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ニュースレターNo20/2002年3月発行

5 2001年 インターネットトピックス

(JPNIC News & Views より抜粋)

5-1 第51回IETF報告

(2001年9月14日発行 vol.1より)

2001年8月5日から10日に、ロンドンで第51回IETF Meetingが開催されました。JPNICに影響のある主なトピックは以下のとおりです。

Internationalized Domain Name Working Group (IDN WG)

今回はコンセンサス作りを強く意識した準備と進行が行われました。準備として6~7月にかけて今後WGが注力するInternet Draftの絞り込みと分類を行い、進行としては絞り込まれたInternet Draftの評価に関する発表とWGとしての選択を分類ごとに行うという方式が取られました。

多言語で表記された文字列をアスキー文字列に変換するASCII Compatible Encoding(ACE)方式は、AMC-ACE-ZをMeetingにおける選択としました。また、ドメイン名の比較のために、DNSプロトコル上での多言語ドメイン名の表現方式に関わらず名前の正規化(NAMEPREP)を行う必要があることが確認されました。

DNSプロトコル上での多言語ドメイン名の表現方式としては、アプリケーションレベルから解決を図るInternationalizing Host Names In Application (IDNA)方式に多数の支持が集まりました。拡張DNSプロトコルを用いたUTF-8とACEの混在方式(UDNS)、多言語ドメイン名の別名を定義するための新しいリソースレコードを定義する方式(UNAME)には多数の不支持が集まりました。

DNSEXT&NGTRANS

IPv6のアドレスレコードはAAAAを標準(standard)とし、A6は実験(experimental)のステータスとすることになりました。したがって、今後IPv6のアドレスレコードはAAAAでのみ設定すればよいことになります。

Provisioning Registry Protocol (Provreg)

レジストリとレジストラ間のドメイン登録に関する手続きの一方式を示したNSI Registry Registrar Protocol (RRP)ですが、これをNSI(現VeriSign GRS)以外のドメインレジストリとレジストラ間でも使えるように拡張するGeneric Registry-Registrar Protocol Requirements (GRRP)の要求仕様と方式を検討するWGがProvregです。Extensible Provisioning Protocol (EPP)、Object Provisioning Protocol (OPP)、Extensible Registry Protocol (XRP)の3方式が提案されて、WGとしては一つの方式(未定)に注力しようということになりました。

Whois BoF (Birds of a Feather)

Whoisのqueryやresponseを統一した形式にすることを検討するWGを立ち上げようというBoF。Whoisの形式が統一されると現在のJPNIC方式ではなくなる可能性が高いので、その場合はシステムの刷新が必要になり広範囲に影響が及ぶことになります。

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