メインコンテンツへジャンプする

JPNICはインターネットの円滑な運営を支えるための組織です

ロゴ:JPNIC

WHOIS 検索 サイト内検索 WHOISとは? JPNIC WHOIS Gateway
WHOIS検索 サイト内検索
                                                      2000/9/14 運営委員会
                                                      資料 4-1

                          IP アドレス検討部会審議事項

[題目]
  PI (Provider Independent) Address の取り扱い廃止について

[審議依頼の概要]
  PI (Provider Independent) Address の取り扱いに関して
  IP検討部会で議論した結果、資料のように今まで凍結していた
  この申請の取り扱いを廃止することで合意が得られた。

  この資料にある提案でPI (Provider Independent) Address の
  取り扱い廃止を進めることについて承認をいただきたい。

---------------------------------------------------------------------------
PI (Provider Independent) Address の取り扱い廃止について

(PI取り扱いの経緯)

APNICは、将来においてPIアドレス部分をフィルター可能なように、特定ブロック
から割り当てをしている。当初、JPNIC会員からは、実験的に無料で割り当てる
という実験を開始。その後、実験終了後は、課金ベースで正式に実施された。


JPNICには、その後、APNICへの取り次ぎへの要求がなく、また、詳細な取り次ぎ
サービスについても不明瞭な状態であった。
例えば、手数料はいつ支払うのか、申請者が直接 APNIC に支払うのか、JPNIC が
代行するのか、申請は hostmaster 宛に送って良いのか、など。

昨年12月(1999年12月)、PIアドレスの申請をしたい旨のリクエストがあり、
実際のサービス内容を精査したところ、不明瞭な部分があり、IP アドレス検
討部会において検討の結果、JPNICとしては、一時申請取り扱いを凍結するこ
ととし、APNICの現時点の現状を把握した上で、サービス実施の有無について
検討する事とした。その後、IP アドレス検討部会においてAPNICとの協議結果
を踏まえて、JPNICとしては、PIアドレス申請を取り扱わない旨、合意をした。


(JPNIC がこの取り次ぎサービスをすることの意味)

JPNICは、IPアドレス関連業務において、一元的にサービスをするる方が、会員に
対して、メリットがあると考えられる。

しかしながら、

・PI の割り当ては世界的に抑制される方向にあり、これからますます発展して
  ゆくとは考えにくいサービスといえる。

・インターネット全体を考慮した場合には、PIアドレスについては、
 APNIC で一元管理する方が良い

・取り次ぎサービス時における、時間的なオーバーヘッドの発生や、申請書類
 時の誤訳によるミスコミニケーションが懸念される。

・PI の申請者は IPアドレス管理体系などに精通していない人たちである可能
  性も十分あるため、もし取り次ぎサービスをするとなると実際の申請処理よ
  りもインターネットのしくみ、経路制御のしくみなどを含めた説明が必要に
  なり、そのためのやり取りは非常にコストがかかると思われる。

・このサービスを提供し始めた1997年から昨年の暮までにリスクやコストを
  理解しても申請したいと行ったケースは一件しかなかった。ということは
  需要は非常に低く、廃止したとしても影響は少ないと思われる。

・現在 APNIC は JPNIC が NIR として何かをする場合は NIR 全体でコンセン
  サスをとってやってほしいというのが定例になっている。ということはこの
  サービスを JPNIC が提供する場合はまた nir-discuss というメイリングリ
  ストで話し合って決めなければならない。つまり JPNIC だけの仕様では決
  められないことである。
            

このページを評価してください

このWebページは役に立ちましたか?
よろしければ回答の理由をご記入ください

それ以外にも、ページの改良点等がございましたら自由にご記入ください。

回答が必要な場合は、お問い合わせ先をご利用ください。

ロゴ:JPNIC

Copyright© 1996-2024 Japan Network Information Center. All Rights Reserved.