2006/06/16 理事会 資料2 2006年度 IPアドレス検討委員会チャーター(案) ・設置目的 2006年度IPアドレス検討委員会では、従来の諮問機関としての機能とともに、 IP事業に関する専門性の高い事項について、検討を実施する機関として、 2005年度IPアドレス検討委員会と同様に、以下で示すIP事業に関する中長期 的な事業課題に対して取り組むことを活動内容とする。 ・活動内容 (1)IP指定事業者の満足度向上に向けた取り組み 既存の指定事業者の減少を防止し、指定事業者からの収入を安定的に得 ることにより、事業の継続性を確保するための取り組みとして、現在の JPNICの業務に対する満足度調査を実施する。 [アクションアイテム] - 調査会社によるIP指定事業者への満足度調査(7月~10月) - 調査結果分析とIP事業部へのフィードバック(10月) - 満足度向上に向けた提言の作成(11月) - IP事業部における活動の支援(12月~2007年3月) (2)IPv4アドレスの審議のあり方の検討 IPアドレスポリシーに基づく業務をLIRが実施しているかどうかの指標 として設けられているアサインメントウインドウが、効果的に機能して いることを確認し、改善すべき点があれば、今後望ましいと考えられる 審議方法について提言を行うことを目的とする。 [アクションアイテム] - IP指定事業者へのヒアリング(7月~10月) - ヒアリング結果の分析(11月) - IPv4アドレスの審議のあり方についての検討(11月~12月) - IP事業部へのフィードバック(2007年1月~3月) (3)IPアドレスに関する技術的観点からの検討 IPアドレスの割り振り・割り当てなどのインターネットレジストリに関 連するポリシーおよび実際の業務において、現在またはこれから採用し ようとしている技術的裏づけが適切かどうかを検討・評価することを目 的とする。 [アクションアイテム] - 有識者による専門家チームの設立(7月) ・報告書の公開により得られた意見について議論を行う場のモデレー ションを行うための専門家チームを設立予定 - テーマを決めたオープンなディスカッションの場の開催(7月~) - 得られた意見のフィードバック(7月~) - 「IPv4アドレスの枯渇に向けた提言」の改訂(1月~3月) (4)その他、IP事業において改善が必要と思われる課題への取り組み ・メンバー構成 委員長 吉田 友哉 NTTコミュニケーションズ株式会社 委員 今年度の活動内容にあわせて数名程度任命する 担当理事 前村 昌紀 JPNIC IP分野担当理事 荒野 高志 JPNIC IPv6分野担当理事 以上