1995/01/20 資料3-2 DNS管理グループからの議題 * DNS の3重化廃止に関して わが国のインターネットが国際接続するようになって以来、海外へのアクセス が許されていない組織のドメイン検索に対応するため、国内のみ、海外向け、 マージと3系統の DNS を運用してきたが、先日の事故により、国内向けデー タの流出が皆無ではないことが分った。また、国内のみとはいっても、厳密な 意味でその connectivity は海外にも達しており、ここからのアクセスに支障 をきたすことにもなっている。 そこで、1995 年 3 月をメドにこの3系統の DNS を廃止し、一本化して運用 することにしたい。これによって JPNIC における DNS 運用がよりシンプルに なり、また接続サイトにおける運用の理解や設定を容易にすることができる。 国内のみしかアクセスがない組織に対しては、別途考慮が必要であるが、root name server と同じ能力を有するサーバを JPNIC で運用し、これを参照する ことにする。この場合、海外の組織にたいしても DNS 検索が可能であったり あるいはタイムアウトすることになるが、大きな問題にはならないと予想され る。また、国内に存在する .com/.net ドメインに対する検索も自然に可能に なるというメリットも有する。