ニュースレターNo.1/1994年4月発行
11. JPNIC データベースの利用
JPNIC データベースは、whoisという、 インターネットで広く普及している無償のソフトウェアによって検索できます。 このサービスはwhois.nic.ad.jpというアドレスで行っており、 IP接続によりインターネットに参加している組織の場合は、 このwhoisが利用可能な状態になっていれば
% whois -h whois.nic.ad.jp KEYWORD
とすることによりJPNICデータベースのキーワード検索ができます。 これにより
- 192.41.192.0というIPネットワークアドレスを持つ組織はどこか?
- ○○大学が取得しているドメイン名は何だったか?
- ××組織に対して送った電子メイルが、突然エラーメイルで戻ってくるようになった。相手組織の技術担当者に連絡を取るにはどうすればいいのだろうか?
といった、 日常のネットワーク管理において必要となる情報を入手することができます。 また、IP接続によりインターネットに参加していないが、 電子メイルなら利用できるという場合には、 JPNICで用意しているmail-serverの機能を用いることで同様の検索を行うことができます。 インターネットに接続されている典型的なUNIXのコンピュータでは次のようにして、 mail-server@nic.ad.jpというアドレスに電子メイルを送れば検索結果が返送されます。
% mail mail-server@nic.ad.jp
Subject:
whois KEYWORD
end
.
%
その他、現在はまだ実験運用の段階ですが、 gopherによるサービスも始めてます。 こちらの方はアドレスgopher.nic.ad.jpでサービスしています。
尚付録6にさらに詳しい説明を載せましたので御覧ください。