2003/11/13 評議委員会 資料 2-8-1 JPRSからの報告 (1) サービス改訂を11月17日に実施 利用者の利便性向上等を目指し、11月17日より実施予定のサービス改訂の 内容を9月16日に公開した。主な改訂内容は次のもの。 (a) 申請時に必要な書類の一部削減 属性型(組織種別型)・地域型JPドメイン名の記載事項変更手続きに必 要であった印鑑証明書などの書類の一部を不要とする。 (b) 仮登録の容易化 会社が設立される前、商号仮登記をせずにCO.JPドメイン名の登録・運 用を可能とする。 (c) 法令に基づく組織変更に伴う改訂 独立行政法人の新設等、法令によって組織の構成等が変更になった場 合に、旧組織が使っていたドメイン名を状況によっては継続使用可能 とした。 (d) 新しい種類の法人に対応し属性型JPドメイン名の登録資格を変更 独立行政法人、国立大学法人、中間法人が登録できる属性型JPドメイ ン名を定めた。独立行政法人はGO.JPまたはOR.JP、国立大学法人は AC.JP、中間法人はOR.JPを登録できる。 (e) ドメイン名変更時の併用期間延長に関する規定の追加 現在、属性型・地域型JPドメイン名でドメイン名変更を行なった場合 は6ヶ月間の併用ができるが、相当の理由がある場合はこれを延長で きることとした。 (f) 過誤による更正・抹消に対する特別措置を規定 誤ってドメイン名を抹消された場合にも、相応の理由がある場合は元 の状態に修正する等の対応が可能であることを明確化した。 (2) 日本語ドメイン名利用環境の整備 本年7月10日よりRFCに準拠した日本語JPドメイン名の登録管理サービスを 開始した。一方、その利用環境としてブラウザ用プラグインi-Navの開発・ 配布、NetscapeやOpera等へのIDN機能搭載の調整等を実施してきた。また、 外国では、本年後半より、中国、韓国、ポーランド、.info等、続々とIDN の本格登録管理サービスが開始されている。このような状況下、さらに利 用環境の整備を加速するため、gTLDを含む諸外国のレジストリと合同で、 ブラウザやメールソフトのベンダへの働きかけを開始した。 (3) ETJP (ENUM Trial Japan)設立 日本におけるENUMへの準備を加速するため、JPNIC、WIDEプロジェクトと ともに発起人となり、ENUMの技術実験の場を提供する目的でETJPを設立し た。9月17日に設立総会を開催し、11月6日現在、会員数39社となってい る。10月23日には、第1回全体ミーティングを開催し、会員からENUMを用 いた4種のアプリケーションが紹介され、順調な滑り出しとなった。 (4) 2003.4~のドメイン名登録数 4/1 5/1 6/1 7/1 8/1 9/1 10/1 11/1 <属性型・地域型> AD 323 321 323 321 322 322 321 321 AC 2945 2961 2978 2990 3001 3004 3012 3020 CO 240578 241358 241447 241722 243424 244403 245805 246664 GO 807 813 818 810 813 814 815 812 OR 16915 17096 17231 17364 17529 17679 17813 17932 NE 18079 17970 17883 17703 17685 17559 17536 17482 GR 10156 10096 10020 9915 9884 9832 9813 9771 ED 4098 4143 4173 4158 4202 4247 4262 4293 LG 208 278 342 462 744 986 1292 1595 地 4282 4263 4251 4222 4220 4213 4217 4229 計 298391 299299 299466 299667 301824 303059 304886 306119 <汎用> 英 166317 169682 174398 173983 178871 182621 187040 192147 日 51829 50481 50462 46003 46015 45906 45615 45588 計 218146 220163 224860 219986 224886 228527 232655 237735 <全体> 計 516537 519462 524326 519653 526710 531586 537541 543854