第 3 回 社団法人 JPNIC 運営委員会議事録 開催日時 : 1997 年 7 月 15 日 (火) 10:00 ~ 15:00 場 所 : 東京グリーンホテルお茶の水 2F 蔦 出席委員 : 相原 玲二、 浅羽登志也、 荒野 高志、 奥山 徹、 神山 一恵、 後藤 滋樹(AM)、 佐野 晋、 白崎 博生 白橋 明弘、 鈴木 亮一、 高田 広章、 高橋 徹 谷村 拓也、 林 一司、 水越 一郎、 水島 洋 欠席委員 : 今津 英世、 岡 敦子、 河北 隆生、 川崎 基夫 後藤 邦夫、 小西 和憲、 中村 順一 提出委任状: 今津 英世、 岡 敦子、 奥山 徹、 神山 一恵 河北 隆生、 川崎 基夫、 後藤 邦夫、 後藤 滋樹 小西 和憲、 白橋 明弘、 鈴木 亮一、 中村 順一 水越 一郎、 水島 洋 事 務 局 : 丸山直昌(事務局長)、小島育夫、 志々目幸憲、 近藤 美菜子(AM) 傍聴者 : 6 名 配布資料: [公開資料] 資料 1-1 電子メイル会議の確認 資料 1-2 第2回 (社)JPNIC運営委員会議事録(案) 資料 2-1 JPドメイン名登録業務に関する報告 資料 2-2 IPアドレス割当に関する報告 資料 2-3 JPNIC データベース/whois/DNS に関する報告 資料 2-4 広報活動業務に関する報告 資料 2-5 情報提供業務に関する報告 資料 2-6 統計データ集計業務業務に関する報告 資料 2-7 国際連携業務に関する報告 資料 2-9 JPNIC会員の入退会に関する報告 資料 2-10 会費に関する報告 資料 2-11 手数料に関する報告 資料 2-12 御意見、苦情に関する報告 資料 3-1 JPドメイン名登録検討部会報告 資料 3-2 IPアドレス、AS番号割当検討部会報告 資料 3-3 1997年度 データベース管理検討部会活動計画 資料 3-5 情報サービス検討部会報告 資料 3-7 国際連携検討部会報告 資料 4-1 財政問題検討部会の役割、進め方について 資料 4-2 Internet Week 97 チュートリアルのレクチャーノート作成について 議事 佐野(社)JPNIC 運営委員長司会のもと、センター規程第 13 条第 1 項に基 づき、委員総数の 2/3 以上の出席( 委任状 14 通を含めて 23 名 )を確認し、 第 3 回の (社)JPNIC 運営委員会( 以降「運営委員会」という)の 開催が宣言 された。 続いて、資料の確認が行なわれ、資料番号のついていない資料に番号が付さ れた。 [公開議題] 1. 議事録の承認 1-1) 電子メイル会議の確認 事務局 小島より、資料1-1 に基づき、簡易Voteによる承認が確認された。 1-2) 第 2回 (社)JPNIC運営委員会の議事録承認 事務局 志々目より、資料1-2 に基づき報告があった。 2. 事務局からの報告 2.1) ドメイン名登録業務に関する報告 事務局 小島より、資料2-1に基づき報告があった。 *割当件数は増加傾向にある。 *OR.JP の審議件数の割合が多くい。 審議件数のほとんどが、権利能力なき社団によるものであり、 登録規則の見直しも含め検討が必要であると思われる。 2.2) IPアドレス割当業務に関する報告 事務局 志々目より、資料2-2に基づき報告があった。 *予約会員仲介の割当は減少している。 *業務委任会員の割当件数は増加しているが、アドレスサイズは減少している。 *業務委任会員の作業状況の資料について、作成の方法、分析の方法等について、 検討部会で検討することになった。 2-3) JPNICデータベース管理業務に関する報告 事務局 志々目より、資料2-3に基づき報告があった。 *データベース申請件数が、10000件を越えた。 ドメイン情報、個人情報に関するものが、特に多い。 *whois のアクセスは、平日の 0~2時に集中している。 *DNSに関する報告資料作成について、ほぼ同じ内容の資料が2つあるため、 一方を次回から削除することになった。 2-4) 広報活動に業務に関する報告 事務局 小島より、以下の報告があった。 *ニュースレターの発行準備を進めている。 2-5) 情報提供業務に関する報告 事務局 小島より、資料2-5に基づき報告があった。 *JPNICのwebページの改善の検討を行い、最終案を作成した。 *各種アナウンスを行うためのメイリングリスト作成の検討を行っている。 9月を目処に運用開始の検討を行っている。 *secure な web server の導入を行う予定である。 2-6) 統計データ集計業務に関する報告 事務局 志々目より、資料2-6に基づき報告があった。 *FTPサーバ, WWWサーバに対するアクセスが増加し、Gopherサーバへのアクセス は減少している。 *FTPサーバでは domain-list.txt へのアクセスが多く、WWWサーバでは JPNIC データベース(whois)検索ページの利用が多い。 *アクセスが多いため、情報提供用マシンがオーバーロードになっていないかを 確認する。 → 担当: 事務局 2-7) 国際連携業務に関する報告 事務局 志々目より、資料2-7に基づき報告があった。 *APNIC Meeting, INET 97が開催され、事務局からは 3名出席した。 *中国CNNIC から視察団がJPNICを訪れた。 2-8) システム管理 障害の発生がなかったため、特に報告はなかった。 2-9) JPNIC会員の入退会に関する報告 丸山 事務局長より、資料2-9に基づき報告があった。 *6件の入会があった。 *新しい入会審査が完全に起動に乗り、スムーズに行えるようになった。 2-10) 会費に関する報告 丸山 事務局長 より、資料2-10に基づき報告があった。 2-11) 手数料に関する報告 丸山 事務局長より、資料2-11に基づき報告があった。 2-12) 御意見、苦情に関する報告。 丸山 事務局長より、資料2-12に基づき報告があった。 2-13) その他 特に報告はなかった。 3. 検討部会からの報告 3-1) JPドメイン名登録検討部会報告 高田 委員より、資料3-1に基づき報告があった。 *前回改定した公開文書に間違いがあった。 *公開文書改定のガイドラインを作成してから、改定を行う予定である。 *任意団体のためのドメイン名の検討を行っている。 *公開文書の全面改定作業を行っており、今年度内には改定を終了したい。 *権利能力なき社団に対する OR.JP ドメイン名登録について、検討部会 の見解をまとめ配布を行った。 *地域に依存しない個人のためのドメイン名の検討を行っており、今年度 内には登録規則を改善したい。 *ドメイン名登録に関して、検討部会での審議が多すぎるため、審議手続 きの見直しを行った。 *gTLD の登録機関についての調査・検討を行った。 *ドメイン名登録に関して、理事長より次の意見があった。 ・任意団体等の申請に関して、申請者はドメイン名の必要があって申請して いることを理解し、現在の登録規則に適合していないことを理由に却下す るのではなく、申請者のニーズに対応できるよう登録規則を改善していく べきである。 JPドメイン名登録検討部会でも、登録規則の改善を検討しており、ニーズ に対応して行きたいと考えている。部会でさらに検討を進めることとした。 ・任意団体のためのドメイン名の候補として、IN.JP,AS.JP が上がっている が、任意団体のためのドメイン名という意味以外の印象を与えてしまう可 能性があるため、避けた方が良いのではないか。 指摘された問題点を考慮し、検討を進めることとした。 3-2) IPアドレス、AS番号割当検討部会報告 水越 委員より、資料3-2に基づき報告があった。 *業務委任会員が退会した場合のCIDRブロックの扱いについて検討を行った。 検討結果を資料としてまとめ公開を行う。 *直接申請の手数料について検討を行った。 *APNICミーティングで 61.0.0.0/8 の試験的な割当を検討することになった。 *1997年中を目標に、61.0.0.0/8 の試験的な割当の方法および可否について JPNIC から APNIC に対して打診を行う。 → 詳細な計画については検討部会で作成を行う。 3-3) データベース管理検討部会報告 奥山 委員より、以下の報告があった。 *PGPによる登録申請書の認証に関して、試験的運用の準備を行っている。 *AS情報、会員情報を JPNICデータベース(whois) へ登録するための作業を 進めている。 3-4) 広報活動検討部会報告 特に報告はなかったが、ニュースレターに関して以下の意見があった。 *海外で配布する時のことも考え、 ・ニュースレターの裏表紙を英語にしてはどうか。 ・表紙に "English Page Included" という記述をしてはどうか。 3-5) 情報サービス検討部会報告 神山 委員より、資料 3-5に基づき報告があった。 *JPNICのwebページについて検討を行い、改善を行った。 *新しいwebページは、1997年7月16日の公開を予定している。 *ドメイン/IPアドレス/JPNICデータベース/DNSのそれぞれについて、 担当する検討部会で分かり易い紹介を書いて欲しい。 3-6) 統計データ検討部会報告 特に報告はなかった。 3-7) 国際連携検討部会報告 後藤(滋) 委員より、資料3-7に基づき報告があった。 *APNICの会費は、JPNICが支持した案が可決された。 *APNICとJPNICの会費の制度がどの程度整合しているべきか、検討する 必要がある。 *APNIC拠出金が変わるため、JPNICの予算の確認を行う必要がある。 *APNICのオフィスがオーストラリアに移転することになった。 (現在の日本のオフィスは 移転後半年程度は残す予定である。) *次回のAPNICミーティングは、1998年 2月中旬から下旬(詳細未定)にフィ リピンで開催されることになった。 3-8) 財政問題検討部会報告 特に報告はなかった。 3-9) 教育部会報告 特に報告はなかった. 3-10) 調査研究部会 特に報告はなかった。 3-11) 歴史編纂部会 佐野 委員より、以下の報告があった。 *日本のインターネットの歴史的資料の収集/整理/保管を検討している。 3-12) 企画部会 特に報告はなかった。 3-13) JCRNからの報告 特に報告はなかった。 3-14) JEPG/IPからの報告 特に報告はなかった。 3-15) その他 特に報告はなかった。 4. 審議事項 4-1) jpnic-info@nic.ad.jp の運用方針、新しいwebページの公開について 神山 委員より、資料3-5に基づき説明があった。 *アナウンス用のメイリングリストの作成について ・現在の jpnic-info@nic.ad.jp をそのまま使用する。 ・誰でも自由に subscribe できるようにする。 ・会員情報から JPNIC-INFO の項目を削除する。 ・1997年9月1日を目標に運用を開始する。 ・アナウンス文(jpnic-infoの目的、アナウンスされる内容など)を作 成し、運営委員会に報告を行う。反対意見がない場合、承認するこ とになった。 → 担当: 情報サービス検討部会主査 *新しいwebページの公開を行うことの是非について → 了承された。 ・今後の改定について、以下の意見があった。 ‥どういう人が、どういう気持ちで見るかということを踏まえて、 どういう内容にするかを考えるべきである。 ‥考えたことをリストにし、記録を残すべきである。 → 情報サービス検討部会で、検討することになった。 4-2) Internet Week 97 チュートリアルのレクチャーノート作成について 白橋 委員より、資料 4-2 に基づき説明があった。 *チュートリアルのレクチャーノートを作成し配布したい。 *レクチャーノートを作成することにより、教育事業の成果として残すこ とができる。 *レクチャーノートを作成する場合、どの程度の予算が必要か、どの程度 の質のものができるかなど、調査を行う必要があるため、事務局と検討 を行いたい。 → 了承された。 4-3) 財政問題検討部会の役割、進め方について *後日、改めて検討することになった。 4-4)運営委員会の議事録の作成について *会議の進め方を検討し、議事録作成期間を短くできるるようにする。 → 運営委員長、副運営委員長が案を作成することになった。 *開催後、二週間を目処に議事録を作成するのが現実的ではないかとの意 見があり、事務局と運営委員長で検討を行うことになった。