警察庁 生活安全企画課
理事官 北村博文
学校のインターネット接続について
1 ネットワーク利用犯罪等の現状
(1)ネットワーク利用犯罪の例
○わいせつ画像のホームページ開設(11年5月 群馬)
○伝言板を利用した名誉毀損事件(11年5月 神奈川)
○インターネットを利用した薬物販売事件(11年2月 神奈川)
○パソコン機器通信販売名下の詐欺事件(11年2月 新潟)
○無限連鎖講防止法違反(ねずみ講)事件(11年2月 福岡・京都)
○掲示板(チャット)を利用した呼び出し事案(11年6月 和歌山)
(2)少年によるネットワーク犯罪
○高校生によるプロバイダのシステム乗っ取り事案(10年2月 東京)
○少年によるMP-3を利用した著作権法違反事件(11年3月 愛知)
○高校生によるわいせつCD-ROM販売事案(8年9月 京都)
(3)学校のネットワークに不正アクセスされID・パスワードが盗まれた事例
近畿大学(10年11月)、北海道教育大学旭川校(11年1月)
2 想定されるトラブル
(1)生徒が被害者となる場合
(2)生徒が被疑者となる場合
(3)学校のネットワークシステムが被害にあう
(4)生徒が他の生徒や学校のシステムを対象に不正行為を行う。
3 防止対策
(1)利用者(生徒)に対する教育
(2)セキュリティ対策の徹底(情報システム安全対策指針等の活用)
(3)ログの記録保存
4 警察の対応
(1)セキュリティ及び被害発生時の相談先
(2)不正アクセス禁止法の制定