を検討中もしくは可決されるなどしてい
るとのことです。データ保護以外では、DNSに関してはEUのネットワーク・情
報セキュリティ指令改定版(NIS2)、特に23条にはドメイン名登録データの収
集、維持、公開、およびアクセス提供について定めており最重要であるとの
ことです。他にはDNS4EU、これは法規制ではなく、ルートDNSに不測の事態が
起きた時の対応計画とされています(*3)。

(*3) ブロッキング/フィルタリング機能を内蔵するとされているため、検閲
     につながるのではないかと指摘されています。
     https://circleid.com/posts/20220213-some-thoughts-on-dns4eu-new-european-dns-resolver

参加者からの質問はいくつもありましたが、最後の質問で、ICANNは米国政府
から干渉は受けないのか、ICANNを特定の政府の管轄下から外し、ある種の国
際条約の下に置くという議論はされているのか、という質問がありました。
これに対し、ICANN事務総長Marby氏は、地球上に存在する限りはどこかの国
の管轄権に服さなければならず、条約の下に置くということはすなわち国連
のシステムということになる、現在のICANNのシステムを維持するために、
2016年にIANA監督権限を米国政府から移管した際に、多数の国が支持したこ
とからもわかるように、世界中の国々やIGOの支持を受けて独立性を保つため
に戦っている、との回答がありました。

  https://73.schedule.icann.org/meetings/s8QwuPo3jZfurKQTi

○gTLD関係

ICANN73では、新gTLD申請手続きPDP WGやgTLD登録データに関する
EPDP-TempSpec、すべてのgTLDにおけるすべての権利保護機構の評価PDPなど、
主要なポリシーに関するセッションは開催されませんでした。以下、開催さ
れたセッションのうち、一部の状況を記載します。

○移転ポリシー評価PDP

WGでは、移転先および移転元の承認フォーム (Forms of Authorization,
FOA)とAuthInfoに関連する審議が大幅に進展しており、初期報告書への提言
を固めつつあります。次に注目すべきは、NACKing 
(Negative-Acknowledgement)として知られている、移転の取り消しまたは拒
否についてとなります。3月8日にWG会合が開催されて議論がなされました。

  https://gnso.icann.org/en/group-activities/active/transfer-policy-review
  https://73.schedule.icann.org/meetings/se7PrCZwF8ZtFD6rm

○国際化ドメイン名に関するEPDP

同WGは、七つの主要トピックのうち最初のトピックである、ルートゾーンラ
ベル生成ルールの技術的活用に関する勧告(RZ-LGR)を用いた、gTLDおよび異
体字gTLDラベルの一貫した定義に焦点を当てたものとなる、トピックAに関す
る実質的な審議の第1段階がほぼ終了しています。現在、WGでは、異体字
gTLDの「同一事業者」原則に関するチャーター上の質問と、レジストリ運用
者が申請または運用するための法的および運用上の枠組みに関する質問につ
いて、最初の審議が進められており、3月9日にWG作業セッションが開催され
ました。

  https://gnso.icann.org/en/group-activities/active/idn-epdp
  https://73.schedule.icann.org/meetings/CHn4Z6EKwGnAuijqC

○登録データ精度向上検討チーム

GNSO評議会は、2021年7月22日の会合で、登録データ精度に関するスコーピン
グチームの設立と指示書を採択しました。スコーピングチームは、現在の実
施と報告、精度の測定、有効性など、精度に関連する多くの側面を検討する
よう命じられ、2021年10月に審議を開始しました。関連リソースのインデッ
クスをレビューした後、スコーピングチームは、実施と報告、および正確性
の測定のトピックに焦点を当て、ICANN事務局と協力して既存の要求事項の解
釈と実施、および報告について理解すること、およびギャップ分析を行い、
GNSO評議会に対する勧告の検討および策定に役立てる予定となっていました。
3月7日(月)にセッションを開催し、GNSO評議会から指示された課題に取り組
みました。

  https://gnso.icann.org/sites/default/files/file/field-file-attach/registration-data-accuracy-scoping-team-formation-instructions-09jul21-en.pdf
  https://73.schedule.icann.org/meetings/AFaQmS2FjStiotna9


■ 最後に

本メールマガジンでご紹介した第73回ICANN会議について、オンラインでの報
告会を2022年4月26日(火)に開催します。本稿では、プレナリーセッションと
GNSOの動向を中心にご紹介しましたが、本報告会ではccNSOやGACなど、全体
を理解していただくために、より幅広いテーマを取り上げる予定です。参加
費は無料となっていますので、ぜひご参加ください。

  第63回ICANN報告会開催のご案内
  https://www.nic.ad.jp/ja/topics/2022/20220413-01.html

また、前回の第72回ICANN会議の内容を報告した、第62回ICANN報告会につい
ても、当日の資料および動画をJPNIC Webで公開しております。報告会参加前
の復習などに、ぜひご利用ください。

  第62回ICANN報告会
  https://www.nic.ad.jp/ja/materials/icann-report/20211214-ICANN/

次回第74回ICANN会議はオランダ・ハーグでの現地開催ありのハイブリッド形
式で、2022年6月13日から16日まで開催される予定です。

  https://74.schedule.icann.org/

まだ新型コロナの状況は予断を許しませんが、状況が好転して現地に行ける
方々が多くなるとよいですね。


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 ┃     ◆◇◆◇◆  本特集のご感想をお聞かせください  ◆◇◆◇◆     ┃
 ┃良かった                                                          ┃
 ┃ https://feedback.nic.ad.jp/1913/0f50661c2e98db2f4ca7da217db0ad03 ┃
 ┃                                                                  ┃
 ┃悪かった                                                          ┃
 ┃ https://feedback.nic.ad.jp/1913/0ff32f310226c276a653541f2ae8bafb ┃
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【 2 】News & Views Column
       「国際的なフォーラム活動で直接会うことによる人間関係づくりの
         効用」
                                  GMOグローバルサイン株式会社 稲葉厚志
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

仕事で初めて海外に行ったのは30年位前(現在勤務している会社ではありませ
ん)になりますが、それ以降縁があってか、仕事での海外出張をたびたび経験
することとなりました。現在勤務しているGMOグローバルサインでは、
CA/Browser Forum、Asia PKI Consortium、ETSI TC ESI (Technical 
Committee Electronic Signatures and Infrastructures)といった国際的な
コミュニティのFace-to-Face Meetingへの参加が海外出張の主な目的で、こ
れらのミーティングは比較的固定されたさまざまな国々からのメンバーが数ヶ
月ごとに集まって開催されてきました。

コロナ禍の状況下2020年春以降、一堂に会することが難しくなりオンライン
ミーティング形式でのVirtual Face-to-Face Meetingに取って代わられる状
況が続いていますが、実際に対面していた時期に醸成された人間関係がある
ことで、日本からのオンラインミーティング参加は時差の都合で深夜になる
ことが多いにもかかわらず、過度な疲労やストレスを感じないでいられるの
かなと最近思います。もちろんメンバーが入れ替わることはありますが、す
でに面識のある誰かが間に入るなどしてくれているためか、いきなり知らな
い人が参加してきたという感覚が薄れるのかもしれません。自分の経験を振
り返ると、どのFace-to-Face Meetingもそうでしたが、1人で海外へ行って初
めて参加するというのは結構ドキドキものでした。仏頂面はしない、Yes or 
Noははっきり言い、話されていることがわからない時はわからないと伝え聞
き直す(私が英語をネイティブに話せるわけではないので、相手の人は大変
だったかもしれませんが)等々を心掛けようと思いましたが、実践できていた
かは自信がありません。

ただ、何回か参加して自然とそうするようになったと思うのですが、初めて
Face-to-Face Meetingの場に参加する人を見つけると、その人はきっと自分
と同じようにドキドキしたり心細かったりするのではと勝手に考えて、私の
方から「こんにちは」や「ようこそ」の挨拶をする習慣がつきました。そう
すると、休憩時間や食事の際などに片言でもコミュニケーションする機会が
増え、私がすでに面識のあるメンバーへ紹介するなどして、人間関係の輪が
広がっていくことをより強く実感できるようになりました。また、こういっ
た人間関係が発展して、コミュニティを離れた場で個別に相談したりされた
りということがあるというのも、成果如何にかかわらず妙にうれしかったり
します。コロナ禍でのこの2年間に、各コミュニティへ新メンバーとして参加
してきた人々と直接会って新たな人間関係を醸成できるよう、各コミュニティ
でのFace-to-Face Meeting再開を待ち遠しく感じる今日この頃です。


■筆者略歴

稲葉 厚志 (いなば あつし)

GMOグローバルサイン株式会社 事業企画部に所属。1990年代後半の電子認証
事業黎明期よりPKI/電子認証に関わる事業開発に従事。CA/Browser Forum、
Asia PKI Consortium、ETSI Technical Committee、Electronic Signatures 
and Infrastructuresおよび国内外協議会、フォーラムメンバーとしてガイド
ライン策定や啓発・提言活動に参画。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 3 】インターネット用語1分解説
         「不正の目的(bad faith)とは」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ドメイン名登録および使用における「不正の目的(bad faith)」とは、例え
ば「ドメイン名を先取りして、商標権を持つ人に対して高額で転売しようと
する」など、ドメイン名紛争処理方針(DRP; Domain Name Dispute 
Resolution Policy)に基づいた申し立てにおいて、ドメイン名の移転や取り
消しの対象となり得る意図を指します。

DRPでは、裁判とは異なり簡易・迅速・低廉といった特徴を持つ一方、損害
賠償などを求めることはできず、ドメイン名の移転もしくは取り消しのみを
求めることができます。また、対象となる事例も、不正の目的による場合の
みに限定されていて、それ以外は裁判で争うことになります。

どのような登録が不正の目的によるものに該当するのかは、それぞれのDRPに
おいて定められていて、例えばJPドメイン名を対象としたJPドメイン名紛争
処理方針(JP-DRP)(*)では、第4条のbにおいて以下のように例示されていま
す。

(i)   登録者が、申立人または申立人の競業者に対して、当該ドメイン名に
      直接かかった金額(書面で確認できる金額)を超える対価を得るため
      に、当該ドメイン名を販売、貸与または移転することを主たる目的と
      して、当該ドメイン名を登録または取得しているとき

(ii)  申立人が権利を有する商標その他表示をドメイン名として使用できな
      いように妨害するために、登録者が当該ドメイン名を登録し、当該登
      録者がそのような妨害行為を複数回行っているとき

(iii) 登録者が、競業者の事業を混乱させることを主たる目的として、当該
      ドメイン名を登録しているとき

(iv)  登録者が、商業上の利得を得る目的で、そのウェブサイトもしくはそ
      の他のオンラインロケーション、またはそれらに登場する商品および
      サービスの出所、スポンサーシップ、取引提携関係、推奨関係などに
      ついて誤認混同を生ぜしめることを意図して、インターネット上の
      ユーザーを、そのウェブサイトまたはその他のオンラインロケーショ
      ンに誘引するために、当該ドメイン名を使用しているとき

      (*) JPドメイン名紛争処理方針(JP-DRP)
          https://www.nic.ad.jp/ja/drp/jp-drp.html

ただし、これらはあくまで例示であるため、これらのみが不正の目的による
ものと認められるわけではありません。

また、ドメイン名登録者は、当該ドメイン名が不正の目的によるものである
として、DRPに基づき申し立てをされたとしても、答弁書において当該ドメイ
ン名に関係する権利または正当な利益を有していることの証明を行うことが
できれば、移転や取り消しが行われることはありません。


■ 参考

  ドメイン名紛争処理方針(DRP)
  https://www.nic.ad.jp/ja/drp/

  ドメイン名紛争処理方針の対象となる紛争
  https://www.nic.ad.jp/ja/drp/drp.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 4 】統計資料
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1. JPドメイン名

o 登録ドメイン数(2021年11月~2022年4月)
--------------------------------------------------------------------------------------------
日付|  AD  AC    CO    GO   OR    NE   GR   ED   LG   GEO    GA    GJ     PA   PJ   TOTAL
--------------------------------------------------------------------------------------------
 11/1|252 3767 454588 661 38894 12779 5531 6239 1895 2122 1041516 88185 10157 1738 1668324
 12/1|250 3769 455585 662 38947 12760 5522 6255 1895 2118 1046709 88081 10150 1778 1674481
  1/1|250 3779 456727 679 39045 12766 5516 6258 1895 2117 1051797 87921 10190 1733 1680673
  2/1|250 3788 457445 693 39114 12764 5510 6261 1896 2116 1055507 87747 10171 1642 1684904
  3/1|250 3793 458545 706 39170 12754 5504 6270 1897 2112 1058143 87589 10155 1593 1688481
  4/1|250 3804 459897 718 39264 12739 5495 6280 1898 2107 1062042 87176 10154 1588 1693412
--------------------------------------------------------------------------------------------

 GA:汎用ドメイン名 ASCII(英数字)
 GJ:汎用ドメイン名 日本語
 PA:都道府県型ドメイン名 ASCII(英数字)
 PJ:都道府県型ドメイン名 日本語


2. IPアドレス

o JPNICからのIPv4アドレス割り振りとJPNICへのIPv4アドレス返却ホスト数
  (2021年10月~2022年3月)
------------------------------------------
  月 |   割振   |   返却   | 現在の総量
------------------------------------------
  10 |     1024 |        0 |   92233864
  11 |    17408 |    16384 |   92234888
  12 |        0 |        0 |   92234888
   1 |     1024 |        0 |   92235912
   2 |     1024 |     4096 |   92232840
   3 |    17920 |    18944 |   92231816
------------------------------------------

□統計情報に関する詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/stat/


3. 会員数  ※2022年4月14日 現在

 ---------------------
  会員分類  | 会員数 |
 ---------------------
  S会員     |      3 |
  A会員     |      0 |
  B会員     |      1 |
  C会員     |      3 |
  D会員     |     91 |
  非営利会員|      9 |
  個人推薦  |     28 |
  賛助会員  |     43 |
 ---------------------
  合計      |    178 |
 ---------------------

□会員についての詳細は → https://www.nic.ad.jp/ja/member/list/


4. 指定事業者数  ※2022年4月11日 現在

   IPアドレス管理指定事業者数           483


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 5 】イベントカレンダー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2022.4.18(月)                 IGF 2023に向けた国内IGF活動活発化チー
                                ム第17回会合 (オンライン)
  2022.4.24(日)~27(水)         ARIN 49 (Nashville, U.S.A.)
  2022.4.26(火)                 第63回ICANN報告会 (オンライン)
 ---------------------------------------------------------------------
  2022.5.2(月)~6(金)           LACNIC37 (Cali, Republica de Colombia)
  2022.5.10(火)~17(火)         JPNIC技術セミナー (オンライン)
  2022.5.16(月)~20(金)         RIPE 84 (Berlin, Federal Republic of 
                                Germany)
 ---------------------------------------------------------------------
  2022.6.6(月)~8(水)           NANOG 85 (Montreal, Canada)
  2022.6.13(月)~16(木)         ICANN74 (Hague, the Netherlands)


     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
      わからない用語については、【JPNIC用語集】をご参照ください。
             https://www.nic.ad.jp/ja/tech/glossary.html
                  ◇              ◇              ◇
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 JPNIC News & Views vol.1913 【定期号】

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