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        第 17 回 JPNIC 運営委員会議事録

開催日時  :  1995 年 9 月 29 日 (金)    10:25 ~ 17:00

場    所  :  東京大学 大型計算機センター 大会議室

出席委員  :  浅羽登志也(PM)、 岡  敦子、奥山  徹、加藤  朗、
                神山一恵(PM)、   後藤邦夫、後藤滋樹、小西和憲、
		佐野  晋、       高田広章、中村順一、東田幸樹(PM)、
		平原正樹、       村井  純、吉村  伸
                

欠席委員  :    鈴木新一

委任状      
提出委員  :    神山一恵(AM)、小西和憲(~11:00)、辰巳治之、松本敏文、
                東田幸樹(AM)

WGスタッフ:    谷村拓也、小島育夫
                
役員      :     相原玲二

事 務 局  :    丸山直昌(事務局長)、山上正代、吉澤文代(AM)

傍 聴 者  :    8 名

配布資料:
        [ 公開資料 ]
                   第 17 回 JPNIC 運営委員会議事次第
       資料 1-2   「Internet World Expo'96へのADドメイン割り当て」 
       資料 2-1    ドメイン名割り当て報告
       資料 2-2    IPアドレス割当作業報告
       資料 2-3    DB WG 作業報告
       資料 2-3-1  DB WG + SOC WG Meeting Minute
       資料 2-4    DNS 管理グループ作業報告
       資料 2-5    Interop 95 (95/07/19-21) における質問・意見
       資料 2-6    会員の入退会について
       資料 2-7    goiken、kujo 報告
       資料 2-8    INTL-WG 報告
       資料 2-9    STAT-WG 報告
       資料 2-10   FINANCE-WG会議メモ
       資料 2-11   1995年度会費に関する報告
       資料 3-1    地域型ドメイン名に関する意見交換会の開催について
       資料 3-2    IPアドレス割当処理手順について
       資料 3-3    Class C より小さなアドレス空間の割当(サブアロケーション)
                   に関するパイロットプロジェクトについて
       資料 3-4    サブアロケーションパイロットプロジェクト
                   IPアドレス割当作業報告
       資料 3-5    DNS 管理グループからの議題
       資料 3-6    subject: (JPNIC Secretariat 1259) JPNIC tesuuryou 
       資料 3-7    社団法人の設立のために必要な書類(案 95/9/29)
       資料 3-8    JPNIC 平成 7 年度補正予算-資料
       資料 3-9    日本ネットワークインフォメーションセンター規程(佐藤案)
       資料 3-10   JPNIC の公益法人化について

議事

  平原 JPNIC 運営委員長司会のもと、センター規程第 30 条第 1 項に基づ
き、委員総数の 2/3 以上の出席( 委任状 5 通を含めて 16  名 )を確認し、
第 17 回の JPNIC 運営委員会( 以降「運営委員会」という)の 開催が宣言
された。
								
議事に先立ち、 議長より本日午後の「JPNIC の 法人化について」の審議に
向けての議事進行について要請があった。

引続き、資料の確認が 行なわれた。

[ 公開議題 ]

1. 前回議事録の確認

1.1) 第 15 回、  第 16 回 JPNIC 運営委員会議事録承認について
   後日、事務局より簡易 vote 依頼を出すこととなった。

1.2) 電子メイル会議の議事録確認について
   資料 1-2 に基づいて報告があり、確認された。

2. ワーキンググループからの作業報告

2.1) DOM     
   神山委員により、資料 2-1 に基づいて以下の報告があった。
   
   *割当は月平均 200 件程となっており、9月は申請数が 270 ~ 280 件
     にのぼっているので、作業状況はかなり切迫している。       

2.2) IP + AS
   小島スッタフにより、資料 2-2 に基づいて報告があった。
   
2.3) DB   
   高田委員により、資料 2-3 に基づいて報告があった。

   運営委員長により、前回出されていた nic.karrn.ad.jp の access 数の
   調査について以下の報告があった。

   *Karrn 関係の管理者の個人情報を常時新しいものに訂正するために、
     whois server の access を自動的に行なっており、その回数が頻繁に
     なった。
     
   *この件については whois の担当者に伝わったので、今後は数字の推移
     を見守っていくことになった。 

   続いて、高田委員により、資料 2-3-1 に基づいて報告があった。これに対
   する意見は DB-WG の方へ寄せられることになった。

2.4) DNS
   加藤委員により、資料 2-4 に基づいて報告があった。

2.5) PUB  
   中村委員により、資料 2-5 に基づいて報告があった。
  
2.6) SOC
   今回、特に報告はなかった。

2.7) FUTURE
   今回、特に報告はなかった。
 
2.8) FINANCE 
   佐野委員により、8/30 meeting 終了の報告があった。

2.9) INTL
   後藤(滋)委員により、資料 2-8 に基づいて報告があった。

2.10) RULE
   今回は特に報告はなかった。

2.11) IS     
   後藤(邦)委員により、以下の報告があった。

   *gopher、 ns から新しいマシンに入れ換えが済んだ。

   *一部 mirror が不完全である。

2.12) STAT
   岡 委員により、資料 2-9 に基づいて以下の報告があった。

   *データの公開方針、及び方法については、今後 IS-WG と相談して
     いく。

2.13) その他
2.13) 1] 会員の入退会について
   資料 2-6 に基づいて以下の報告があった。

   *8月から、申請書に入会希望時期を記入して貰うように直した。これは、
     入会承認が前期後期の変わり目前後に下りた場合に起こり得る、会費算
     定上の問題に対する対策である。
     
   *入会申請が来ると、AD ドメイン申請の有無、業務委任の申請の有無、
     その他について事務局長が入会希望者へコンサルト的な電話を入れ
     ている。

2.13) 2] goiken、kujo 報告
   小島事務局員により、資料 2-7 に基づいて報告があり、以下は事務局で対
   応することになった。

   *kujo to JPNIC 19 については ”    ”の中は問題ないと応答する。

   *kujo to JPNIC 21 については、質問が不明確であるとの指摘で応答
     する。

   *suggetion 14、15 については、後日対応する。

2.13) 3] 会費、手数料の納入状況について
   吉澤事務局員により、資料 2-11 に基づいて以下の報告があった。

   *納入遅延の 2会員については、今後も未納が続く場合、相応の対処を
     考慮する方向で、次のような話し合いがあった。

     ・延滞者への対処
      (1)延滞の事実を公開する。
      (2)延滞金(細則)を課す。→ 理事会審議
      (3)サービスの停止。
      (4)末端ユーザー救済の後除名。

     ・延滞金の細則を RULE-WG と事務局で立案し、10/4 の理事会に審
       議を依頼することになった。

2.13) 4] トラブル報告
   小島事務局員により以下の報告があった。
 
   *9/11 ns のルートパーティションが溢れ、約6時間のサービス停止が
     あった。whois と gopher で 原因は究明できていない。

   *trf の panic でマシンが落ちたためマザーボード、電源ユニットの
     交換を行なった。

   *豊橋技術科学大学に置いてあるマシンの whois の back up server が
     今だに動いていない。近日中に修理に入る。

   また、以下のことが話し合われた。
   *トラブルがマシン管理者に、迅速に伝わるような方法を、事務局のオ
     フィス移転を機に検討することになった。

2.13) 5] 事務所の移転について
   
   丸山事務局長により、事務所の移転について以下の報告があった。

   *必須条件として、光ファイバーの設備、必要電源の確保、夏の夜間冷
     房確保、10人規模の会議室、事務局員 10人のワーキングスペース等。

   ここで、インターネット接続について話し合われ、以下の合意があった。
   ・1997年 3月までは暫定的には、NSPIXPに接続し、1997年 4月以降の接
     続については、半年前までに審議する。

2.13) 6] 新人採用について

   丸山事務局長より、9月中旬、求人広告を出した旨の報告があった。

2.13) 7] JEPG/IP の報告

   *独自のマシンとドメイン名を用意し、そこにドキュメントが移ってい
     るので対処してほしい。 

   *11/29、11/30 の IP meeting に JPNIC の時間をとってある。 
   

3. ワーキンググループからの審議事項

3.1) JPNIC の公益法人化について
 
   東田委員により、資料 3-10 に基づいて、FUTURE-WG が行なってきた「 
   JPNIC 公益法人化について 」の本日にいたるまでの運営委員会における
   コンセンサスが確認され、本運営委員会に於いて検討すべき事項が提案
   された。

   続いて、資料 3-7 に基づいて、1、2、10 の項目が議論された。
  
   その結果、設立趣意書、定款、事業計画案については、本日の議論を基
   に、提案の文章、及び字句の訂正、削除等を吟味した上で FUTUTE-WGで
   まとめたものを、運営委員会の案として 10/4 の理事会へ提出すること
   になった。

   又、定款には「 登録管理業務 」を盛り込むこと、項目 4 については
   現在の役員とするという合意があった。

3.2) 96 年度の会費等に関する検討
 
   佐野委員により、資料 2-10 に基づいて、説明、及び提案があり、審議
   の末、提案通り作業を進める方向でいくことになった。

   これにより、今後早急に、以下に取り掛かることになった。
   ・10/4 理事会、10/31 総会に向けて FINANCE-WG でまとめていく。
   ・細則については、関係 WG と事務局で原案を作る。
   ・今後、更に技術的なポテンシャルを高めるために研究開発が必要であ
     ることから、FUTURE-WG で 説得性のあるプラン、予算について検討
     する。

3.3) 規程の改正

   資料 2-9 に基づいて提案があり、審議の結果 RULE-WG と事務局により
   原案通り作業を進めていくことが決まった。

3.4) APNIC への拠出金について

   平成 7 年度補正予算で追加を審議することになった。
   又、拠出金についての意見交換があり、以下の合意を得た。
  
   ・来年度にできれば再び検討する。
   ・少なくとも各国から出された方が良い。
   ・APNIC から事業計画、報告、及び会計報告をしてもらう。

3.5) 地域ドメイン名に関する意見交換会の開催について

   神山委員により、資料 3-1 に基づいて、実施の予定が提案され、本案に
   意見があればメールで受けつけることになった。

3.6) 平成 7 年度補正予算(案)について
 
   資料 3-8 に基づいて、説明と提案があった。
   
   *支出の大幅な変動について
     ・減額の費目 -- 家賃、保証金、

     ・増額の費目 -- 機器整備、APNIC 拠出金、商標登録費、
                     消耗品( 新オフィス内装、エアコン増設等 )

   *APNIC 拠出金について
     INTL-WG からの依頼があり、審議の結果、以下の通りに決まった。

     ・APNIC 拠出金については本年度 300 万円を増額補正し、年度末に再
       び検討することとなった。

3.7) IP-WG からの審議事項
   
    浅羽委員により、資料 3-2 に基づいて「 IP アドレス 割当処理手順に
    ついて 」の提案があり、審議の結果承認された。

    続いて、資料 3-3 に基づいて「 Class C より小さなアドレス空間の割
    当( サブアロケーション )に関するパイロットプロジェクトについて 」
    の提案があり、若干の字句の訂正の後、審議の結果、承認された。

    引続き、資料 3-4 に基づいて、報告があった。

3.8) DNS 管理グループ からの審議事項

   資料 3-5 に基づいて「 ドメインネームサーバの設定手続きについて 」
   の改正の提案があり、審議の結果承認された。

3.9) 業務委任に関する契約手続きについて

   丸山事務局長からの要請で、資料 3-6 にある某会員からの要望に対する対
   応を審議した。1 及び 2 については要望に沿う方向で、当該会員からの具
   体案の提示を待って、簡易 voteにかけることに決まった。

                                                           以上
                                       
                                                           -- 17 : 00 --
            

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