1994/09/13 資料1-1 第8回JPNIC運営委員会議事録(案) 開催日時: 平成6年5月10日(火)10:10~18:35 場 所: 東京大学大型計算機センター 3F 会議室 出席委員: 相澤彰子、加藤 朗、神山一恵、後藤邦夫、後藤滋樹、小西和憲 酒井伸啓、佐野 晋、高田広章、辰巳治之、中村順一、中山雅哉 平原正樹、松方 純、松本敏文、丸山直昌、村井 純、吉村 伸 欠席委員: 東田幸樹 招待者: 岡 敦子 (WG スタッフ)、佐藤(安)、佐藤(裕)、井爪、小島、吉澤、 多田、山上 ( 以上、事務局 ) 傍聴者: 2名 配布資料 第8回JPNIC運営委員会議事次第 [公開資料] 1-2-1 簡易承認投票の承認 1-2-2 「ネームサーバーの設定手続きについて」 1-2-3 「IPアドレスの割当てについて」 2-1 ドメイン名割当て報告 2-2 IPアドレス割当作業報告 2-3-1-1 DB-INグループ作業報告 2-3-1-2 参考資料 2-3-2 whois/mail-server利用状況(1994/03/18~05/08) 2-4-1 DNS管理グループ作業報告 2-4-2 Nunber of Domains reqistered in DNS 2-5-1 事務局からの報告および審議事項 2-5-2 第2回JPNIC理事会議事次第 2-5-3 第3回JPNIC総会議事次第 2-5-4 goiken@nic.ad.jpに寄せられたご意見 2-5-5 平成6年度JPNIC運営委員会開催計画 2-6 FINANCE-WG報告資料 3-1 CCIRN/APCCIRNへの参加について [非公開資料] 5-1 5/8現在のドメイン名割当待状況 5-2 IP-ALLOC SUMMARY(1994/05/09) 6-1 ドメイン名申請処理に関するトラブル報告 議事 平原 JPNIC 運営委員会委員長司会のもと、センター規程第30条第1項に基 づき、委員2/3以上の出席(18名)を確認し、第8回のJPNIC運営委員会(以下「運 営委員会」)の開催が宣言された。 議事の確認に先立ち、今年度から運営委員として理事会より任命された松本 敏文委員の紹介並びに JPNIC 事務局に準職員として採用された小島育夫さんが 紹介された。 また、資料確認の後、議事を能率的に進めるためにワーキンググループ作業 報告に先だって、2. 12)、4. 1) を行なうことが確認された。 [公開議題] 1. 前回議事録の確認 1) 第6回、第7回 JPNIC 運営委員会の議事録確認 中山事務局長より、第6回並びに第7回の運営委員会議事録作成は、総会等の 準備のために作業が遅れており、電子メイルによる簡易承認を経て公開するこ ととしたい。という提案があり、議論の結果、今回に限り、第6回分については 電子メイルで確認を行なった後、公開することとした。第7回分については次回 の運営委員会で確認することとした。 また、議事録作成の作業を能率的に行なうための方法がいくつか示され、で きる限り事務局に協力する体制をとることとなった。 * 運営委員会終了後、各WGで議事録作成の参考ポイントを事務局に提出する。 * それぞれの審議が終ったところで、議論の内容を確認する。 * 固有名詞、略語等について、明確にする。 2) 電子メイル会議の議事録報告 中山事務局長より、資料1-2-1~1-2-3に基づき、電子メイル会議の議事録が 報告され、資料1-2-2中の日付が訂正された。 (誤)1993 →(正)1994 1'. 事務局からの審議事項、平成6年度運営委員会ワーキンググループ (WG, 部会)の構成について 1) JPNIC 運営委員長、運営副委員長の選出 平成6年度の運営委員長として引続き現行のまま平原委員が、運営副委員長と して高田委員が満場一致で選出された。 2) 平成6年度 JPNIC 運営委員会 WG の構成について 平原委員長より今年度の WG の構成と chair、vice-chairについて以下の提 案と説明があり、審議の結果承認された。 WG名 chair vice-chair 運営委員会 平原正樹 高田広章 DOM 神山一恵 相澤彰子 IP + AS 吉村 伸 平原正樹 DB 高田広章 中山雅哉 DNS 加藤 朗 高田広章 PUB 酒井伸啓 吉村 伸 SOC 小西和憲 松本敏文 FUTURE 東田幸樹 小西和憲 FINANCE 佐野 晋 後藤邦夫 APNIC 後藤滋樹 松方 純、中山雅哉 RULE 松本敏文 丸山直昌 IS 辰巳治之 後藤邦夫 ASSESS 丸山直昌 中村順一 * IS (Infomation Service) * ASSESS (Service Assessment) 今年度、新たに作成されたWGについては、予算計上されていないため、後期 には予算の見直しを行なう必要があることが確認された。このためある程度の ガイドラインを立て、それを叩き台とすることとなった。 また、各WGの構成メンバーについては、chair、vice-chair が相談してメン バー、スタッフを指名し、本人の承諾を得て決定することとし、各部会の名称 と役割について以下の手順で作成することとした。 [1] 各WGの chair は、「英語正式名称、略称、日本語名称、役割、メンバー、 スタッフ」を 5月17日までに JPNIC事務局に報告する。 [2] JPNIC 事務局は、各WGからの報告をとりまとめ、「英語正式名称、略称、 日本語名称、役割、メンバー」を簡易vote にかけて承認を得る。 [3] IS WG は、承認された情報を一般に公開する作業を行なう。 2. ワーキンググループ作業報告 2.1 DOM 神山委員より、資料2-1 に基づきドメイン名の割り当て状況が報告された。 処理状況については、AD のうち一件、 OR のうち7件が審議なったことが補足 説明された。 2.2 IP 吉村委員より、資料2-2 に基づき IP アドレスの割り当て状況と以下の報告 がなされた。 ・93-010-S の簡易 vote により承認された「JPNIC 会員ネットワークによる IP アドレスの割り当てに関するガイド」で提案されたパイロットプロジェ クトの終了(1994年4月30日) を受けて、資料1-2-3 に示した、「IPアドレ スの割当てについて」のドキュメントが改定された。本改定の要点は、IP アドレスの申請手続きにあたり、プロバイダによる割り当てを JPNICによ る割り当てに先だって記述している点にある。 ・上記パイロットプロジェクトの結果、プロバイダ向け CIDR ブロック割り 当てに基づいた IP アドレス割り当てプログラムの全面改定が必要である。 これに関連して質疑があり、プロバイダとして IP アドレスの割り当てを希 望する会員については、パイロットプロジェクト中と同様にして、申請を受け 付けることとなった。 また、JPNIC に返却された IP アドレスの取り扱いについて質疑があり、議 論の結果、Internet に接続されていた IP アドレスが返却された場合等、NSF や InterNIC のデータベース等の更新を待たずに再割り当てを行なうことは混 乱を招くことになるため、半年から1年程度は返却されたことを公開すること にとどめ、再割り当てに使用しないこととすることが確認された。これに合わ せて、各 IPアドレスの割り当て先の履歴を調べる手段があることが望ましい旨 の要望が出された。 2.3 DB 高田委員より、資料2-3-1-1、資料2-3-1-2 に基づき DB-IN WG からの作業報 告があった。 ・3月、4月は年度変わりで、普段の 3割増程度となっている。 ・JPNIC に登録された情報を InterNIC のデータベースにも登録依頼を送っ ているが、指定された format を用いているにも関わらず数回の要請が必 要なことが多く、1週間程度の時間を要することがある。 ・資料2-3-1-2 は、5/1 に新規入会を停止した JUNET協会の参加組織に関す る情報を調べたもので、JUNET協会のみに参加している組織数は 200組織程 度。 また、資料2-3-1-1 の [処理種類別内訳] の項目について質問があり、以下 のように説明があった。 *「修正処理」とは、登録/更新申請のうち些細な間違いを人手で修正して 処理を行なっているもの。 *「返却」とは、大幅な修正を要するなどの理由で申請者に返却しているも の。 引き続き中山委員より、資料2-3-2に基づき DB-OUT WG の報告があった。 2.4 DNS 高田委員により、資料2-4-1に基づき国内向け作業と以下の報告が行なわれた。 ・JPNIC に新たに 6つの CIDR ブロックが割り当てられたことに伴い、Inter- NIC より逆引きネームサーバの管理も delegation されたため、資料1-2-2 に示す「ネームサーバの設定手続きについて」の改定が行なわれた。 ・現在、JEPG/IP 等を中心に検討が進められているマージ系列のネームサー バに関する設定変更について説明があった。 後者に関して議論した結果、DNSの問題は、技術的な観点が多くなる傾向にあ るが、JPNIC の運営委員会では、おおまかな方針や JPNIC での不都合さがない かを中心として議論することとし、再配置や具体的な実現方式については、DNS- WG と JEPG/IP に検討を依頼することとした。 引き続き加藤委員より、資料2-4-2に基づき作業報告があった。 12:45~13:30 昼食、休憩 2.5 PUB 丸山委員より以下の作業報告があった。 ・ニュースレターは4200部が4/12に刷り上がり、印刷業者から直接、会員や 科学技術庁、通産省、郵政省の記者クラブ等に送付した。印刷上の問題で p.39 が不鮮明になっているが、元版はフィルム化しており増刷時に対策 することが可能である。 ・ニュースレターの印刷コストは今回は1部当り130円であったが、送料に 190円かかることになるため、会員等から希望があった場合、JPNIC の宣 伝と考えて印刷費を無料とすることを検討すべきであろう。会員情報が既 に変更されている点など、詳細は次期 PUB と事務局で対応してほしい。 ・4/25 に行なわれた INTEROP出展社説明会の概要が報告され、次期 PUB に 引き継がれた。 2.6 RES 中山委員より、以下の作業報告があった。 ・finance-wg 用のメイリングリストの設定を行なった。 ・ns.nic.ad.jp が 4/25 深夜に panic message を示してダウンした。今回 は、ダウンした状態を記録してメーカに連絡したが、詳細な解析は dump を採取する必要がある旨の連絡があった。 ・新運営委員を含め、nic.ad.jp 内のマシンにアカウントが必要な場合は、 事務局に連絡して欲しい。 また、今年度の計算機資源に関して質疑があり、事務局で把握しているマシ ン環境の一覧表を来年度以降の経費試算に利用できるように作成し、運営委員 会に報告することとなった。 2.7 SOC 後藤(滋)委員より、以下の作業報告があった。 ・第7回運営委員会の傍聴者である、朝日新聞社の大前さんからお礼のメイル が届き、ニュースレターを朝日新聞社の方へ送付した。 ・昨年度は郵政省、科学技術庁の方に招待講演を頂いた。また、JPNICの活動 に関心を持って頂いた方に個別に説明を行なってきた。今後も同様と思わ れるので、引続きご協力頂きたい。 2.8 FUTURE 小西委員より、以下の報告があった。 ・FINANCE WG に参加して活動を行なった。JPNIC の将来を考えるためには 会費をどのように定めるか、その方向性を知ることが必要なため、今後も 引続き参加していく。 2.9 FINANCE 佐野委員より、資料2-6に基づいて以下の作業報告があった。 ・ファイナンスメイリングリストを作成し、資料2-6 の人を登録している。 現在は、自己紹介レベルから進めている。 また、これに関連して、以下の意見が出された。 ・事務局に対して各WG の活動に関する資料や議事録等を置く場所を作成して 欲しい旨の依頼があった。 ・FINANCE WG で議論を進める際に、会費の内容に関する話題と、支払い方法 に関する話題を分けて行なうべきである旨の意見があった。 2.10 APNIC 今回報告事項がないことが確認された。 2.11 RULE 丸山委員より、以下の作業報告があった。 ・前回までに規定の改定作業は終了し、今後は会費に伴う件を除き、大きな 変更は必要としないと考えられる。 ・今回の改定で「あらかじめ通知のあった事項」に限らず「全権委任」が可 能となったため、「全権委任」と「事項委任」に応じた総会での投票手順 をうまく行なう必要がある。RULE WG が事務局の作業にアドバイスするこ ととした。 2.12 事務局 資料2-5-1~2-5-5に基づいて以下の報告があった。 1) 第2回 JPNIC 理事会報告 丸山委員より、資料2-5-2に基づき第2回 JPNIC 理事会の報告があった。 ・NCA5、JIX の 2正会員の退会が確認された。 ・平成5年度の決算で剰余金の取り扱いについて議論が行なわれ、法人化引当 金の形にする方法の意見が出された。 ・JPNIC の法人化についての議論が必要であることが確認され、5月31日10時 より東京大学大型計算機センターにおいて拡大理事会が開催されることと なった。 このうち拡大理事会に関して意見が出され、第4回運営委員会で審議された法 人化に関連する資料等を用いて運営委員会で調査した結果を報告することとし、 同拡大理事会には、SOC、FUTURE、FINANCE の各 WG chair と関係する者が出席 することとした。 2) 第2回 JPNIC 総会報告 佐藤(裕)事務局員より、資料2-5-3に基づき第2回 JPNIC 総会の報告があった。 ・理事会が延びたため、14:40~16:45になった。出席者は、22会員58JPNIC委 員のうち、55委員(委任状21通)であった。 ・前回議事録を誤字の訂正を行ない確認した後、退会会員と会員名の変更等に 関する報告が行なわれた。 ・平成5年度決算報告、平成6年度予算案、規定の改定に関する説明が行なわれ、 質疑応答の後、投票による決議により各々2/3以上の賛成により承認された。 総会で質疑された内容のうち、「引当金は、実質の剰余金であり、課税対象に なるのではないか」という意見を税理士に確認したところ、「会費は預り金であ り税金の対象にならない。但し、会社組織である会員からの会費は、その会社の 決算上は経費に相当するため、原則として剰余金を出すべきでない。」旨の助言 を受けた報告があった。 3) ニュースレターの発行および会員への配布について 佐藤(裕)事務局員より、PUB WG で報告された通りである旨説明があった。 2.13 その他 丸山委員より、ドキュメント翻訳に関して以下の報告があった。 ・昨年度、英訳したドキュメントの一式は、丸山委員の home directory に 置いてある。各担当 WG が手分けして翻訳文をチェックして ftp の然るべ き directory に置く作業を行なってもらいたい。 ・翻訳の主旨は、JPNICの海外への紹介のためである。 これに対して、以下のような意見が出され、議論の結果、具体的にどの WG に役割分担するかがはっきりするまでの間は、ASSESS WG が窓口となって扱う こととなった。 ・翻訳の目的と手順、翻訳すべきドキュメントの優先順位について議論が行 なわれないまま、ドキュメントの翻訳が進められている感があるため、こ れらをハッキリさせるべきである。 ・翻訳した情報に誤りが含まれることは問題であるが、情報が古くなるほど 公開に時間をかけることは問題であるため、draft である旨の execuse を 示すなどの工夫を施す必要があろう。 3. ワーキンググループからの審議事項 3.1 APNIC グループからの審議事項 後藤(滋)委員より、資料3-1に基づいて6月に開かれる CCIRN 会議及び APCCIRN 会議の概要について説明があり、APNICパイロットプロジェクトの最 終レポートが行なわれる予定のAPCCIRN 会議への参加について以下の提案があ り、議論の結果承認された。 ・APNICパイロットプロジェクトのメンバーで、APNIC WG の vice chair で もある、中山委員を APCCIRN 会議に派遣すること。 ・冬期は、アジア近辺で会議が開催される予定であることから、APNIC WG と 事務局で相談し、おおむね 100万円をメドとして WG スタッフの派遣も考慮 したい。 3.2 事務局からの審議事項 佐藤(裕)事務局員より、資料2-5-1に基づいて以下の各件について審議依頼が あった。 1) ご意見・苦情について goiken@nic.ad.jp 宛の意見について資料2-5-4に基づき紹介があり、審議の 結果、本件については、FINANCE WGに検討を依頼することとした。 また、今後、goiken@nic.ad.jp 等に寄せられた電子メイルは、以下の様に取 り扱うことが確認された。 * 運営委員会に、ご意見等が報告され、ASSESS WG が内容に該当する WG に 振る。 * 割当てられた番号が意見を寄せた人に返送されないという問題が生じてい るが、返送の仕組みができるまでは、事務局から連絡をしてもらう。 * 公開資料となる苦情等については、From 行を削除して取り扱う。 2) 各会議の開催スケジュールについて 資料2-5-5に基づき、「平成6年度 JPNIC運営委員会開催計画」が審議され、 以下のように開催日程を決定した。 94/05/10 10:00~ 第8回 JPNIC 運営委員会 94/07/19 (火) 10:00~ 第9回 JPNIC 運営委員会 94/09/13 (火) 10:00~ 第10回 JPNIC 運営委員会 94/11/02 (水) 10:00~ 第11回 JPNIC 運営委員会 95/01/20 (金) 10:00~ 第12回 JPNIC 運営委員会 95/03/07 (火) 10:00~ 第13回 JPNIC 運営委員会 また、次回の運営委員会終了後、懇親会を行なうことが確認された。 4. その他 4.1 INTEROP 出展について INTEROP 出展に関連した事項について議論の結果、以下の点が確認された。 ・INTEROP出展に関連する費用は、広報活動費として 500,000円が予算計上さ れている。本予算は、パネル作成費と当日アルバイト費用にあてる。 ・INTEROPで配布する資料はニュースレターとし、JPNIC の印刷費から5000部 作成する。 ・INTEROP会場の出展エリア、ネットワーク設備とブースの壁面、デモ用ワー クステーションと机の借料については IAJ で提供してもらうように交渉す る。 ・予算の執行と詳細については、関連する運営委員と事務局で調整すること。 4.2 資料1-2-3 の修正について 資料1-2-3 の文中で、「5.」項目めの番号が重複しているため、「5. 申請変 更、取消し」を「6. 申請変更、取消し」に修正する。以下、同様に、「7. IP アドレス割当て後の作業」「8. 質問、問合せ」「9. 参考文献」と項目番号を ずらすことが確認された。 4.3 傍聴者からの意見 平原運営委員長より、傍聴者に今回の JPNIC運営委員会について意見・感想を 求めたところ、以下のような意見が寄せられた。 ・議論の進め方がうまくないと思われる。議事の進め方をもう少しスムーズに してもらいたい。 ・JPNIC 運営委員会が機能している様子が確認できた。 [非公開議題] 5. ワーキンググループ作業報告/審議事項 5.1 DOM 神山委員より、資料5-1、資料6-1に基づき、5/8 現在のドメイン名割り当て 待ち状況とドメイン名申請処理に関するトラブルについて以下のように報告さ れた。 ・有限会社が存在するまま同名の株式会社が設立されていたケースに対して、 組織名変更の措置をとってしまった。遡って廃止と新規申請の処理をする ことで対応した。 ・申請仲介者を通した申請について、組織概要の問合せを行なったが要領を 得ず、直接に申請組織と連絡をとっていたため割当処理に時間がかかる結 果となった (2件)。 ・申請書不備でやり取りを行なっている内に、JPNIC の手違いで申請処理か ら洩れたケースがあり、割当処理に時間がかかる結果となった。 ・ドメイン名の割当て処理を進めた組織が法人組織でない可能性があること が判明し、地域ドメイン名への移行が可能かどうか交渉中。 これに関連して、運営委員より以下の意見が寄せられた。 ・申請仲介者にレクチャーすることが有効であろう。 ・Q and A に相当する回答用ドキュメントをまとめる必要があるだろう。 また、中山事務局長より、次の問題点が指摘された。 ・公開ドキュメントでは、郵送で送られた申請書に対する割当通知は郵送で送 付されることになっているが、現在の処理体制では申請書に電子メイルアド レスが記載されている場合には、電子メイルで送付されることになってしま う。 5.2 IP 吉村委員より、資料5-2に基づいて IP アドレス割当て作業報告が行なわれた。 これに関連して、中山事務局長より正会員からプロバイダとして IP アドレス の割り当てを希望する場合の申請方法について事務局に問合せがあった旨の報告 があり、本件はパイロットプロジェクト中と同様にして、申請を受け付けること を再度確認した。また、今後は、事務局とIP WG の重複した手間を避けるために、 IP WG に連絡して、対応を一本化することが確認された。 6. スタッフの作成したソフトウェアの著作権について JNIC時代のあるスタッフが作成したソフトウェアについて、その人が著作権 の表示を求め、さらに1年以内に JPNIC からの撤廃を求めている問題につ いて議論を行なった結果、以下のように対処することとなった。 ・該当するソフトウェアに著作権表示を行ない、来年度までに撤廃するにあ たり、本ソフトウェアを参考として、新たなソフトウェアの作成を行なう 許諾と今年度中の使用許諾を文書等で確認する。 ・連絡窓口は中山委員が担当する。 また、今後はソフトウェア著作権の問題を明らかにするために、以下の事柄が 確認された。 ・スタッフ等がJPNIC で仕事を始める際に、作成するソフトウェアをJPNICが 永続的に使用することの許諾を得るような内規等を作成することとする。 ・内規の原案は RULE WG が作成する。 以上