1998/05/26 運営委員会 資料 3-9 調査研究部会報告 ◇RESEARCH-WG -- 部会開催報告 1998/4/13 18:25~19:45 調査研究委託について 1998/4/23 15:00~15:15 調査業務委託契約進め方について 1998/5/14 10:00~13:30 調査案内容検討 -- 調査委託について 事務局、運営委員会担当理事とも検討の上、以下の手順で委託の手続きを 進めることを検討している。 ・仕様書をWGで作成 ([資料1]の招請文での調査内容を具体化したもの) ・それに対する提案および見積もりを調査会社から出してもらう ・これまでのところ2社にあたっており、そのうち1社は辞退されたため、 もう1社と調査委託内容についての検討を行っている ([資料2]) ・業者の選定理由等の契約上の手続きについては事務局等と調整中である -- 調査の意義について 本調査が、JPNIC会員の利益にもつながるような調査研究であることを理解 していただく必要がある、あるいはそういう方向の内容を調査に盛り込む よう留意するべき、とのご指摘を運営委員会担当理事よりいただている。 本運営委員会にてご議論をいただきたく思う。 [資料1] 調査委託応募招請文 「コンピュータネットワークのあり方に関する調査研究」委託仕様書 1998年4月○日 (社)日本ネットワークインフォメーションセンター 1. 委託業務の目的 (社)日本ネットワークインフォメーションセンターの事業計画に定める 「コンピュータネットワークのあり方に関する調査研究」を実施し、そ の結果を広く公開し、日本におけるコンピュータネットワークの利用の 発展に資することを目的とする。 調査研究のテーマとしては ア)科学技術および学術情報の流通に関する調査研究 イ)共同研究と研究協力についての調査研究 の2点について行うものとする。 2. 業務委託予定期間 1998年5月○日から1998年9月30日 3. 委託を受ける者の要件 (1) ネットワーク関連分野、科学技術および学術研究に関する分野で、 相当の調査を行った実績があること (2) 相当の規模のアンケート調査および分析を行った実績があること (3) 少なくとも、経験5年以上の専門職の研究員1名および経験3年 以上の専門職の研究員1名を担当者として配置できること (4) 打ち合せ連絡および調査のために必要な電子メールや World Wide Web 等のインターネット利用が十分できる環境を有すること 4. 業務内容 (1) 調査研究計画の作成 (社)日本ネットワークインフォメーションセンターの担当者と共に 調査計画案およびその実施細目の作成を行う。 (2) 調査の実施 インターネットを利用した調査、アンケート調査、事例調査を併用 して調査を実施する。調査の途中経過については、必要に応じて報 告をすること。 (3) 調査結果の集計および分析 調査結果の第一次的集計ができた段階で、初期的な分析を行い報告 をすること。その内容に基づき、(社)日本ネットワークインフォメ ーションセンターの担当者と共に、その後の分析方針について検討 を行うこと。 (4) 報告書作成 報告書作成に関しても、途中経過について、必要に応じて報告をす ること。なお、最終報告書は、次節に述べる形式で提出すること。 5. 成果物 (1) 調査報告書 (公開用) 報告書は、指定するワードプロセッサソフトウェアで作成したファイル および Acrobat PDF 形式のファイルで納入し、ハードコピーを2部添 付すること。 これに加えて、World Wide Web での公開用に、報告書の一部ないしは 全部を必要があれば適当に内容に編集を加えた上で、HTML 形式のファ イルとして納品すること。 (2) 調査資料 (内部用) 調査データおよびその基礎的分析結果などの資料を、データ処理に利用 できる適当な形式のファイルで納品すること。 (3) 打ち合せ議事録および資料 打ち合せの議事録概要および打ち合せで使用した資料を、テキスト形式 のファイルで納品すること。ただし、電子ファイル化することが困難な 資料に関してはこの限りでない。 6. その他 調査データおよび報告書等の一切の成果物についての権利は、(社)日本 ネットワークインフォメーションセンターに帰属する。 [資料2] 検討中の調査内容試案 (一部抜粋) 2 調査業務の内容 本調査では学会関係者および共同研究従事者に対するアンケート調査によって ユーザの全体像を把握し、特徴あるユーザを把握するためにインターネット上 の資料、出版物資料による事例調査を行うことが適当であると考えられる。 2.1 アンケート調査 本調査項目では、学術研究分野におけるインターネット利用の実態をアンケー トによってユーザサイドから調査する。 学術研究分野のユーザとして、 ・ 研究成果の発表の場、メディア(学会誌)提供者としての学会 ・ 研究の場としての研究所・研究室 を想定する。 2.1.1 学会に対するアンケート調査 現在日本学術会議には以下の条件を満たす1200余りの学会が登録されている。 本調査では対象学会は学術会議第17期登録の学術研究団体とし、以下に挙げる 項目を主な質問内容とする。 ・ インターネットの主な利用目的と利用方法 ・ 利用の動機 ・ 利用の障害要因 ・ これからインターネットに求めるもの ・ 研究成果のインターネットによる提供に対する考え方 ・ 現時点での利用の状況と将来の見通し アンケート結果を分析し、学会におけるインターネット利用の現状を把握し、 利用に際しての要望や障害となっている点を整理し、より効果的な学術情報流 通を可能にするインターネットの利用環境について考察する。 2.1.2 研究プロジェクトに対するアンケート調査 文部省には科学研究補助費(科研費)制度があり、対象件数は37,000件(1997年度) で、1件あたりの平均補助金額は年間300万円である。この科学研究費のプロジェ クトからサンプルを選び、アンケート調査を行うこととし、以下に挙げる項目を 主な質問内容とする。 ・ インターネットの主な利用目的と利用方法 ・ 利用の動機 ・ 利用の障害要因 ・ これからインターネットに求めるもの ・ 現時点での利用の状況と将来の見通し ・ インターネット利用がプロジェクトに与えた効果 ・ インターネットの費用負担について アンケート結果を分析し、研究プロジェクトの研究活動におけるインターネット 利用の現状を把握し、利用に際しての要望や障害となっている点を整理し、イン ターネットのより良い利用環境について考察する。 2.2 事例の調査 注目すべきインターネット利用の事例、特徴的な事例を主にWWWを通じて調査 する。Web での調査を利用するほか、アンケート調査の結果を参考にして事例 を抽出する。その中で特に特徴的な事例についてはユーザを訪問し、具体的利 用方法や利用上の工夫などの聞き取りを行う。 以下に挙げる分野での事例が想定される。 1. 学術情報の流通 ・ 学会誌の電子出版 ・ 論文のインターネットによる受け付け ・ 論文のホームページでの公開 2. 共同研究の促進 ・ 海外との共同研究プロジェクト ・ ソフトウェアの共同開発 ・ 音声・画像等の伝送 ・ 遠隔地の監視、装置の制御 等 ◇PGP-TF PGPキーサーバの立ち上げ -- 部会開催報告 1998/5/7 18:00~20:00 PGPキーサーバ設定について -- 作業進捗報告 1998/5/01 サーバ用PC納入 1998/5/18 KDDハウジングでのサーバインストール 1998/5/22 サーバテスト稼動開始 1998/5/25 外部へのアナウンス(予定) [資料] PGP PUBLIC KEYSERVER 開始のお知らせ (ドラフト案) PGP PUBLIC KEYSERVER開始のお知らせ ---------------------------------- pgp.nic.ad.jpにてPGP Public Keyserver (PGP公開鍵サーバ)のサービス開 始します。PGP Public Keyserverとは、PGPの公開鍵をプールし、ユーザ間で のPGP公開鍵の交換を円滑に行なうためのサーバです。 + URL http://pgp.nic.ad.jp 公開鍵サーバはユーザが公開鍵を交換する中継点として利用することを目的 としていて、その公開鍵が本当に正しい公開鍵なのかを保証しているわけでは ありません。 公開鍵サーバは、世界各地でボランティアによって運営されています。現在 20~30サイト程度存在します。公開鍵サーバは、同期メカニズムを持っていて、 世界各地に散らばる公開鍵サーバは、各々が緩やかに同期しています。従って、 ユーザは世界中のどこかの公開鍵サーバに登録されれば、自動的に世界中の複 数の公開鍵サーバに反映されます。 pgp.nic.ad.jpの同期先 ドイツ DEF PCAのPGP Public Keyserver オランダ SurfnetのPGP Public Keyserver 米国MITのPGP Public Keyserver PGP PUBLIC KEYSERVER ADMIN 鈴 木 裕 信 hironobu@h2np.suginami.tokyo.jp