ニュースレターNo.12/1998年12月発行
2.最新トピックス
2.5 インターネットとセキュリティ
インターネットに接続されているシステムの設定状況をチェックするツールを用いた「弱点探し」が、国内の広い範囲において行なわれていることが JPCERT/CC (コンピュータ緊急対応センター)より報告されています。本件に該当すると思われる不正アクセス件数は、この3か月間で3,000件を超えています。
※ JPCERT/CC の報告については以下のURLをご覧下さい。
「ポートスキャンを用いた不正アクセス」
http://www.jpcert.or.jp/info/98-0004/
6月下旬ごろに、海外のサイトにおいて本件に該当すると思われるツールが公開されて以降、国内のシステム管理者から届け出情報が急増してきています。なお、この攻撃により直接の被害は発生しませんが、セキュリティ上の弱点が露見することになり、放置しているとその弱点を狙われて不正侵入等に至る可能性があります。JPCERT/CCでは、関係各方面にシステム管理の徹底を呼びかけています。
JPCERT/CC が受け付けた不正アクセス報告件数の推移
(http://www.jpcert.or.jp/anm/stats.html)
グラフ挿入
注:ここにあげた件数は、JPCERT/CC が受け付けた報告の件数であり、実際の不正アクセスの発生件数を類推できるような数値ではありません。
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