1994/07/19 資料1-1-2 第7回 JPNIC 運営委員会議事録 開催日時: 1994年4月5日(火) 10:15-12:20 場所: 機械振興会館 B3F 3号室 出席委員: 加藤朗、神山一恵、後藤邦夫、後藤滋樹、酒井伸啓、佐野晋、 高田広章、辰巳治之、中村順一、中山雅哉、東田幸樹、平原正樹、 松方純、丸山直昌、村井純、吉村伸 委任状提出委員: 相澤彰子、小西和憲 欠席委員: 苅田幸雄 招待者: 佐藤(安)、佐藤(裕)、井瓜、吉澤、多田、山上( 以上、事務局 ) 傍聴者: 4名 配布資料: 第7回 JPNIC 運営委員会議事次第 資料1 平成5年度 JPNIC 決算報告書 資料2 平成6年度 JPNIC 予算案 資料3 規程の改正について 資料4 DNS 管理グループからの審議事項 資料5 平成6年度 JPNIC 運営委員会開催計画 資料6 CHARGE WG プレゼンテーション資料 ( 1995年度以降のJPNIC会費に関する検討 ) 議事 平原 JPNIC 運営委員会委員長司会のもと、センター規程第30条第1項に基づき委員 の 2/3 以上の出席( 18名 )を確認し、第7回の JPNIC 運営委員会(以降「運営委員 会」)の開催が宣言された。 議事の確認に先立ち、事務局から前任の布施勇氏に替わって佐藤安一郎氏の紹介が あった。 [ 公開議題 ] 1. 平成5年度 JPNIC 決算報告 1.1 決算報告 事務局より、資料1(2ページ)に基づき平成5年度の決算報告があった。 これに関連して、幾つかの項目について、総会での報告時によりわかり易く説明す るための意見交換があった。 1.2 ワーキンググループ活動報告 1) DOM 神山委員より、資料1(4~7ページ)に基づき以下の報告があった。 ・1993年12月から地域型ドメイン名割当実験プロジェクトが開始された。 ・作業量は2時間/日×1人。 2) IP 吉村委員より、資料1(8ページ)に基づき以下の報告があった。 ・昨年 JEPG/IP によって技術ガイドの改訂が行なわれ、それに沿った割当基準 によって IP アドレスの割当が行われた。 ・1993年11月から JPNIC 会員への IP アドレス割当の delegation、CIDR によ る routing aggregation を想定した IP アドレス割当が始まっている。 ・ソフトウエアが、現状の IP アドレス割当処理に合わなくなって来ているため、 来年度は全面的に改訂したい。 ・作業量はフルタイム/日×1人以上。 3) DB-IN 高田委員より、資料1(9~10ページ)に基づき以下の報告があった。 ・1994年3/30現在で、8000件近くのデータが入っている規模になっている。 ・毎月4~500件の登録申請メイルを処理している。1件の登録申請メイルには、 複数の情報の登録フォームが入ってくるので、登録フォーム単位であると毎月 6~800件程度処理していることになる。 ・資料中「旧JUNET組織の整理」の項目で、以下の訂正があった。 (誤) 1993年末 (正) 1993年7月末 ・1993年11月15日に発生したマシントラブルについて。 ・作業量は3時間/日×1人。 4) DB-OUT 中山委員より、資料1(11~12ページ)に基づき以下の報告があった。 ・基本的には mail-server と whois service に関する報告となっている。 ・staff@whois.nic.ad.jp へ問合せ等のリクエストがかなり来ていたが、 mail-server と whois のヘッダメッセージからこのメイルアドレスを削除す る等の変更して以来こなくなった。 ・情報提供としてはまだ不十分であるので、これからも整備しいていかなくては ならない。 ・定常的な作業量は見積りにくい。whois service システムの構築並びにメイン テナンスは豊橋技術科学大学にお願いしているため、次回の運営委員会で、こ の対応について検討して欲しい。 5) DNS 高田委員より、資料1(13~14ページ)に基づき以下の報告があった。 ・IIJ、Spin の立ち上りに伴い、新規登録件数が3~4倍に伸び上がった。 ・InterNIC から海外向け逆引きネームサーバの設定について delegation を受 け、その運用を開始した。 ・資料1(13ページ)の上から14行目に以下の訂正があった。 先頭の括弧内「(下のリストの通り)」を削除。 ・DNS の設定ファイルを DB-IN で管理しているデータから自動生成するように したことにより、日常作業の大部分は DB-IN に吸収されたことになる。 ・作業量として、トラブルが起こった時の対策には時間がかかる。特に技術的で 根深い問題が発生した場合は1件につき7人日の活動が必要とされる。 つづいて加藤委員より、資料1(15ページ)に基づく報告があった。 6) PUB 丸山委員より、資料1(16ページ)に基づき以下の報告があった。 ・資料に以下の訂正があった。 (誤) 1994年4月15発行予定 48ページ 3000部 (正) 1994年4月15発行予定 48ページ 4000部 ・ニュースレターは、納品(4/15予定)され次第各会員に対して配付する。配付部 数は、各会員参加組織×2程度を予定している。 ・ニュースレター掛かった作業量は8時間/日×15日×1人。 7) RES 中山委員より、資料1(17ページ)に基づく報告があった。 これに関連して委員より、苦情の対応方法について「寄せられた苦情等に対して シリアル番号を付与し、それを寄稿者に必ず返送する」旨の提案があり、了承され た。ただし、この提案の実現方法は、しばらくは手作業になるとの回答があった。 8) SOC 後藤(滋)委員より、資料1(18ページ)に基づく報告があった。 9) FUTURE 東田委員より、資料1(19ページ)に基づく報告があった。 10) CHARGE 佐野委員より、資料1(20ページ)に基づく報告があった。 11) RULE 丸山委員より、資料1(21ページ)に基づく報告があった。 12) APNIC 平原委員より、資料1(22ページ)に基づく報告があった。 これに関連して委員より、APNIC に係る活動の基本的方針として、以下について 総会で了解を得たいとの提案があり、了承された。 ・JPNIC の 10% のリソースで APNIC パイロットプロジェクトを支援して行く。 ・国際的な NIC の中における役割分担を務めることを前提として、APNIC パイ ロットプロジェクトが終った時に、APNIC の中で国際情勢に見合った各国 NIC の役割分担を果たして行く。 ・その具体的な implementation に関しては、運営委員会で検討して行く。 13) 事務局 中山委員より、資料1(23ページ)基づく報告があった。 ・作業量はフルタイム/日×3人以上。 これに対して委員より、総会での報告時には、運営委員会は傍聴可能であり、で きるだけオープンな形で行われている旨を説明した方がよいとの意見があった。 中山委員より、会費を滞納している以下の会員について報告があった。なお、2 会員とも滞納の理由等について書面が提出されており、それと合せて理事会に報告 する予定である旨の補足説明があった。 ・国際理学ネットワーク( TISN ) ・日本ゲノムデータベースネットワーク運営委員会( GDBnetJP ) これに関連して、JPNIC が法人等でないことにより、会費の支払い( 特に公費に よる支払い )が困難であることについて種々意見交換があり、来年度もこの問題が 予測されることから早急に検討しなければならないことが確認された。 2. 平成6年度 JPNIC 予算案 中山委員より、平成6年度予算について資料2に基づき説明があり、委員より以下 の点に関して総会で分かり易く説明することを条件に承認された。 これに対して委員より、 ・人件費、レンタル費等の内訳及び算出根拠。 ・各 WG での予算が計上されていることが昨年と異なること。 3. 規程の改正 丸山委員より、規程の改正について資料3に基づき以下の説明があり、承認された。 ・基本的に前回の運営委員会で審議した内容を反映したものである。 なお、細則の改正は理事会の承認を得た後、規程の改正は総会で承認を得た後施行 される旨の説明があった。 4. その他 4.1 DNS 管理グループからの審議事項 高田委員より、NCA5 の脱会にともなう経過措置について資料4に基づき説明があ り、以下の通り承認された。 ・今回の2組織については、猶予期間を6ヶ月とする。 ・今後、同様の問題が発生した場合には、その都度審議する。 4.2 1995年度以降の JPNIC 会費に関する検討 佐野委員より、資料6に基づき 1995年度以降の JPNIC 会費に関する検討について 説明があり、コメントがあれば本日総会終了後に開催されるプレゼンテーションの前 までに出して欲しい旨依頼され、了承された。 以上