2004/03/11 評議委員会 資料 2-8-1 JPRSからの報告 (1) 日本語JPナビ提供開始 JPRSは、技術的検証およびコミュニティへの説明と意見聴取を実施した結 果、2月18日より日本語JPナビの提供を開始した。日本語JPナビとは、IDN (国際化ドメイン名)対応でないWebブラウザより、登録されている日本語JP ドメイン名を入力された場合に、IDN対応ブラウザやIDN用プラグインの紹 介をするページを表示する機能をいう。3月1日現在、457件の日本語JPドメ イン名に対して、日本語JPナビが設定されている。 * 日本語JPナビ設定済みの日本語JPドメイン名の例 http://総務省.jp/ http://味の素.jp/ http://宝島社.jp/ http://チョーヤ梅酒.jp/ http://第一生命.jp/ http://日本語ドメイン名協会.jp/ http://日本レジストリサービス.jp/ (2) JP DNSサービスにIP Anycast技術を導入 JPRSとIIJは、JP DNSサーバ(a~f.dns.jp)のうち、「a.dns.jp」と 「d.dns.jp」のサービスにIP Anycast技術を導入した。これによって、同 じ名前を持つDNSサーバを複数拠点に分散配置することが可能となり、高品 質サービスの提供、高負荷への対応、耐障害性の向上などの効果が得られ るようになった。IP Anycast技術の導入に伴うDNSサーバのIPアドレスの変 更については、JPRSがIANAに申請し、1月27日(米国西部時間)この変更がイ ンターネット全体に反映された。 * IP Anycast技術とは、通常はインターネット上の特定のノード(サーバな ど)に割り当てるIPアドレスを、同じサービスを行う複数のノードに対し て共通に割り当てることを可能にする技術を言う。これをDNSサービスに 導入することで、一つのIPアドレスを複数のDNSサーバに割り当てること が可能になる。なお、本技術は2002年10月のルートサーバへの広域サー ビス不能(DDoS)攻撃を契機に導入が進められ、現在13あるルートサーバ のうち、既に5サーバに導入されている。 (3) 2003.6~のドメイン名登録数 6/1 7/1 8/1 9/1 10/1 11/1 12/1 1/1 2/1 3/1 <属性型・地域型> AD 323 321 322 322 321 321 319 318 316 316 AC 2978 2990 3001 3004 3012 3020 3026 3035 3044 3051 CO 241447 241722 243424 244403 245805 246664 247784 248923 250295 251543 GO 818 810 813 814 815 812 810 813 814 821 OR 17231 17364 17529 17679 17813 17932 18040 18160 18269 18405 NE 17883 17703 17685 17559 17536 17482 17469 17441 17448 17433 GR 10020 9915 9884 9832 9813 9771 9752 9709 9659 9614 ED 4173 4158 4202 4247 4262 4293 4312 4332 4343 4358 LG 342 462 744 986 1292 1595 1781 2228 2611 2824 地 4251 4222 4220 4213 4217 4229 4238 4234 4245 4260 計 299466 299667 301824 303059 304886 306119 307531 309193 311044 312625 <汎用> 英 174398 173983 178871 182621 187040 192147 196777 199698 204166 209103 日 50462 46003 46015 45906 45615 45588 45485 45402 45374 45286 計 224860 219986 224886 228527 232655 237735 242262 245100 249540 254389 <全体> 計 524326 519653 526710 531586 537541 543854 549793 554293 560584 567014 (注)2004.1.1より、計測方法を変更 - n月の削除件数を、従来n+2月1日に反映していたが、 2004.1.1よりn+1月1日に反映することとした