2000/7/10 運営委員会 資料 1-1 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター 第38回 運営委員会議事録(案) 開催日時 : 2000 年 6 月 8 日 (木) 16:05 ~ 21:35 場 所 : JPNIC 事務局 会議室 出席委員 : 荻野 司 、 久保 次三、 小西 和憲、 後藤 滋樹、 坂田 信夫 佐野 晋、 田代 秀一、 谷村 拓也、 坪 俊宏、 野村 純一、 東田 幸樹、 堀田 博文、 前村 昌紀、 松本 敏文 、 丸山 直昌、 提出委任状: 荒野 高志、 白橋 明弘、 藤野 貴之 事 務 局 : 岩谷 理恵、 大橋 由美、 近藤 美菜子、 佐藤 新太、 鈴木 由佳、 竹内 基、 常山 敬秀、 並木 敦、 箱田 雅彦、 森下 泰宏、 渡邊 哲男、 渡辺 俊雄 傍聴者 : 2 名 配布資料: [公開資料] 資料 1-1 第37回議事録の確認 資料 2-1-1 企画検討部会報告 資料 2-2-1 国際関係検討部会報告 資料 2-3-1 JPドメイン名検討部会報告 資料 2-3-2 JPドメイン名登録業務に関する報告 (業務1課) 資料 2-4-1 広報教育検討部会報告 資料 2-4-2 広報教育支援業務に関する報告 (業務2課) 資料 2-5-2 IPアドレス、AS番号割当業務に関する報告 (業務3課) 資料 2-6-1 システム検討部会報告 資料 2-6-2 データベース管理業務に関する報告 (開発課) 資料 2-6-3 システム管理業務に関する報告 (システム課) 資料 2-7-1 技術研究検討部会報告 資料 2-8-2 総務部業務に関する報告 (総務部) 議事 松本運営委員長司会のもと、JPNIC 運営委員会規程第 13 条第 1 項に基づき、 委員総数の 2/3 以上の出席かつ運営委員担当理事総数の 1/2 以上の出席 (委任 状 3通を含めて 委員 8名 担当理事 9 名) 15名の出席を確認し、第 38 回の (社) JPNIC 運営委員会( 以降「運営委員会」という)の 開催が宣言された。 運営委員会議事録査読担当委員に、坪委員と前村委員が指名され、続いて 資料の確認が行われた。 近藤事務局員より、今回より運営委員会資料の配布形態を変更する旨の説明が 行われた。 議 題 : 1. 議事録の承認 松本運営委員長より、資料 1-1 に基づき報告が行われ、承認された。 2. 報告事項 2.1) 企画検討部会 田代委員より資料 2-1-1 に基づき報告が行われた。 2.2) 国際関係検討部会 堀田委員より資料 2-2-1 に基づき報告が行われた。 [質問/意見] - ICANN (Internet Corporation for Assigned Names and Numbers) からの 会費請求について。 CENTR(Council of European National Top-Level Domain Registries)と の連携については、国際関係検討部会の中でも認識されていると思う。 ICANN と CENTR が対立しているので、JPNIC の立場を確認して置くことが 重要である。 - 8000 ドルとあるが、どのようにして算出された数字か。 →去年 ICANN のファンディングに関して検討するタスクフォースが 結成された。このタスクフォースのメンバは CENTR 関係者が中心となって いる。そこでは、各国の ドメインの登録数に応じて会費を算出する ことは反対されたが、今回請求されてきた金額は、ドメイン登録数に 比例して算出された金額だった。 - 会費の支払いをボイコットする動きはあるのか。 →あるらしい。 - JPNIC としては、会費として支払う金額は十分議論したうえで、 納得できる金額を ICANN に対して支払うべきである。 - ICANNの会費については、引き続き国際関係検討部会で議論したうえで報告 していただきたい。 2.3) JPドメイン名検討部会 久保委員より資料 2-3-1 に基づき報告が行われ、以下の補足があった。 ・通商産業省の方で、DRP の活動をサポートするような実体法を作成する 動きがある。その会議が6月の下旬に行われ、JPNIC 関係が 3名出席 する。 [質問/事項] - ドメイン名の統計資料の中に、質問数とその回答数の記載がある。 これを資料として公開している意図が見えない。 伝えたいことは何かをはっきりさせて公開するかも含めて検討するべきで ある。 →これは歴史的背景も関係ある。 - ドメインの登録数が、4月、5月と減少傾向にあるようだがなぜか。 →登録数の減少は季節的要因ばかりとは限らない。6月中旬には再 度傾向を分析し直し、今後の対応を進めたい。 [決定事項] - 代理店/フランチャイズ契約をしている会社間でのドメイン名の移転の件 は、新たに内規に追加することで承認された。 - ドメイン数の減少に関しては、今後もこの動向が続くようであれば、 原因を分析して次回の運営委員会で報告を行う。 2.4) 広報教育検討部会 谷村委員より資料 2-4-1 に基づき報告が行われた。 続いて、渡辺事務局員より幕張で開催中のNetworld+Interop 2000 の 報告が行われた。 ・今年度より少し目立つようにブースを作成し、パネルを展示している。 ・新JPドメイン名、多言語ドメイン名に関する質問が多い。 ・展示ブースの場所が良いためか、来客が多く配布資料の消化がはやい。 [質問/意見] - Networld+Interop で配布している資料を本委員会で配布して欲しかった。 →来月の報告時に配布する。 [決定事項] - 次回の運営委員会で Networld+Interop の報告および会場で配った資料 を配布する。 2.5) IPアドレス検討部会 前村委員より以下の報告が行われた。 [質問/意見] - 最小割り振りサイズが /19から /20へ変更されるとあるがどういうことか。 →初回割り振り時の確保するアドレスブロックが /19から /20へと変更さ れることである。 2.6) システム検討部会 東田委員より資料 2-6-1 に基づき報告が行われた。 2.7) 技術研究検討部会 森下事務局員より資料 2-7-1 に基づき報告が行われた。 2.8) 総務部からの報告 常山事務局員より資料 2-8-2 に基づき報告が行われ、ドメインの申請件数 の減少により、手数料収入が減少している旨の補足があった。 [質問/意見] - 新会員の承認のプロセスに問題はあるか。 →特にない。 [決定事項] - 次回の運営委員会までに収入の減少の件について業務1課とともに分析する。 3. その他の報告 3-1) ICANN に関する紹介 大橋事務局員より ICANN 一般会員に関する紹介があった。 - ICANN の説明資料一式を Networld+Interop で配布している。本委員会 に出席いただいている委員の皆様にも、社内で又は知り合いの方々に広 報していただきたい。その際にこの資料が役立てばと考えている。 ICANN 一般会員の登録が可能な期間が、7月までであるという情報もある ので、早めに対応していただきたい。 [質問/意見] - ICANN 一般会員になり活動すると、どのようなメリットがあるのか。 →インターネットの1ユーザーとして、インターネットの基盤を支える 組織に対して意見を表明できる。 - 本委員会で配布された PPT 資料を用いて広報しても問題ないか。JPNIC の一員として広報することに問題はないか。 →問題ない。どこかで広報をした場合は、事務局までご一報いただきたい。 - 本委員会の委員だけでなく、部会のメンバにも広報した方がよい。 →事務局国際課がメンバに連絡する。 - 対象者によって広報の仕方を変えた方がよい。 [決定事項] - 本日配布した資料を広報する際の資料として使用できる。 広報を行った際は、その旨を事務局国際課に報告する。 4. 審議事項 4.1) 2000 年度検討部会事業計画案および検討部会メンバーについて 松本運営委員長の指名により、各部会より資料 4-1 に基づき説明が行われた。 ■企画検討部会 田代委員より資料に基づき説明があった。 [決定事項] - 松本運営委員長より部会メンバとして参加することの承諾を得た。 - メンバ/活動方針は承認された。 - 企画検討部会の英語名については、再度検討する。 ■国際関係部会 堀田委員より資料に基づき説明が行われ、ICANN-TF のメンバとして、NTT コミュニケーションズの長尾氏を追加したい旨の補足があった。 [質問/意見] - ISOC (Internet Society)との連携はどのようになっているのか。 →資料中の「4.部会運営方針」に「ISOC 丸山」を追加する。 - ISOC の選挙結果をふまえ、ISOC への対応について今後の方針を部会 で検討していただきたい。 [決定事項] - メンバ/活動方針は承認された。 ■JPドメイン名検討部会 坪委員より資料に基づき説明が行われ、以下の補足があった。 ・検討すべき事項が多岐にわたっているため、このメンバだけではカバー 出来ない部分がある。今後メンバを追加していきたい。 [質問/意見] - 資料中の「(1)-1 既存JPドメイン名空間の魅力作り」に、企画検討部会 との連携を重視するべきである。 →この件に関しては、JPドメイン名検討部会に判断を委ねる。 - 資料中の「(5) その他 DNS 関連技術のフォローアップ」にという記 載があるが、この件に関しては、技術研究検討部会でも検討している事 項である。連携して進めていただきたい。 [決定事項] - メンバ/活動方針は承認された。 ■広報教育検討部会 谷村委員より資料に基づき説明が行われ、以下の補足があった。 [質問/意見] - JPNIC のドメイン関係のWEBであるが現状だとわかりににくい。JP ドメ イン名検討部会から意見を提案すれば、その意見は反映されるのか。 →ドメイン名のページについては、現在事務局で検討中である。部会から の意見をいただければ、反映させていきたい。 - 活動内容に歴史編纂とあるが、どのような歴史編纂を行うのか。 →JPNIC、JNIC、それ以前も含めて、日本のインターネットの JPNIC に 関わる部分についての歴史をまとめる。2年前から若干動きはあるので、 形にしていきたいと思う。 →形になって出てくるのであれば、スケジュールをだして欲しい。今年中に 成果物を出すのかも含めて検討していただきたい。 - 我々でも歴史に関する情報を集めることがあるが、そうしたものを 有効に収集したり提供してもらうことを考えているか。たとえば、 この業界には記録となるべき写真が少ないということがある。 →写真等をコストのかからない方法で集めて欲しい。 →少しずつ情報を集めて書きためて行くのが良いだろう。 - タスクフォースが多いのではないか。このタスクフォースの位置づけは どの様なものか。 →以前の部会と並列で設置されていたタスクフォースの位置づけとは違い、 部会の下にあるサブグループとしてのタスクフォースである。 →もともと3つのWGが集まって出来た部会なのでタスクの数が多くなっ ている。ただしリソースの問題もあり、この中のどこに重点を置くかは これからさらに検討する。 - 新聞や雑誌の取材対応はどうするのか。 →通例では、丸山委員が対応していた。広報戦略 タスクフォースでどのよう な取材対応をして行くべきか検討していきたい。 →長期的な取材対応方針については、タスクフォースで決定していただきたい。 日々依頼がくる取材対応の振り分けにかんしては、事務局内で決定する。 [決定事項] - メンバ/活動方針は承認された。 ■IPアドレス検討部会 前村委員より資料に基づき説明が行われ、 部会名を再度検討したい旨の 補足があった。 [質問/意見] - 部会名を変更する際は内規の変更が必要である。 →部会名の改訂について内規の変更(担当は事務局総務課)も含めて 検討する。 - 部会のメンバは、技術者で固まっているのではないか。 →学術研究者に参加してもらうように調整している。動ける検討部会の ため、あえて人数を削減している。 [決定事項] - 小西運営副委員長より部会メンバとして参加することの承諾を得た。 - 必要な事務局員を名簿に追加することでメンバ/活動方針は承認された。 ■システム検討部会 東田委員より資料に基づき説明が行われ、以下の補足があった。 ・佐野委員より部会メンバになることの承諾を得た。 [質問/意見] - 新JPドメイン名空間に関するシステムの検討は、企画検討部会 dotJP-System タスクフォースかシステム検討部会のどちらで行うか。 →企画検討部会のdotJP-System タスクフォースで行う。 [決定事項] - 新JPドメイン名空間に関するシステムの検討は、企画検討部会で行う。 - メンバ/活動方針は承認された。 ■技術研究検討部会 森下事務局員より資料に基づき説明が行われた。 [決定事項] - メンバ/活動方針は承認された。 ■全体として [決定事項] - JPNIC 会員向けのサービスの検討は企画検討部会で行う。 - 部会間で連携して進めて行く事柄は、責任の所在が曖昧になりやすい。 各部会の主査は、どこが主体となり、責任をもって活動を行うのかを 明確にして、次回の運営委員会で報告する。 4.2) 新JPドメイン名 web page の新設について 佐野委員より資料 4-2 に基づき審議が依頼された。 [審議事項] - 新JP ドメイン名 web page の新設について承認が求められた。 [質問/意見] - JPNIC としてはたんたんと情報を公開する方法をとる。 →新JPドメイン名 について WEB ページで掲載する際は、事前に報告し 調整しながら進めていく。 - 一部にしか提案を公開していないことへの不信感が生まれているため、 より分かりやすく情報提供を行い、コメントを募る。 [決定事項] - web page の新設については承認された。 --- 公開議題 19:10 終了 --- [非公開議題] --- 非公開議題 19:20 開始 --- --- 非公開議題 21:35 終了 --- 以上 -- 19:10 --