1996/03/26 資料2-2-2 IP/AS-WG 報告資料2 1996/03/26 IPアドレス割当グループ 1、IPアドレスリストを生成し、公開することとした。 ftp://ftp.nic.ad.jp/pub/jpnic/ip-list-j.txt ftp://ftp.nic.ad.jp/pub/jpnic/ip-list-e.txt 2/1 より公開。 2、IP-USERS メーリングリストを開設。 2/5 より運用開始。 ----------------------------------------------------------------------- メーリングリスト開設のお知らせ JPNIC IPアドレス/AS番号割当作業部会 主査 浅羽 登志也 ip-wg@nic.ad.jp 拝啓 みなさまにはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。また、平素 は日本ネットワークインフォメーションセンタ(JPNIC)の活動へのご理解とご 協力をいただきまして誠にありがとうございます。 さて、JPNICではこれまで jpゾーンのドメイン名やインターネットアドレスの 割当と管理を始めとする、さまざまなインターネットレジストリサービスを日 本国内のインターネットユーザである皆様にご提供させて頂いております。 しかし昨今の世界的なインターネットユーザの急激な増加にともない、ドメイ ン名やインターネットアドレスの割当とその利用に関する状況も急速に変化し つつあります。とくにインターネットアドレスに関しましては、32ビットのア ドレス空間の枯渇が予測され始めた頃から、その割当や管理の方針が世界的に 揺れ動いている状況となっています。 JPNICでは、この世界的な状況の変化に取り残されることなく、できるだけ速 やかに対応するようこれまで努力させて頂いてまいりました。しかし、これに より皆様にご理解いただく時間を十分に取れないまま、国内でのアドレス割当 方式や申請方法の変更を行う結果となり、御迷惑をおかけしてしまう事が何度 も重なってしまいました。ひとえに私どもの認識と努力が足らなかったものと 深く反省しております。 この反省のもとに、JPNIC IPアドレス/AS番号割当作業部会では、インターネッ トアドレスの割当方針や方式に関する世界的な動向をより早く皆様にお伝えし、 また、それに対する日本国内での対応に関して皆様のご意見、ご要望を広くお 聞かせ頂けるような場を設けていくことを考えております。 まず第一段階として、どなたにでも自由にご参加いただくことのできるメーリ ングリストを下記のように開設致します。是非ご参加いただいて、忌憚の無い ご意見を頂けるよう、よろしくお願い申し上げます。 敬具 記 ○メーリングリストアドレス: ip-users@nic.ad.jp ○参加方法: majordomo@nic.ad.jp宛に、本文に "subscribe ip-users"とご記入のうえ 電子メールをお送り下さい。 なお、メーリングリストでの議論の内容は、定期的にアーカイブを作成し、 ftp.nic.ad.jpで公開致します。 また本件に対するお問い合わせ等はip-wg@nic.ad.jpまでお願い致します。 以 上 ----------------------------------------------------------------------- 3、IP-USERS OPEN MEETING 日時 96/03/15 PM 2:00-6:00 場所 TIME24 セミナールーム 主旨 オープンミーティングでは、 ip-users の目的である「IPアドレスの割り当てと運用 に関わる世界的な状況についての情報交換、および日本での割り当て方針や申請手続 きに関する意見交換」を踏まえ、具体的にいくつかのテーマを上げ、議論/意見交換 を行なうことを目的とします。 ---------------------------------------------------------------------------- JPNIC IP WGオープンミーティングプログラム ○オープニング 浅羽登志也 JPNIC IP-WGの位置づけと役割 メーリングリストとオープンミーティングの主旨 ○IPアドレスの割当と運用について 浅羽登志也 インターネットレジストリの構造 IPv4アドレスの抱える問題について 現在のインターネットルーティングシステムの問題点 ○JPNICによるIPアドレス割当の現状 小島育夫 現行の方針について 現行の申請手続きと処理手順について 課金について ○現在議論されている新たなアドレス割当方針 加藤朗 RFC1466bisへの対応について サブアロケーションについて portableアドレスの割当について ○新しい申請手続きと処理手順(案) 小島育夫 現行手続きとの変更点について 関連JPNICドキュメントについて ○質疑応答と議論 === 休憩 === ○IPアドレスと経路制御についての最新情報 水越一郎 利用するアドレスとその到達性 経路情報に対する課金 関連RFC, internet-draftについて ○FAQ作成について 岡敦子 ○クロージング 浅羽登志也 当日使用したOHPなどの資料はWWWで公開します。紙の資料の配布は 行いません。 --------------------------------------------------------------------------- 出席者 82名(受付を行なった方のみ) JPNIC会員 42名 ミーティングのポイント *IPアドレスの割り当て基準/方針の変更を検討している。 変更内容を周知し、意見交換を行なう。 Classless Allocation アドレス使用率 割当直後 25%、1年以内 50% Classless Routing が可能という前提での割当 以下の条件等を満足する場合のみアドレス(CIDR Block)の要求を行なう べきである。 major routing exchange に接続される場合 multi-home接続される場合 その他の ISP は、upstream provider へアドレスの要求を行なうべき である。 80% の割当が行なわれるまでは、追加の割り振りはない。 *意見交換された事項 使用されていない Class B などの回収を行なうべきである。 JPNICは、イニシアティブをもて対処して欲しい。 割り当て対象の組織の範囲 子会社、関連会社も含め同一組織とする。 APNIC トポロジにより、接続ISPより割当を受けている。 JPNIC 会費を払うことにより、アドレスブロックが得られるという 風潮がある。