2011/05/13 第84回理事会 資料 6 2011年度DRP検討委員会の設置について 理事会内規第10条3項及び検討委員会規程第3条1項、第4条1項の定めに 従い、DRP検討委員会を設置し、委員長、メンバーの選任を求める。 2011年度DRP検討委員会は、2010年度DRP検討委員会に引き続き、以下の チャーター(案)に示す事項を行うことを目的とする。 チャーター(案): (1) UDRPの電子申請のための手続規則改訂が2009年にICANNにて承認(*1) され、2010年3月1日より改訂されたUDRP手続規則が発効(*2)された。こ れを踏まえ、JP-DRPの手続きにも同様の改訂を行うことについて検討し、 検討結果に基づく助言を行う。 (2) 日本のIDN ccTLDである「.日本」の管理運営事業者として、株式会社日 本レジストリサービス(JPRS)が選定されたことを踏まえ(*3)、JPRSが 「.日本」のレジストリ業務を運営するにあたり必要となるJP-DRPおよ びJP-DRP手続規則の改訂案を検討し、検討結果に基づく助言を行う。 (3) gTLDにおける商標権保護に関してICANNにおいて施行中、及び検討中 の種々の施策(*4)(*5)を「.jp」に適用することの是非について検討し、 検討結果に基づく助言を行う。 期間:任期は2011年5月16日から2012年3月31日までとする。 委員構成: 委員長 ○早川吉尚(立教大学教授) ADR・仲裁に関する研究者のわが国における第一人者の一人。 インターネットを巡る法的諸問題にも詳しく、国連国際商取 引委員会の Online Dispute Resolution 部会における日本政 府代表を務める。DRP検討委員会の経験あり。 委 員 ○上沼紫野(虎ノ門南法律事務所 弁護士) (50音順) 個人情報保護法を専門の一つとする有力な実務家。インター (敬称略) ネット上の法律問題全般にも詳しい。 ○小川和茂(一般財団法人日本スポーツ仲裁機構) ADR・仲裁に関する研究者のわが国における第一人者の一人。 日本スポーツ仲裁機構の主要スタッフでもある。インター ネットを巡る法的諸問題にも詳しい。 ○宍戸一樹(曾我・瓜生・糸賀法律事務所 弁護士) ADR・仲裁を専門の一つとする実務家としてわが国における 第一人者の一人。日本仲裁人協会事務局次長。インター ネットを巡る法的諸問題にも詳しい。 ○島並 良(神戸大学教授) わが国における商標法の研究者の第一人者の一人。インター ネット上の知的財産問題全般にも詳しい。DRP検討委員会の 経験あり。 ○山内貴博(長島・大野・常松法律事務所 弁護士・弁理士) 知的財産権法、民事訴訟、ADRに関する実務家としてわが国に おける第一人者の一人。インターネットを巡る法的諸問題に も詳しい。DRP検討委員会の経験あり。 ○日本知的財産仲裁センター推薦の委員(調整中) ○丸山直昌(JPNIC理事 DRP担当) (*1) Adopted Board Resolutions | Seoul 1.5 Approval of Revisions to UDRP Implementation Rules for Electronic Submission http://www.icann.org/en/minutes/resolutions-30oct09-en.htm (*2) Rules for Uniform Domain Name Dispute Resolution Policy http://www.icann.org/en/dndr/udrp/uniform-rules.htm (*3) 日本インターネットドメイン名協議会によるアナウンスメント 「「.日本」の管理運営事業者 選定終了」 http://jidnc.jp/?p=709 (*4) Zone File Access Advisory Group http://www.icann.org/en/topics/new-gtlds/zone-file-access-en.htm (*5) Proposed Final Applicant Guidebook (Nov 10, 2010) (New gTLD Agreement p.37-38、申請者ガイドブック案最終版全体 では234-235ページ) http://www.icann.org/en/topics/new-gtlds/draft-rfp-clean-12nov10-en.pdf 以上