2004/01/13 理事会 資料7 エスクローエージェント公募の件 ■審議事項 現行のデータエスクロー契約が2004年3月31日で満了することから、2004年4月 以降のデータエスクロー業務に関し、エスクローエージェントの公募と選定を 株式会社日本レジストリサービス(JPRS)と共同で行うことのご承認を頂きたい。 ■現行のデータエスクローの内容 現行のデータエスクロー契約はJPRSとJPNICの間で締結され、JPNICがエスクロー エージェントと監査者の両方の機能を兼ねた形で業務が行われてきている。 これは当初、ccTLDによるデータエスクローの実施は世界でも初めてであったこ とから、走りながら体制の整備を図るという関係者合意の下、政府の承認を得 て実施し、現在に至っている。本件は、現行の契約が期限を迎えるにあたって 関係者それぞれの役割を見直し、充実をはかるものである。 ■新体制の内容 政府、JPRSと検討した結果、現状JPNICが担っているエスクローエージェント の機能は公募により第三者を募ることとし、JPNICは監査者の役割を引き続き 分担する。よって、次のデータエスクロー契約はJPNIC、JPRS、エスクローエー ジェントの三者間で締結することとする。 なお、エスクローエージェントの業務費用はJPRSより当該エスクローエージェ ントへ支弁する。 また、JPNICの監査業務のうち定常的な部分のコストについては「JPドメイン 名登録業務移管契約」第11条の定めによりJPRSよりドメイン名の登録料収入、 維持料収入の一部より支弁される。 ■エスクローエージェントの公募及び選定 新体制下ではJPRSとJPNIC共同でエスクローエージェントの公募および選定を 行うこととする。共同で公募を行うのはエスクローエージェントの資格要件と して日々のデータトランザクションがスムーズにいくかどうかのJPRSとしての 選定要件と、新レジストリへのデータ移行がスムーズに行うことができるかど うかというJPNICとしての選定要件の双方を満たす必要があるためである。 ■スケジュール 1月13日(火) 理事会で公募についての承認 1月23日(金) 執行理事会でのRFP承認 1月26日(月) RFPの提示 2月 9日(月) 説明会開催 2月26日(木) 提案書の受付締め切り 2月27日(金)~3月10日(水) エスクローエージェントの決定及び 三者間契約ドラフティング完了 3月10日(水)~3月24日(水) 総務省における検討、エンドース決 定 3月25日(木)~3月26日(金) 全提案事業者への合否結果通知 3月29日(月)~3月31日(水) エスクローエージェントと契約書締 結 4月 1日(木)~6月30日(水) 動作試験、運用準備 7月 1日(木) 新体制下での運用開始 以上