第 16 回 JPNIC 運営委員会議事録 開催日時 : 1995 年 7 月 31 日 (月) 10:15 ~ 19:40 場 所 : 東京大学 大型計算機センター 大会議室 出席委員 : 浅羽登志也、 岡 敦子、奥山 徹、 神山一恵(PM~)、後藤滋樹、小西和憲、佐野 晋、 鈴木新一(AM)、 高田広章、辰巳治之、中村順一、 平原正樹、 松本敏文、村井 純、吉村 伸、 欠席委員 : 加藤 朗 委任状 提出委員 : 神山一恵(AM)、後藤邦夫、鈴木新一(PM~)、東田幸樹、 WGスタッフ: 谷村拓也、 事 務 局 : 丸山直昌(事務局長)、小島育夫、山上正代、吉澤文代(PM) 招 待 者 : 傍 聴 者 : 5 名 配布資料: [ 公開資料 ] 第 16 回 JPNIC 運営委員会議事次第 資料 1-1 第 15 回 JPNIC 運営委員会議事録(案) 資料 1-2-1 「JPNIC 会員ネットワーク Inforryukyu の IPアドレス delegation 」 資料 1-2-2 「JPNIC 会員ネットワーク InternetKDD の IPアドレス delegation 」 資料 1-2-3 「IPアドレスの割当に関するガイド」の改正 資料 1-2-4 「IPアドレス割当業務委任について」の制定 資料 1-2-5 「IPアドレス割当処理手順について」の制定 資料 1-2-6 「IPアドレス割当申請について」の改正 資料 1-2-7 「ドメイン名申請と手数料について(一般向け)」の改正 資料 1-2-8 「IPアドレス申請と手数料について(一般向け)」の改正 資料 1-2-9 「ドメイン名・IPアドレス申請手数料について(JPNIC会 員向け)」の改正 資料 1-2-10 「JPNIC 会員ネットワーク ThreeWeb の IPアドレス delegation 」 資料 1-2-11 「JPNIC 会員ネットワーク NTT-MM-P の IPアドレス delegation 」 資料 1-2-12 「JPNIC 会員ネットワーク InterVia の IPアドレス delegation 」 資料 1-2-13 「JPNIC 会員ネットワーク JOIN の IPアドレス delegation 」 資料 1-2-14 「JPNIC 会員ネットワーク IBMNET の IPアドレス delegation 」 資料 2-1 ドメイン名割り当て報告 資料 2-2 IPアドレス割当作業報告 資料 2-3 DB WG 作業報告 資料 2-3-1 DB WG 作業報告(追加分) データベース登録プログラムの 改造について 資料 2-4 PUB-WG 報告 資料 2-5 INTL-WG報告 資料 2-6 平成7年度 JPNIC WG の名称、役員及び構成 資料 2-7 会員の入会について 資料 2-8 goiken、kujo 報告 資料 2-9 STAT-WG 報告 資料 2-10 1995年度会費に関する報告 資料 2-11 DNS管理グループ作業報告 資料 2-12 is-wg報告 資料 3-1 class C より小さなアドレス空間の割当(サブアロケ ーショ ン)に関するパイロットプロジェクトについて 資料 3-2 JPNIC 運営委員会内規(案) 議事 平原 JPNIC 運営委員長司会のもと、センター規程第 30 条第 1 項に基づ き、委員総数の 2/3 以上の出席( 委任状 3 通を含めて 18 名 )を確認し、 第 16 回の JPNIC 運営委員会( 以降「運営委員会」という)の 開催が宣言 された。 議事に先立ち 運営委員の鈴木新一氏( 学術情報センター )の自己紹介が行 なわれた。 引続き、資料の確認が 行なわれた。 [ 公開議題 ] 1. 前回議事録の確認 1.1) 第 15 回 JPNIC 運営委員会議事録(案)承認について 後日、事務局より簡易 vote 依頼を出すこととなった。 1.2) 電子メイル会議の議事録確認について 小島事務局員により、資料 1-2-1 ~資料 1-2-14 に基づいて報告があり、 確認された。 2. ワーキンググループからの作業報告 2.1) DOM 丸山スタッフにより、資料 2-1 に基づいて以下の報告があった。 *今回からの集計については、月末集計とすることになった。 *ドメイン数の推移については、 4 月からの手数料導入を見込んでの駆け 込みがあったものと見られ、3 月が非常に多くなっている。 *4 月は 100 校プロジェクト関連の申請(地域型)が非常に多かった。 *県あるいは、市単位のドメイン名のデリゲーションに相当する割り当て が起こりつつある。 *申請処理状況の記述の記号について M : JPNIC 会員による代行 F : 支払済 - : 地域型ドメインについては、現在は実験プロジェクトのため無料 R : 返金 神山委員により、以下の報告があった。 *DOM-WG meeting(7/28)の報告 ・地域ドメイン実験の進め方について審議された。 *DOM-WG meeting の予定 ・11/29 (水) PM1:00 ~ 5:00 ・神戸で開催の IP-meeting にぶつけて ・対象:新しく地域ドメインを取った都道府県や政令指定都市の地域ネ ットワーク *OR ドメインについて ・通信サービスについては以下の理由を明確にするために、組織名の欄 はサービス名( 運用組織名 )を記入して申請して貰うようにする。 また、備考欄に通信事業者登録番号を記入して貰う。 [ 理由 ] <1> サービス名を記入しないところがある。 <2> 一つの組織が複数のサービスを運営していることがある。 <3> 任意団体と運用組織の区別をする。 2.2) IP + AS 浅羽委員により、資料 2-2 に基づいて報告があった。 *6 月に APNIC より 202.232 ~ 202.235 の割当を受けた。 *Assigned Report の記述について A : 新しくアサインした。 R : リターン + : 有料 *プロバイダーへの転送があると、手数料の払い戻しが生じ、JPNIC とし てはかなり繁雑となる。 *今後の IP-WG での議論としては ・報告書が未提出のプロバイダーの措置について ・CIDR Block の残りを示す記述について ・プロバイダー独立とプロバイダー依存のアドレス割当の件について ・接続についての「ルールと手引書」の作成 引続き、IP-WG Meeting (5/30)の報告があった。 ・目的:delegation および delegation space からの割当に関連する規 則/考え方を再検討する。 2.3) DB 高田委員により、資料 2-3, 2-3-1 に基づいて報告があった。 続いて、奥山委員により、報告があった。 *whois の高速化のため、sybase を入れる。 *whois server access について 27626 : nic.karrn.ad.jp の事実関係を技術連絡担当者に確認する。 2.4) DNS 高田委員により、資料 2-11 に基づいて報告があった。 2.5) PUB 中村委員により、資料 2-4 に基づいて報告があった。 *ニュースレターの定期購読については、次号から行なう方向で、事務局 と検討する。 *Interop 報告 Interop で受けた質問は Mail で PUB-WG へ集める。 2.6) SOC 今回、特に報告はなかった。 2.7) FUTURE 以下の報告があった。 *meeting 予定 8/4(金) 14:30 ~ 「 法人化に当たり、定款の事業目的についてのディスカッション 」 2.8) FINANCE 佐野委員により、報告があった。 *6/20 meeting の報告 *8/4 Future-meeting の予定 JPNIC のあるべき姿に基づいて予算を考える。 *8/30 meeting 予定 2.9) INTL 後藤(滋)委員により、資料 2-5 に基づいて報告があった。 *JPNIC が本年度 6/1 より導入した申請手数料の件について、非常に関心 が高かった。 *APNIC Funding Donation については、一貫性があるとは考えにくい点か ら、JPNIC が支えていくようになると考えられる。 *このシステムは 1995/9/1 から採用であるが、JPNIC は既に 6/26 に支 払っている また、今年度中にもう一度行なうべきかは、INTL-WG で検討していく。 *各国、お金がないので、仕事で献上して負担している。日本では、主と して JPNIC が IP アドレスの割当を支援している。 APNIC が自立するまでは、その仕事は全うしていく必要がある。 *カントリー NIC という概念の必要性について、かなり議論されている。 *APNIC のサポーターの単位は今後どのようになっていくかは、まだ分か らない。 *現在日本の場合は、JPNIC 会員は個々には APNIC に支払う必要はない旨 を、アドレスの割当のしくみの説明の中に、 APNIC の位置付けを記述し ておく必要である。 *APNIC 対 JPNIC の考え方は、今後、議論されていくべきである。 2.10) RULE 今回は特に報告はなかった。 2.11) IS 辰巳委員により、資料 2-12 に基づいて報告があった。 *翻訳作業について ・作業を進める上でも必要となることから、用語の統一及び、修正と確 認があった。 運営委員 committee member →[正]steering committee member 運営委員長 chair of the steering committee →[正]chair of steering committee 運営委員副長 vice chair of the steering committee →[正]vice chair of steering committee WG 主担当 →[正]WG 主査 WG 副担当 →[正]WG 副主査 ・ニュースレター の英訳は 2 号から始め、続いて 1 号、 3 号、4 号 と進めていくが、他にリクエストがあれば事務局まで早めに知らせて 貰いたい。 *マシンの入れ換えについて is.nic.ad.jp 、zeus.nic.ad.jp の移行作業を行なっている。 2.12) STAT 岡 委員により、資料 2-9 に基づいて報告があった。 2.13) その他 1] 平成7年度 JPNIC WG の名称、役員及び構成 資料 2-6 に基づいて報告と提案があり、審議の末、以下の事項を含めて 提案通り決定した。 *公開に当たっての構成メンバーの表現は事務局で統一する。 ・運営委員メンバー ・外部メンバー ・事務局スタッフ *不備な点についての訂正、補足は mail等で行ない事務局が管理し、公開 する。 *メイリングリストの更新は IP-WG、DOM-WG、DB-WG、FINANCE-WG の 各 chair が、その他の WG については事務局が行なう。 2] 会員の入会について 資料 2-7 に基づいて報告があった。 *入会に当たって、事務局長が電話で挨拶をしている。その折、コンサル タント的な面も果たしている。 *入会の申請と同時に IP アドレスのCIDR Block の申請、AD ドメインの 申請を受けるのか、また、審議を開始する時期についてのルールを検討 していく必要がある。 3] goiken、kujo 報告 *質問の数は減ってきている。 4] APNIC 拠出金の報告 6/26 に 200万円 ( 23,419.21 US$ )を振り込んだ。 5] World EXPO 関係の報告 *Internet の EXPO と称する国際的な Internet の プロモーション実験 活動が 1996 年に行なわれる。 *イメージとしては 45 メガをベースとした実験となり、それに伴ってド メイン名が必要となり、AD ドメインを申請する。 ・EXPO 用に付設し、バックボーン Network とそのバックに使用するた め、特別な字句を使うことになる。 ・AD ドメインは JPNIC 協賛という形をとる。 6] 95 年度科研費交付決定の報告 7] 商標登録についての報告 *出願は 6 件となった。 *6/14、6/16 に出願、7/14 に出願通知番号が届いた。 *JPNIC は法人格を持たないので、法人化された時のための申立書を添付 し、丸山氏個人で出願した。 *商標権保護の範囲は指定役務も入れて提出した。 *ロゴは権利が広いこともあり、モノクロのイメージで提出。 8] 事務局員の社会保険等が 7 月上旬より適用となった。 9] 事務連絡会議の報告 *平原運営委員長、神山委員(DOM)、佐野委員(FINANCE)、事務局(IP)が出 席した。 *JPNIC の総会の決議が伝わっていなかったところがあることが分かった。 *新会員、担当者の移動、etc. のため、定期的に会議を持つことが必要と 感じた。次回は 10 月頃開く予定である。 *会議録は非公開である。 *基本的には事務局が執り行う。 10]1995 年度会費に関する報告 吉澤事務局員により、資料 2-10 に基づいて報告があった。 また、6/30 納入期限であるところの会費延滞会員の対処に関して審議が り、今後、滞納会員に対し、8 月末日を納期限とし、内容証明郵便で再び 催促し、それ以降となる会員にたいしては、相当の措置を伝えることにな った。 延滞金についての細則や延滞中の支払い方法等を検討する方向で行くこと になった。 3. ワーキンググ ループからの審議事項 3.1) IP 資料 3-1 に基づいて「class C より小さなアドレス空間の割当(サブアロ ケーション)に関するパイロットプロジェクトについて」の提案があり、審 議の末、以下の条件を考慮して承認された。 *一年間をパイロット期間として、歯止めを掛けることや課金に関する見 直しを 三ヶ月毎に行なう。 *無料部分の境界を三か月毎に見直す。 3.2) JPNIC 運営委員会内規(案) 高田運営副委員長により、資料 3-2 に基づいて提案があり、審議の結果、 本案を内規とすることが決議された。 3.3) オフィス移転にあたっての了解事項 ・年 1 回、休日の昼間、数時間の停電は許容する。 ・インターネット接続先は、一箇所とする。 3.4) [ 非公開議題 ] 4. ワーキンググループからの審議事項 4.1) DB 「プライバシー問題について」は高田委員が担当で DB-WG、SOC-WG に投 げて審議することになった。 以上 -- 19 : 40 --