2003/2/13 評議委員会 資料 2-2-1 IPアドレス検討委員長 江面 祥行 IPアドレス検討委員会・活動報告 1. 活動状況 ・検討委員会開催(2003年1月15日(水) 15:00-18:45) ・ML上での議論 2. JPOPMでのコンセンサスに伴う検討 昨年12/16に実施したJPNIC Open Policy Meeting(JPOPM)においてコンセ ンサスに至った事項について、今後の進め方についての検討を行った。 なお、JPOPMにおいてコンセンサスに至った事項は、下記のとおり。 (1)AS番号取得申請書に記載する情報(AS-IN/AS-OUT)の扱いについて [コンセンサス] ・JPNICでのAS番号申請時に収集したAS-IN/AS-OUTの情報については、 APNICの運用方法に合わせ、空の状態で公開する。 [検討委員会検討結果] ・懸念事項は特にない。 ・実装する方向で検討を開始するよう答申。 (2)LIRを通じたAS番号の割り当てについて [コンセンサス] ・現状(割り当て対象者以外の代行申請も可能)のままのAS番号割り当 て方法でよく、LIRを通じたAS番号の割り当ては必要としない。 [検討委員会検討結果] ・懸念事項は特にない。 (3)LIRのダウンストリームアロケーションについて [コンセンサス] ・実装を行うにあたって、検討を行わなければならない課題の検討を IP-USERS MLで引き続き議論。検討課題がクリアになって実装できる 段階になったら、ダウンストリームアロケーションの実装を行う [検討委員会検討結果] ・IP-USERS上へAPNICでの決定事項、JPOPMでこれらの課題を提示、JPOPM での結論を述べ、いくつかのコメントがくるかをみる(継続中) ・APOPMに対して「JPOPMで議論し、その途中である」と報告する。 (4)ICANN Blueprintについて [コンセンサス] ・IP-USERS MLで継続検討 [検討委員会検討結果] ・IP-USERSとしてはあまり興味がないことがわかったので、議論は難しい ・IP-USERSに対しては、検討委員会としても状況を把握しきていないため、 継続して調査を行い、随時状況報告をしていくと述べる。 ・NIRのコミュニティとしてサポートしていいのかどうか分からない状態 であるため、APNICに確認を行う。 (5)End User、地域ネットワーク、医療系からのニーズによる IPv6 Topological AddressingPolicyの提案 [コンセンサス] ・提案されている内容はポリシーよりも運用に近いため、適切な議論の場 を別途設定する。 [検討委員会検討結果] ・JPNICとは話は分けて考える。 ・JPNICとしては、議論の場が違うので移したという扱い。 (6)新しいIPv6アドレス配布方式の必要性 [コンセンサス] ・ 家電等へのIPv6アドレスのポリシーについて検討を行うWGの発足を検討 [検討委員会検討結果] ・IPv6普及・高度化推進協議会と共同で活動を行うということで、了承。 3. JPOPMのコンセンサスのオーソライゼーションプロセスの検討 JPOPMでコンセンサスに至った後、そのポリシー、規則の実装に至るまでの プロセスと各組織(IPアドレス検討委員会/評議委員会/IP事業部/理事会 等) の役割について検討を行っている(継続議論中)。本検討は、実装に至るまで のプロセスを明文化し、標準ルールとすることが目的である。 4. レジストリシステム レジストリシステム開発の今後の進め方について、IP事業部より報告を受けた。 IP事業部の検討結果の諮問の場として、必要に応じてオンラインでのディスカッ ションもしくは臨時の検討委員会を開催することを確認した。 以上 -----------------------------------------------------------------------