2003/09/11 評議委員会 資料 2-8-1 JPRSからの報告 (1) 日本語JPドメイン名の完全RFC準拠化が9/4に完了 7/10にRFC準拠サービスを開始して以降、従前の提案方式RACEとRFC準拠 Punycodeの両方のASCII変換アルゴリズムを用いてDNSを運用してきた。 これは、変換アルゴリズムに関して指定事業者の移行とブラウザ等ア プリケーションの移行を促進する期間であったが、ほぼこれらの移行 が整ったと判断し、9月4日より完全RFC準拠でのDNS運用に移した。同時 に、whois等も完全RFC準拠に移行した (2) サービス改定準備中 昨年の諮問委員会、指定事業者会合等の議論の結果を受け、サービス 改定を準備中である。主な改定項目は、下記。 ・会社設立前のドメイン名登録が簡単にできるよう、仮登録制度を改 訂。これまでは、ドメイン名を登録する前に法人を正式に仮登記す る必要があったがそれを不要とする。 ・企業合併等による複数ドメイン名併用期間は6ヶ月と規定されていた が、事情に応じその延長を可能とする。 これによる改訂規則を9月16日に公開し、11月17日より実施予定。 Whoisについて - 網羅的検索など、目的外利用を助長する検索機能を10月7日より制限 する予定。 - 指定事業者用Whoisについても、各指定事業者は自ら管理するドメイ ン名のみを参照可能にするなどのアクセス制限の導入を検討中。 (3) JP DNSの可用性確保を本格展開開始 WIDEプロジェクトとJPRSが、災害時や非常時に向けて「JP」ドメイン サーバの本格的な可用性確保策を開始した。具体的には、「JP」ドメイ ンサーバの東京・大阪における本格的な分散運用を開始。また、これら サーバ名は、JPRSが直接管理する統一的なもの(A~F.DNS.JP)への移行 を開始した。これにより、災害時や非常時などにおいて、より高い可用 性を提供することが可能となった。(2003年8月5日プレスリリース) (4) 2003.4~のドメイン名登録数 4/1 5/1 6/1 7/1 8/1 9/1 <属性型・地域型> AD 323 321 323 321 322 322 AC 2945 2961 2978 2990 3001 3004 CO 240578 241358 241447 241722 243424 244403 GO 807 813 818 810 813 814 OR 16915 17096 17231 17364 17529 17679 NE 18079 17970 17883 17703 17685 17559 GR 10156 10096 10020 9915 9884 9832 ED 4098 4143 4173 4158 4202 4247 LG 208 278 342 462 744 986 地 4282 4263 4251 4222 4220 4213 計 298391 299299 299466 299667 301824 303059 <汎用> 英 166317 169682 174398 173983 178871 182621 日 51829 50481 50462 46003 46015 45906 計 218146 220163 224860 219986 224886 228527 <全体> 計 516537 519462 524326 519653 526710 531586