ニュースレターNo.11/1998年3月発行
3.JPNIC活動報告
3.4 JPNICのWeb改良について
1. JPNICの情報提供サービス
現在では、子供から大人まで非常に幅広い方々がインターネットを利用するようになってきました。そこで、JPNICに対しても、主要な業務であるドメイン名・IPアドレス等の登録管理に関わる情報はもとより、インターネットについての一般的な情報についても広く提供することが期待されるようになってきています。また、JPNICが社団法人化されたことに伴い、JPNICの運営に関する情報提供に対するご要望も数多くいただいています。
JPNICの情報サービス検討部会(Information Service Working Group、略称IS-WG)では、皆様からお寄せいただいたご意見やご要望を反映すべく、JPNICが提供するFTP(ftp://ftp.nic.ad.jp/)やWWW(http://www.nic.ad.jp/)などのオンライン情報提供サービスについての方針を決め、運用方法について検討しています。
2. Webページの更新手順
JPNICニュースレターNo.9で報告しました通り、IS-WGでは今年度の緊急課題としてWebページの更新に取り組みました。検討の結果、2つのステップを踏んで行うこととしています。
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ステップ1:目的:既存の資源を生かしての更新
―新規に作成するコンテンツはとりあえず最小限にとどめ、既存の情報へのインデックス作成を中心とする。
―要望や質問の多い事項をトップページから参照可能にする。
―運用体制をつくり、更新作業が滞らないようにする。 -
ステップ2:目的:基本設計から見直した抜本的な更新
―Webを参照するユーザの要求整理を行う。
―基本設計についてコンサルティングを受ける。
―デザインのプロの視点、JPNIC関係者以外の視点からも検討を行う。
―不足しているコンテンツを作成する。
ステップ1の作業は終了し、日本語ページについては1997年7月16日に大規模更新を行い、英語ページについても1998年3月9日に更新を行いました。現在はステップ1で検討した運用方針に基づき更新しつつ、ステップ2の大規模更新に向けて、委託業者を交えて検討段階に入っています。
3. ステップ1でのWebページ更新の効果
ステップ1による日本語Webページ更新後、アクセス数は飛躍的に増大しました。また、更新前はwhoisゲートウェイの利用がアクセス数の約半数を占めていたのに対し、更新後はその他の情報の割合が多くなりました。ステップ1ではコンテンツ自体はそれほど増えていないため、これまでも利用可能だった既存のコンテンツが、より利用しやすくなったと考えられます。
96/01 |wOOO 67.4 96/04 |WOOOO 101.3 96/07 |WWOOOOO 131.6 96/10 |WWwOOOOOOo 177.7 97/01 |WWWWWWWOOOOOOo 273.0 97/04 |WWWWWWWWWwOOOOOOOOOO 407.9 97/07 |WWWWWWWWWWWwOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOo 675.9 <= 97/10 |WWWWWWWWWWWWWWWWwOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO 1002.2 |----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+ 0 200 400 600 800 (x1000) コンテンツ O : 20 (x1000)件 o : 10 (x1000)件 Whois Gateway W : 20 (x1000)件 w : 10 (x1000)件