第1回インターネット・ガバナンスに関する研究会 議事要旨
日時: 2000年2月14日(月) 15:00-17:00
場所: 如水会館
----------
司会: 坪 俊宏
議事次第:
1. 開会挨拶
2. インターネット・ガバナンス研究会 趣旨について
3. プレゼンテーション「ICANN」
4. 質疑応答
5. 閉会挨拶
----------
1. 開会挨拶(坪)
2. インターネット・ガバナンス研究会 趣旨について
荒野 高志(JPNIC 企画・国際部会)
資料「インターネット・ガバナンス研究会趣旨について」に基づき説明があった。
3. プレゼンテーション「ICANN」
大橋 由美(JPNIC 国際部国際課)
資料「ICANN - 資源管理ポリシーを調整する新しい仕組み作り -」に基づき
説明があった。
- 全世界にわたる資源管理ポリシーを調整する必要
- ICANNの決議は全世界的なポリシーとなるので、日本のインターネット
ユーザや企業に直接影響
JPNICのWebでも理事会の決議文など、ICANN情報を紹介している
- 一般(At-Large)会員は個人でICANNの運営に参加できる仕組み
- ICANNカイロ会議 3/7~10
ICANNのWebも日々更新されているので、頻繁にチェックすることが望ましい
4. 質疑応答
- アジア太平洋地域との協力にAPIA(Asia and Pacific Internet
Association)も入れてほしい。
AP地域からの参加を促すためにも皆様の協力をお願いします。
- IANAとICANNの関係は? これからも別々の動きをしていくのか?
また、IANAとJPNICとの関係は?
→ IANAからレポートが出たのはICANNへの移行途中であるため
別の動きをしているというわけではない
今後ccTLDの契約を結ぶ先はICANNであると考えている
ICANNを作るときのプランとしてはIANAの機能の移行があった
IANAとICANN、米国商務省などとの契約が新たに発生する可能性も
- ICANNの活動に貢献するボランティアができないか?
At-Large Member以外で貢献する方法はないか?
→ ドメイン名やIPアドレスについての実質的な議論に参加する
参加資格はオープンなので積極的に参加してほしい
- ASOの場合はドラフトを書いて出す人が不足している
ドラフトを書いて積極的に議論を進めていく必要がある
- 国別TLDの管理方針の統一性が保たれる仕組みは?
JPドメインの権限は?
→ ccTLDは各国別の主権が認められるべきであるという意見
(統一的である必要はない?)
あまり諸外国と異なるのも問題なので、ある程度はあわせる必要
gTLDの紛争処理方針を参考にJPNICでも紛争処理方針について議論
各国の主権を認めた上で統一できるところは統一していくべき
JPドメインについてはJPNICが社団法人であることで政府からも
認可されていると理解している
- 個人の意見でも取り上げてもらえる可能性はあるので、ぜひ参加してほしい
5. 閉会挨拶(坪)