1996/07/29 運営委員会 資料3-3-1 JPNICデータベース登録フォームの改定について ・JPNICデータベース登録フォームを添付資料のアナウンス文(案)の通り改定 したい。 ・この改定に伴うドキュメントの改訂作業は、9月1日に間に合うように進める。 添付資料: ======================================================================== 1996年8月1日 JPNICデータベース検討部会 JPNIC会員 技術連絡担当者 各位 関係者 各位 拝啓 皆様にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。また、平素は日本ネッ トワークインフォメーションセンタ (JPNIC) の活動へのご理解とご協力をい ただきまして誠にありがとうございます。 さて、1996年9月1日より、JPNICデータベースへの登録フォームおよびシステ ムを、以下の通り改定致しますので、お知らせします。 JPNICデータベース検討部会 (DB WG) では、データベース登録作業の改善やサー ビスの向上を図るため JPNICデータベース登録フォームの改定ならびに処理方 法の改善作業を進めております。今回改定を行う項目は、昨年度末にお知らせ した改善項目案をベースに、会員の皆様から頂いた御意見を取り入れ、またそ の後に出てきた問題点の修正を取り込んだものです。 JPNICデータベース登録フォームの改訂は、会員各位の作業内容にも影響を及 ぼすため、フォームの改訂に際しては、今後とも、会員各位の御意見をお伺い する機会を設けていきたいと思います。また、会員各位からの改善項目の提案 も、随時受け付けたいと思います。 以上、よろしくお願いいたします。 敬具 ------------------------------------------------------------------------ JPNICデータベース登録フォームおよびシステム改善項目 (96年9月1日より実施) 1. ドメイン情報, ネットワーク情報の [組織概要] を [組織種別] に、 [Description] を [Organization Type] にする。 理由: これらのレコードには、「株式会社」といった組織の種別を書いてもら うことを想定しているが、[組織概要] というレコード名からの連想で、会社 の業務内容等を書いてくるケースが多いため。 2. プロジェクト情報を接続情報 (Connection Information) と改名し、[会員 略称], [接続ドメイン名], [接続IPネットワーク] 以外のレコードを廃止する。 理由: プロジェクト情報に含まれるその他のレコードは、会員情報に登録する ことにしたため。将来的には、接続情報の差分登録 (追加分、削除分のみの登 録) もサポートしたいと考えている。 3. NOC情報を廃止する。 理由: すでに意味を失っているため。 4. ホスト情報の [CPUタイプ/OSタイプ] のレコードを廃止する。 理由: InterNIC への登録の際に、これらのレコードが不要になったため。 5. JPドメイン以外のホスト情報の登録を不要にする。 理由: 3系列管理をやめた時点で、JPドメイン以外のホスト情報は、DNS の設 定に必要なくなったため (極めて例外的なケースとして、ループさせるとネー ムサーバが引けなくなるという問題がある)。 6. アドレスブロックの一部分にのみネームサーバを定義する下のような記法 を導入し、アドレスブロックの分割は許さないことにする (統合は許す)。 Network Information: [ネットワーク情報] a. [IPネットワークアドレス] 202.250.0.0-202.250.3.0 (中略) p. [ネームサーバ] ns.nc.u-tokyo.ac.jp/202.250.0.0 p. [ネームサーバ] utsun.s.u-tokyo.ac.jp/202.250.0.0 この例は、202.250.0.0-202.250.3.0 のクラスC 4つの内、202.250.0.0 のみ にネームサーバを設定する場合の記述を示す。 理由: アドレスブロックの分割を許すと、元来の割当単位がわからなくなるた め。また、アドレスブロックの分割は複雑な作業であり、作業ミスが起こりや すい。 7. 各情報の内容更新が行われた場合に、登録内容の確認を関係者に Cc: する。 具体的には、各情報に [通知アドレス] レコードを追加し、内容更新時には、 そのレコードに記述された電子メイルアドレスに対して登録内容を Cc: によ り送付する ([通知アドレス] が変更された場合には、新旧両方の [通知アド レス] に Cc: する)。JPNIC は、Cc: したメイルがフェイルした場合の責任は 負わない。 理由: 組織の担当者と NSP と担当者が一貫性のない更新をするのを防ぐ効果 が期待できる (組織の担当者が間違ってネームサーバを消してしまうケースが ある)。 8. [会員略称] に使える文字を、アルファベット(大文字/小文字)、数字、"-" のみに制限する。 理由: システム側の事情。実質的には問題ないと思われる。 9. ネットワーク情報の [ネットワーク名] レコードに使える文字を、アルファ ベット(大文字のみ)、数字、"-" のみに制限する。 理由: APNICデータベースへの登録の問題を解決するための修正。 ------------------------------------------------------------------------