2000/11/ 9 運営委員会 資料 2-5-1 IPアドレス検討部会・活動報告 主査・前村 昌紀 1)今月のトピックス 1-1)割り振り・割り当て審議改善活動 1-1-1) 割り当て業務自体の改善活動 - 割り当て業務に対する意見募集 募集文面作成中。近日中に募集を開始し、年内いっぱい受け 付ける - 内規レビュー 3回目のレビューを実施し、レビュー自体を完了。分析及び 改版に取り掛かり、1月には改版した内規をリリースする。 1-1-2) 意見聴取策 - オンサイトミーティング 次回ip-usersミーティングにおいて、IPアドレス割り当ての 現状に関して会員,エンドユーザも交えて議論するパネルデ ィスカッションを実施し、今後の活性化の基とすることに決 定。 1-1-3) 方針浸透策 - FAQ大拡充 内規レビューにより、内規の中からFAQとして公開するもの の選定を完了した。 1-2) APNICオープンポリシーミーティング 10/24から10/27までオーストラリア・ブリスベーンで開催された掲題 ミーティングにおいて、以下の通り提案,報告,情報聴取を行った。 1-2-1) アドレスポリシSIG - 統一された審議ガイドラインの策定に関する提案 ガイドライン策定に関してメーリングリスト(必要に応じて 作業部会)を設け継続検討する方向性に。 - ISPネットワークとエンドユーザネットワークで別審議基準を設 ける提案 コンセンサスにいたらず。上のガイドライン策定のライン で提案目的を達成すべく今後活動する - IPv6 アドレス割り当て方針提案に対して意見提出 可変長割り当てを条件とする方針提案に対して、JPNICで会 員から募集した意見を提出した 1-2-2) データベースSIG - whois DBにおける個人情報取り扱い厳格化に関する提案 強力な賛成はないが反対もなし。推進に関する要請は理解さ れ、今後メーリングリストでコンセンサスの形成を進め、施 策実現を推進することに。 1-2-3) ルーティングSIG - IRRスケーラビリティに関する考察 JPNICのIRR研究会の紹介とともに、IRRの連携,コーディネー ションの必要性を主張。 1-2-4) IPv6 SIG - JPNICにおけるIPv6関連活動の報告 IPv6 sTLA割り振りの取次ぎサービスに関して報告した 1-2-5) NIRミーティング KRNICから、特に大きなアドレスブロックを必要とする会員 に対する割り振りに関して、直接APNICによって審議を実施 してこれを実現するトライアルの報告があり、方法論にとし て賛成した。この方法の適用可能性に関して今後部会で検討 する。 1-2-6) NIRスペシャルセッション KRNICからNIRが持つ総会議決件数の是正が提案されたが、 Director General, Exective Council から反対意見が提示 された。継続検討となった。 1-2-7) ホストマスタークリニック 現在のJPNICの最小割り振りサイズ /22 に対して、APNICを 始めとする全RIRと同様 /20 にあわせるべきだという指摘を 受けた。現在PAブロック割り振りの要件が厳しくなっている という傾向もあるので、会員に対する影響を考慮しながら、 今後対応策を検討する。 1-2-8) APNICメンバーミーティング - 定例の業務報告のほか、SIGの報告が行われたが、SIGへの提 案を施策に結びつける上での意思決定プロセスの欠如が目立 った。一つの方法論として検討部会を開設することが提案さ れ、SIGごとに部会形成を目指すことになった。 - JPNICからの推薦でEC選挙に立った前村が当選。 1-2-9) メンバーシップアグリメントBOF - APNICのメンバシップアグリメントの改定案に関して意見交 換した。最新の案である Draft 0.2 で論点はかなり整理さ れてきており、今後はDraft中で参照されている Document Review Policyの議論に移るべきである、との点で意見が一 致した。Kuala LumpurでのBoFの再招集も含めて、議論の継 続の方法を探ることになった。 ----- 2)会議開催報告 2-1)ip-wg 11/7 o 1-2)に関するまとめ,分科会報告 2-2)ip-plan 11/7 1-1)の内容検討 2-3)ip-res o 11/8にIRR研究会(合宿検討会)を開催 2-4)ip-v6 o sTLA割り当てポリシ変更提案に対するコメントの集約,1-2-1)に述べ た発表の準備 2-5)ip-pub 11/8 o IP-USERSミーティングのプログラム検討,1-1-2)に関する事項 2-6)ip-fee 10/12 o 割り当てサービス対象,会員制度,会費構造に関する継続検討 以上