ニュースレターNo.16/2000年4月発行
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5-5 JPNICの「西暦2000年問題」対応結果報告
(JPNIC事務局)
JPNICの西暦2000年問題の対応結果について報告します。
JPNICでは、以下のような対応作業および年末年始の要注意日における対策を行いました。
対応作業
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DNS、WHOIS、各種申請処理システムにおける対応作業
- DNS (JPプライマリサーバ)
11月上旬に行われた移設作業により対応完了(ns1.nic.ad.jp → ns0.nic.ad.jp) - WHOIS
従来2桁だった西暦部分の日付表示の4桁化 - 申請処理システム
ハードウェア、ソフトウェアの両面から調査および修正作業などを実施
- DNS (JPプライマリサーバ)
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アナウンス
- Y2Kステートメント(1999年10月29日、1999年12月13日)
- 年末年始の業務予定について(1999年12月6日)
- 会員向け緊急連絡先について(1999年12月13日)
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外部関係各機関との緊急連絡網
- 各JP公式セカンダリサーバマシン管理担当
- Y2KCC/JP [http://www.iaj.or.jp/y2kcc/]
- JPCERT [http://www.jpcert.or.jp/]
- APNIC [http://www.apnic.net/]
- NSPIXP2 (KDD)
- 非常用電話回線の準備
要注意日の体制および状況
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1999年12月31日 正午 ~ 2000年1月1日 午後9時
- JPNIC事務局待機6人、自宅待機8人体制
- 1時間ごとにシステムヘルスチェックおよびStatus ReportをWebで公開
- 外部からの電話
- Y2KCC/JP より協力依頼が1本
- Y2KCC/JPにJP DNS/WHOISに関する速報を連絡(2000年1月1日 午前0時3分)
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2000年1月2日
- 申請処理システムの動作確認テスト
問題がないことを確認
- 申請処理システムの動作確認テスト
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2000年1月4日
- 通常業務開始
事後処理について
- Y2Kステートメントページのクローズ(2000年3月1日)
- 今後のチェック体制の改善
2000年3月現在の状況および今後の対応
JPNICの管理するDNS、WHOIS、および各種申請処理に関する全てのシステム・機器などについて、西暦2000年問題に関する確認作業を実施した結果、不具合などの問題は発生していません。これまでの調査・確認作業を通じて、西暦2000年問題は重大な問題を引き起こすものではないと考えております。
西暦2000年問題では特に細心の注意を払って作業を続けてまいりました。JPNICは今後もインターネットの安定運用のために最大限の努力を続けていきます。