2005/10/21 理事会 資料 4-1 JPNICにおけるIPv6アドレス割り振り手数料の変更について ■議案 IPv6アドレス割り振り手数料の変更に関する以下2点の事項について、承認を 求める。 1) APNICによるIPv6アドレスのper address fee(IPアドレス割り振り時に課 金される料金)の変更にあわせ、JPNICにおいても一定の条件(*)を満たし たIPv6アドレス割り振り申請に対し、割り振り手数料の90%減額を適用する。 2) APNICで現在提案されているIPv6 per address feeの一律免除が次回総会 までの間に決定された場合に、JPNICにおいてもIPv6割り振り手数料に 対し一律免除を適用する。 (*) IPv4アドレスで運用している既存のネットワークに対してIPv6アドレスの 割り振りを行った場合に限り、割り振り手数料を90%割り引く。詳細は資 料「IPv6アドレス割り振り手数料の減額について」参照。 ■背景 現在JPNICの割り振り手数料はAPNICのper address feeと同様の算出方法を適 用している。2005年8月11日以降、APNICは一定の条件を満たしたIPv6アドレス 割り振りに限りper address feeの90%減額を行っている。 また、さらに現在IPv6 per address feeの一律免除が提案され、議論が進めら れている。 +----------+--------------------------+--------------------------+ | | APNIC per address fee | JPNIC割り振り手数料 | +----------+--------------------------+--------------------------+ | これまで | 1サイト基準値×US$0.02 | 1サイト基準値×4.2円 | +----------+--------------------------+--------------------------+ | 現在 | 1サイト基準値×US$0.02 | 同上 | | 2005.08~| (一部90%を割り引きを適用)| (割り引き制度なし) | +----------+--------------------------+--------------------------+ | 今後 | IPv6 per address feeの | ‐ | | | 一律免除の可能性あり | | +----------+--------------------------+--------------------------+ ■適用期間 ・IPv6アドレス割り振り手数料の90%減額を盛り込んだ「IPアドレス割り当て等に 関する規則」は総会承認後、2006年1月24日施行とする。 ただし、2005年8月11日以降のIPv6アドレスの割り振りについては本規則を遡っ て適用する。 ・per address feeの一律免除をAPNICが施行した場合は、上記と同様にその内容 を盛り込んだ「IPアドレス割り当て等に関する規則」の施行日からAPNICによ る施行日に遡って適用する。 ■今後のスケジュール 2005年11月24日 第27回臨時総会での本議案の審議 改訂後の「IPアドレス割り当て等に関する規則」公開 2006年1月24日 改訂後の「IPアドレス割り当て等に関する規則」施行 2006年3月まで APNICにおいてIPv6 per address feeの一律免除が決定された場合 随時「IPアドレス割り当て等に関する規則」改定を実施 以上