第 24 回 JPNIC 運営委員会議事録(案) 開催日時 : 1996 年 9 月 26 日 ( 木 ) 10:00 ~ 21:20 場 所 : お茶の水スクエア C館 3F 12号室 出席委員 : 浅羽登志也、 今津 英世、 河北 隆生、 後藤 邦夫、 後藤 滋樹、 小西 和憲(PM)、佐野 晋、 白橋 明弘、 高田 広章、 田代 彰、 谷村 拓也、 中村 順一、 水越 一郎、 水島 洋(AM) 欠席委員 : 岡 敦子、 奥山 徹、 神山 一恵、 志津田嘉康、 鈴木 亮一、 松本 敏文 提出委任状: 浅羽登志也、 今津 英世、 岡 敦子、 奥山 徹、 神山 一恵、 河北 隆生、 後藤 滋樹、 佐野 晋、 志津田嘉康、 鈴木 亮一、 松本 敏文、 水越 一郎、 水島 洋(PM) 役員 : 村井 純、 吉村 伸 WGスタッフ: 事 務 局 : 丸山直昌( 事務局長 )、吉沢文代、小島育夫、山上正代 傍 聴 者 : 8 名 配布資料: [ 公開資料 ] 資料 1-1-1 日本ネットワークインフォメーションセンター規程の改定 資料 1-1-2 第23回 JPNIC 運営委員会議事録の承認 資料 1-1-3 ドメイン名申請ドキュメントの改定 資料 1-1-4 JPNICデータベース関連ドキュメントの改定 資料 1-1-5 IP Meeting '96 への後援 資料 2-1 JPドメイン名割当に関する報告 資料 2-2 IPアドレス割当に関する報告 資料 2-3 JPNICデータベース登録/更新/検索に関する報告 資料 2-4 JPNIC会員の入退会に関する報告 資料 2-5 手数料に関する報告 資料 2-6 障害報告 資料 2-7 御意見、苦情に関する報告 資料 2-8 理事会での決定事項の報告 資料 2-9-1 緊急連絡窓口について 資料 2-9-2 JPNICのオンラインサービスについて 資料 2-9-3 JPNICパンフレットについて 資料 2-9-4 FAQの改定について 資料 2-9-6 平成8年度科研費の関する報告 資料 2-9-7 予算および収支に関する報告 資料 3-1 DOMAIN-TALK Mailing List Summary 資料 3-2 IPアドレス割当に関するドキュメント群の改訂について現状報告 資料 3-3 DNS 関連の報告 資料 3-8 INTL-WG活動報告 資料 3-10 Information Service 検討部会 Status Report 資料 4-1 退会会員の AD ドメインの取り扱い 資料 4-3-1 JPドメイン名(通信サービス)割り当てについて(案) 資料 4-3-2 JP ドメイン名の割り当てについて(案) 資料 4-3-3 通信サービスを収用する第2レベルドメインの新設について (案) 資料 4-3-4 第3レベルのドメイン名の一意性の解除について (案) 資料 4-4 FINANCE-TALK メイリングリスト開設について 議事 高田 JPNIC 運営委員長司会のもと、センター規程第 30 条第 1 項に基づ き、委員総数の 2/3 以上の出席( 委任状 8 通を含めて 18 名 )を確認し、 第 24 回の JPNIC 運営委員会( 以降「運営委員会」という)の 開催が宣言さ れた。 続いて、資料の確認が行なわれ、資料番号のついていない資料に番号が付され た。 [ 公開議題 ] 1. 前回議事録の確認 1.2) 電子メイル会議の議事録確認 事務局 小島より、資料 1-1-1 ~ 1-1-5 に基づき、簡易Voteによる承認が 確認された。 *資料 1-1-1 (規程の改定案)について 総会において、議決権数の2分の1以上の出席者をもって総会を開催でき るよう議決された。規程の改定案(文案)については、運営委員会に任さ れたため、資料の通り改定案を作成し、運営委員会において承認された。 改定案を理事会/総会に報告するとともに公開する。 *資料 1-1-4, 1-1-5 について 通常vote と記載されているが、簡易vote の記述ミスであるため訂正する。 2. 事務局からの報告事項 2.1) JPドメイン名割当に関する報告 事務局 吉沢より、資料 2-1 に基づき報告があった。 *前回の運営委員会での課題となった、却下件数の内、手数料を返金しない 場合の件数を記述するようにした。 *1ケ月の割当件数が、1,000件を越えるようになった。 2.2) IPアドレス割当に関する報告 事務局 小島より、資料 2-2 に基づき報告があった。 *業務委任を行なったアドレスブロックの内、未割当のアドレスに関する 情報を記述するようにした。 アドレスそのものではなく、空間の大きさ/率を記述するようにすると よいのではないかというコメントがあり、次回からそのように記述する こととした。 *集計表の white/reject 等、 JPNIC用語の使用は避け、一般的な用語を 使用するように修正する。 2.3) JPNICデータベース登録/更新/検索に関する報告 事務局 小島より、資料 2-3 に基づき報告があった。 *申請件数/検索件数の推移をグラフ化した。 検索件数は、この1年で3倍程度増加している。 2.4) JPNIC会員の入退会に関する報告 事務局 吉沢より、資料 2-4 に基づき報告があった。 *9月13日 10月1日入会予定確定 を 10月1日入会確定と訂正する。 2.5) 手数料に関する報告 事務局 吉沢より、資料 2-5 に基づき報告があった。 *手数料件数の推移をグラフ化した。 2.6) 障害報告 事務局 小島より、資料 2-6 に基づき報告があった。 *whoisの障害が、完全に復旧できた時点で、障害報告およびお詫び の文書を会員その他へ通知する。 *業務システムを運用した経験のある方(会社)からノウハウを吸収 し、安定したサービスを提供できるようにしていく必要がある。 *ハウジングサービスの利用、サーバマシンの2重化、システム開発 の外注等の検討を進めている。 事務局および技術コンサルティンググループで、引続き検討を行なう。 *ftp サイトの mirror を行なっている。このデータ量を適切に把握し ていなかったため、ディスク容量を越えてしまった。 このため日々更新される公開情報が、消えるという問題が発生した。 *不適切な表現を修正し、公開資料とする。 2.7) 御意見、苦情に関する報告 今回は、報告がなかった。 2.8) 理事会での決定事項の報告 事務局長 より、資料 2-8 に基づき報告があった。 2.9) その他 2.9.1] 緊急連絡窓口について 事務局 小島より、資料 2-9-1 に基づき報告があった。 *障害連絡受付システムについては、現在留守番電話であるため、 その旨記述する。 *障害復旧の対応は、業務時間(休日に発生した問題は、翌営業日) に行なう。 通知の文書に明記する。 *受付用のメイルアドレス/電話番号は、時間帯により異なると、 混乱を招く場合があるので、統一してはどうか。 *緊急連絡を障害連絡と修正する。 2.9.2] JPNICのオンラインサービスについて 事務局 小島より、資料 2-9-2 に基づき報告があった。 *whoisに関しては、現行システムを早急に移行する。 その後、システムの改善等を行なうこととする。 *10月7日に納入されるマシンについても、システムの設定等、 詳細な調整を進める。 2.9.3] JPNICパンフレットについて 事務局長 より、資料 2-9-3 に基づき報告があった。 *JPNICへ連絡を行なうためのアドレスや、 URL の情報が不足して いるので、追加してはどうか。 *一般の人にJPNICを説明することを考えると、組織構成等の説明 より業務内容を最初に記述したほうがよいのではないか。 2.9.4] FAQの改定について 事務局長 より、資料 2-9-4 に基づき報告があった。 *新規の Q and A および修正を行なったものをリストアップした。 関連する検討部会は、1週間以内にコメントを事務局に提出する。 2.9.5] 事務連絡担当者会議について 事務局長 より、以下の報告があった。 *10月17日に開催予定 ドメイン名およびIPアドレスのドキュメントが大幅に改定される ため、その内容を各会員へ説明する予定である。 2.9.6] 科研費について 事務局 吉沢より、資料 2-9-6 に基づき報告があった。 2.9.7] 予算および収支に関する報告 事務局長より、資料 2-9-7 に基づき報告があった。 *新入会および手数料の増加傾向から、増収が見込まれる。 新設検討部会で必要となる経費、システムの安定運用のための経費 等、各検討部会で検討を行なう。2週間後を目安に検討内容を事務 局に報告する。補正予算を作成する方向で検討を行なう。 *来年度予算の検討を始める。 2.9.8] 求人に関する報告 事務局長より、以下の報告があった。 *全国の大学に求人募集のお知らせを送付した。 *毎週、会社説明会を行なっている。 3. 検討部会からの報告 3.1) DOM 佐野委員より、以下の報告があった。 *ブランドドメインについて検討を進めている。 知的財産協会との情報交換 日本商標協会開催の会議への参加 *ドキュメント作成/改定を予定している。 ネットワーク(通信)サービスドメイン名の導入 第三レベルドメイン名の一意性解除 *以下の項目に関して、ドキュメントの改定を行なった。 CO.JP に関して、国内に登記のある法人に限定した。 GO.JP に関して、日本国政府の組織に限定した。 海外の政府機関の場合、自国で利用されているドメイン名を利用する ことを推奨することとした。 JP ドメイン名が必要である場合には、 OR.JP を割り当てることとした。 白橋委員より、資料 3-1 に基づき報告があった。 *domain-talkでの議論を反映し、ドキュメントの作成/改定を進めて いる。 3.2) IP + AS 浅羽委員より、資料 3-2 に基づき報告があった。 *ドキュメント改定を予定している。 RFC1466bisにそった内容に改定する方針である。 *ip-users meeting を 9月27日に開催予定。 改定の主旨説明を行なう予定である。 3.3) DB+DNS 水越委員より、資料 3-3 に基づき報告があった。 *認証技術(PGP)を、JPNICデータベースシステムに導入するための コンサルティングを依頼すべく作業を進めている。 *AS情報を、JPNICデータベースに登録できるよう準備を進めている。 *RR(ルーティングレジストリ)に関して検討を行なっている。 *ICAPソフトウエアのインストール作業を進めている。 3.4) PUB 中村委員により、以下の報告があった。 *ニュースレターの発行準備 原稿〆切 10月末 *JPNICパンフレット 内容の検討を進める。 3.5) SOC 小西委員より、以下の報告があった。 *法人化の準備作業を進めている。 3.6) FUTURE 小西委員より、以下の報告があった。 *法人化の準備作業を進めている。 3.7) FINANCE 今回、特に報告はなかった。 *別途、審議事項が1件ある。 3.8) INTL 後藤(滋)委員より、資料 3-8 に基づき報告があった。 *APNICへの会費の支払いについては、APNIC側が納入を確認できた との連絡を受けた。 *International Top Level Domain Names の議論 IAHC(international ad hoc committee) に委員を出すべきかどう か、 INTL-WG および DOM-WG を中心に検討を行なう。 3.9) RULE 谷村委員より、以下の報告があった。 *定足数に関して、総会で議決された内容にそって、規程の改定案 を作成した。 *JPNIC会員資格の問題、詐欺問題に関する検討を進めて欲しい。 3.10) IS 白橋委員より、資料 6-10 に基づき報告があった。 *資料に記述された ftp サーバ構造改革にもとづき、作業を進める。 プレゼンテーションマテリアル -> プレゼンテーション資料 アプリケーションフォーム -> 申請書式 10月前半を目標に、移行作業を進める。 *今後、JPNIC ftp ディレクトリの公式 mirror サイトの検討を行なう。 3.11) STAT 今津委員より、以下の報告があった。 *ドメイン名およびIPアドレスの申請者に対して、JPNICの割当 作業に関するアンケートを行なう予定である。 3.12) JCRN liaison 今回、特に報告はなかった。 3.13) JEPG/IP liaison 白橋委員より、以下の報告があった。 *IP meeting 後援が決定したことに対して、お礼の挨拶があった。 今後の実作業に関しては、事務局と調整しながら進めていく。 まず、ポスターの配布等を行なう予定である。 *IP meeting での講演者として予定されていた岡副運営委員長が 多忙であるため、講演が難しくなってきた。このため、高田運営 委員長を代役としておくこととした。確定ではない。 4. 審議事項 4.1) 退会会員の ADドメインの扱いについて 事務局長より、審議項目の説明が行なわれた。 *ドメイン名割当検討部会で、検討を行なうこととした。 4.2) インターネット技術研究会への入会について 事務局長より、審議項目の説明が行なわれた。 *現在、活動内容が明確になっていない。 入会すべきかどうかの判断材料が、まだ十分でない。 *インターネット技術研究会と関連の深い、後藤(邦)委員が連絡役と なり、情報収集を行なっていく。 4.3) 通信サービスドメイン名の導入について 白橋委員より、資料 4-3-3 に基づき審議項目の説明が行なわれた。 *NE.JP ドメイン名の定義にある「通信サービス」を「ネットワーク・ サービス」とすることとした。 *JPNIC業務委任会員が、申請者へ適切な説明ができるよう十分な準備・ 周知期間を設ける必要があることが指摘された。 このため、受付開始日を11月上旬に設定する方向で再検討を行なう。 事務担当者連絡会議(10月17日)で、変更内容の説明を行なう。 *すでに OR.JP で、ネットワークサービス用として登録が行なわれて ドメイン名が移行を行なった場合、 1999年3月31日までの期間は、 OR.JP と NE.JP の両方を併用できることとした。 1999年4月1日以降に関しては、移行状況をみながら検討を行なう。 *10月1日のアナウンス文の作成は、ドメイン名割当検討部会に依頼 することとした。 *公開ドキュメントは、ドメイン名割当検討部会で再検討を行ない、 改定後、運営委員会で簡易投票を行なうこととした。 4.4) FINANCE-TALK メイリングリスト開設について 後藤(邦)委員より、審議項目の説明が行なわれた。 *finance-talk@nic.ad.jp 運営委員全員を、初期登録する。 *マルチホームドメインの扱い と 会費、手数料制度の問題点の洗い 出し の順番を変える。 *来年度の予算の検討を早急に進める。 会費制度は、本年度改定したばかりなので、再来年度を目標に改定 の検討を進める。 *メイリングリストの開設が承認され、提案通り作業を進めることと なった。 4.5) JEPG/IP meeting へのJPNIC会議室の貸し出しについて 白橋委員より、審議項目の説明が行なわれた。 *JPNIC と JEPG/IP の関係は、密接であり、年間3日程度 ということで、 JPNIC の業務に大きな支障を与えるもの ではない、ということで、貸し出しを承認することとした。 以上